アパレル業界の現状と課題

アパレル業界
2018年02月17日
アパレル業界

はじめに

こんにちは。

今回は衣食住のうちの衣の産業であるアパレル業界について、特にその現状と課題について紹介していきたいと思います。

皆さんは「アパレル業界」と聞くとどの様なイメージをされるでしょうか。

華やかでファッショナブルなイメージをされる方が多いのはないでしょうか。

確かにそのような一面もありますが、業界としては今、重要な局面にさしかかっています。

目次

  1. アパレル業界とは
  2. 現状
  3. 課題
  4. 企業紹介
  5. おわりに
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アパレル業界とは

アパレル業界

アパレル業界とは、商品の企画、製造、流通、販売の全て表します。

販売以外はアパレルメーカーとも呼びます。

つまり、多くの職種・仕事内容があるので、自分はアパレル業界において、どの様な仕事をしていきたいのかを考えてみましょう。

現状

業界動向SERCH.COMさんによると、アパレル業界の業界規模は5兆3750億円で、昨年からの伸び率は6.6%です。

しかし、人口減少や消費者の低価格志向により、近年の市場規模は横ばいで推移しています。

業界内では、ファッション性が高く、低価格な商品を展開するSPA(製造小売業)が台頭しています。

具体的には、ファーストリテイリングや、しまむらなど一部の大企業です。

しかし、SPA型専門店以外のメーカーは業績を落とすという傾向が近年見られます。

つまり、業界内での優勝劣敗が進み、この傾向はこれからも続くとみられています。

課題

多くありますが特に以下の4つが大きな課題となっています。

オーバーストアとオーバーサプライによる価格の低下

現状として、国内には多くの店と、モノが溢れています。

つまり、

  • ・オーバーストア(出店過剰)
  • ・オーバーサプライ(供給過剰)

の状況にあります。

これにより、同じような店舗ばかりが増え、店舗、そして商品への魅力がなくなってしまっています。

また、同時に似たような商品が発売され、どこの店舗でも買えるものが増加しています。

その結果、

「商品が売れない→値引きをする→企業収益が悪化する」

という悪循環に陥っています。

商品企画力・開発力の低下

国内の多くのアパレル企業は、自社で企画・開発する力を持ち合わせていません。

そのため、どこかのブランドが企画・開発して売れた商品を真似たり、企画力のある他社にデザインを委託したりして、生産しています。

また、最近は「トレンドの短サイクル化」が進んでおり、売れる商品しか作りたくないと考える企業が多く、生産の消極性につながっています。

つまり、

無難な流行モノを追うモノづくりが増えたことで、他社との違いが出しにくい商品が増え、商品の魅力が低下

しているのです。

サプライチェーンの衰退

アパレル製造の従来の体制は、水平分業体制です。

具体的には、アパレルメーカーが、アパレル製品を企画・生産し、アパレル小売店がそれを仕入れて販売していました。

しかし、近年、トレンドの短サイクル化、コスト削減などのニーズに対応するため、サプライチェーンの在り方に変化が起こっています。

特に成長しているのはSPA型専門店です。

SPA型専門店が成長している理由は

  • (1)直接仕入れをすることで、流通コストを削減し、多店舗展開をしているから
  • (2)大手素材メーカーと長期的に関係を築き、原価低減に力を入れ、高収益化を実現したから

です。

SPA型ではない、つまり従来のサプライチェーンである多くのアパレル小売業者は、素材メーカーや縫製工場などとの長期的取り組み関係を構築できていない為、高収益化を実現できていません。

その結果、企業としての体力がなくなり、事業継続出来ない企業が続出しています。

オムニチャネル化

ネット通販の拡大により、アパレル業界も店舗だけでなく、オムニチャネル化が成長のためには欠かせない要素になってきています。

アプリ開発といった、Web販路拡大のためのM&Aが増えています。

企業紹介

アパレル業界

1.ファーストリテイリング

SPA企業として世界3位の大手です。

  • ・「ユニクロ」
  • ・「ジーユー」
  • ・「セオリー」

など、傘下には多数のブランドがあります。

「ユニクロ」の成長はもちろん、近年では「ジーユー」もグループ第2の柱として成長させていくようです。

世界18の国と地域に展開しています。

特に中国を中心に海外出店を加速させています。

平均年齢

37.3歳

平均年収

764万円

しまむら

「ファッションセンターしまむら」を主力として全国展開をしています。

店舗数は、国内は1300店舗以上で、海外展開も行なっています。

店舗数を多くすることで、地域に密着して、品質の良い衣料を低価格で提供しています。

平均年齢

40.1歳

平均年収

593万円

青山商事

紳士服チェーンの最大手です。

スーツ販売数量世界一のギネス記録を持っています。

「洋服の青山」を主力とし、その他にもレディス専門店「THE SUIT COMPANY」といった、ビジネスウェア事業があります。

さらに、「AMERICAN EAGLE OUTFITTERS」や、フランチャイズ事業として「2nd STREET」、「焼肉きんぐ」等、あらゆる分野に事業展開しています。

平均年齢

35.5歳

平均年収

490万円

おわりに

アパレル業界

いかがでしたでしょうか。

アパレル業界は、今、重要な局面を迎えようとしています。

当業界の現状と課題を把握しておくことで、各企業の取り組みに対してより理解が増すと思います。

そしてこの記事が、アパレル業界を志す就活生の皆さんに、将来、『自分に何ができるのか』、『自分は何がしたいのか』を考えるきっかけとなっていたら幸いです。

参考文献
・『アパレル業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』、岩崎 剛幸著、2017年
・『就活四季報』、東洋経済新報社、山縣裕一郎発行、2016年