国家公務員採用試験(総合職)のスケジュール!試験内容も合わせて紹介!

就活と公務員
2018年02月11日
役所

はじめに

公務員総合職は一般職よりも重要な役職に就く機会が多く、その責任も重くなっており、いわゆる出世コースを歩むことができます。

その分、試験の難易度も高くなっていることから、しっかりとした対策を練ることが合否を大きく分けるでしょう。

今回は国家公務員試験(総合職)のスケジュールから試験概要、実施される各試験内容の対策方法を紹介していきますので、チェックしてみてください。

目次

  1. 国家公務員試験(総合職)の試験概要を押さえよう!
  2. 国家公務員試験(総合職)試験スケジュール
  3. 国家公務員試験(総合職)の試験内容は?
  4. まとめ
スポンサーリンク就活の証明写真を撮るのにおすすめの写真館の選び方とまとめ
スポンサーリンク就活の証明写真を撮るのにおすすめの写真館の選び方とまとめ

国家公務員試験(総合職)の試験概要を押さえよう!

パソコンに向かう男性

国家公務員試験といっても、民間企業が実施する新卒採用試験とは大差ありません。

しかし筆記試験を見れば出題される問題は難易度が高くなっており、専門性を問われる内容になっているだけでなく、面接に関しても質問内容が大きく異なっています。

国家公務員試験にはいくつかの段階を経ることによって、より優秀な人材を選んでいることから、まずはしっかりと試験概要を押さえていきましょう。

試験区分は大卒と院卒で大きく変化

国家公務員試験総合職の試験では試験区分が大きく異なっています。

試験区分は、民間企業での言うところの「営業職」や「総合職」などに相当し、応募段階でどの試験を受験するのかを決定しなければなりません。

院卒者試験
行政、人間科学、工学、数理科学・物理・地球科学、化学・生物・薬学、農業科学・水産、農業農村工学、森林・自然環境、法務
大卒者試験
政治・国際、法律、経済、人間科学、工学、数理科学・物理・地球科学、化学・生物・薬学、農業科学・水産、農業農村工学、森林・自然環境、教養

このうち、法務と教養に関しては秋試験で実施されることになっています。

試験内容は変更されることを覚えておこう

国家公務員試験は「国家公務員法」によって定められた試験となっており、国の政策や方針によって試験内容が変化する場合があります。

単純に優秀な人材を求めているわけではなく、目まぐるしく変化する日本社会の行政需要に対応できる人材を活用することを目的としていることから、毎年同じ試験内容で行われていないことを覚えておきましょう。

特に総合職の面接対策ではこの点がポイントになってくるため、日本社会の動向などをテレビのニュースや新聞などから押さえておきたいところです。

国家公務員試験(総合職)試験スケジュール

カレンダー

平成30年度の国家公務員試験(総合職)の試験日程は以下のようになっています。

・一次試験日
4月29日

・二次試験日(筆記)
5月11日

・二次試験日(面接)
院卒者…6月8日~6月15日
大卒…5月29日~6月15日

最終合格者発表は6月29日に行われるため、各試験で結果を残せるように頑張りましょう。

国家公務員試験(総合職)の試験内容は?

筆記道具

合格までの道のりは、2つの筆記試験を突破して面接を受け、試験合格後には官庁訪問が始まります。

国家公務員試験で出題される問題は、いずれも難解な内容となっていることから、事前の勉強だけでなく対策もしっかりと練らなければなりません。

また、官庁訪問についても、どんな内容が行われるのかを事前に押さえておきましょう。

ここでは各試験の内容や対策について触れていきますので、総合職の国家公務員試験を受験しようとしている人は確認しておいてください。

一次試験・二次筆記試験

一次試験ではマークテスト方式が採用されており、教養試験と専門試験各40問で構成されているのが特徴です。

出題範囲はとても広くなっていますが、深い知識までは求められていないと言えるものの、全般的に勉強しなければボーダーラインを超えることはできません。

二次試験では選択式の記述式問題が実施され、用意された大問から3つを自身で選択して書き込んでいく内容となっています。

また、政策論述も課せられるのが二次試験の大きな特徴で、出題される内容を記入していく内容となっていますが、配点が高くなっていることから、文字数と出題内容を間違えなければ問題なくクリアできるでしょう。

二次面接

一次試験と突破した者が受けることができる二次面接ですが、質問される内容は思っているよりも難しくないのが特徴です。

人間性や発言内容に大きな問題が見られない限りは落ちることはありませんが、事前に民間企業で面接の練習として受けておくといいかもしれません。

なお、面接は5段階評価で評価されることになっており、この時に最低評価となるE判定となってしまうと、筆記試験が良くても不合格となってしまいます。

官庁訪問

最後の関門となるのが官庁訪問で、最大3庁に訪れて面接を受ける場となります。

訪問する省庁によって内容が大きく異なってきますが、1ターム内で何度も面接を受けることがあり、面接官も歴が長い人から若手職員など様々です。

内容も個人面接から集団面接、グループディスカッションといった内容が実施されているため、一度民間企業の採用試験を経験しておくことをおすすめします。

筆記試験だけをクリアすればいいと疎かにされがちな国家公務員試験ですが、最大の難関は官庁訪問にあると言え、5タームある長丁場において気を緩めてしまえば、内々定を勝ち取ることは難しいと言えるでしょう。

まとめ

面接対策が疎かにされがちな公務員試験ですが、しっかりとした対策や練習をしておかなければ足元をすくわれてしまいます。

民間企業の採用試験に応募してみることや、地方公務員試験との併願を考えるなど、あらゆる手段を考えてみて最善の対策を練ってください。