
もくじ
1.はじめに
このページでは、前編の『就活生が自己PRを書き出す前に読んでほしい話』を踏まえて、自己PRを効率よく書く方法を実践する上で事前に準備しておくべきことをまとめるよ。ここでは、
が分かってもらえればOK!
2. 自己PRの特性を逆手に取ればESは10秒で提出できる
自己PRの特性を逆手に取る
「自己PR書かなくちゃ!」といきなり準備してしまう場当たり的な取り組みはムダしか生まない。就活における自己PRの扱われ方から逆算して、就活において自己PRの準備はどういう順番で、何を行っていくべきかを最初に説明するね。自己PRの事前準備を行う上で理解しておくべき事実は
自己PRは使い回しが出来る
ということ。

自己PRは
- ■ 自己PRを教えて下さい。
- ■ あなたの強みを教えてください。
- ■ 学生時代頑張ったことを教えて下さい。
- ■ 学生時代力を入れたことを教えてください。
と言った具合に、質問の形は変わることがあるけど、企業側が知りたいことは同じなのね。
従って、1社につき1つずつ作らなければならない志望動機とは異なり、自己PRは1つ作れば全業種・全企業に対して使い回すことができる。だからこそ早い段階で
- ● 使い回しできる汎用性が高い(どの企業でも使える)自己PR
- ● 通過率を高められる高品質な自己PR
を準備しておくことが、後々の時間創出につながり、ひいては就活における成果へと繋がるんだ。
具体的に自己PRの何をどう準備すれば良いのか
じゃあ、具体的に何をどう準備すれば良いのか?
それは
“自己PRはESにコピペできる状態にしとけ”
ということなんだ。
一般的に就活のエントリーシートで聞かれることは
- 自己PR/学生時代頑張ったこと
- 志望動機
- 独自の質問(最近関心のあるニュースや、シミュレーション能力を問う質問等)
の3つに集約できる。従って、自己PRのパートはコピペで終わらせられるように準備しておけば、準備してなかった就活生の3分の2の時間でエントリーシートを提出できる。
更に、中には、1番の自己PRしか聞いてこない企業もある。こういう企業の場合は、コピペだけで提出できるわけだから、提出に要する時間は10秒かからないんじゃないかな?
3. ESを10秒で出すために、行っておくべき3つの事前準備
自己PRをコピペで出して、エントリーシートのタスクを3分の2に圧縮するために、行っておくべき事前準備は
- 自己PRのパターンを3種類用意しておく
- 3つの自己PRは事前に200文字~800文字で用意しておく
- 3つの自己PRに”想定問答集”を作っておく
の2つだ。
自己PRのパターンは3種類用意しておく
自己PRのパターンを3種類用意しておくとは、例えば、
- ゼミ
- サークル
- バイト
といった形で、自己PRを行うためのネタを3種類別々で用意しておくということ。ちなみに最初の文字数は400-600文字ぐらいで書くと良いよ。あとから、拡張するときに楽だからね。
この自己PRを3パターン用意しておくことが大切。「え、1つじゃだめなの?」と思う就活生も多いかもしれないけど、3つ備えておくことのメリットをは沢山あるんだ。
自己PRを3パターン作っておくことの3つのメリット
- ESにおいて2つ以上自己PRやガクチカを聞かれることがある
- 面接において、2つ以上自己PRやガクチカを聞かれることがある
- 企業の相性に合わせて最適な自己PRを提出することが出来る
1.ESにおいて2つ以上自己PRやガクチカを聞かれることがある
例えば
- 学業において学生時代頑張ったことを教えて下さい。
- 学業以外において学生時代頑張ったことを教えて下さい。
といった形で、自己PRを複数聞かれることがある。自己PRを3パターン用意しておけば、秒殺で提出することが出来る。
2. 面接の場において、2つ以上自己PRやガクチカを聞かれることがある
自己PRやガクチカを2回以上求められるのはエントリーシートに限ったことじゃない。面接が始まると、就活生は自己PRを話すことに慣れ、受け答えにも慣れてくる。そうなると、学生のとっさの場面での地頭の良さ、機転の効き具合といった能力が査定しづらくなってしまう。そこで、1つの自己PRを話し終わった途端に面接官から
「今の自己PRの他に頑張ったことはありますか?」
という質問が飛んで来る。1つしか用意してなければあたふたしてしまうだろうし、とっさに組み立てた自己PRが事前に準備しておいた自己PRの品質を上回ることは難しいだろう。しかし、事前に3パターン用意しておけば、他のテーマを話せば良いだけだ。面接も時間が限られているので、さすがに4つ以上聞かれることは無いだろうが、どうしても不安なら自分で心配がなくなる個数まで自己PRのパターンを増やしておけばOKだよ。
3. 企業の相性に合わせて最適な自己PRを提出することが出来る
みんなが食べ物に好みがあるように、企業にも求める人材に対して“好み”がある。例えば、リクルートやサイバーエージェントの様に、リスクを取って新規事業をガンガン打ち立てて、関係者をガンガン巻き込んでいく営業力が重要となる会社と、電力会社のように、リスクを極力小さくし、計画的安定稼働を求められる会社では求める人材の好みは変わってくるよね。
自己PRが1つしかない場合、自分が作った自己PRと毛色が合わない企業の選考が不利になってしまうが、自己PRを3つ作っておけば、例えば、保守的な企業にはゼミのテーマ、先進的な企業には居酒屋のアルバイトのテーマを提出する等、最適な自己PRを提出していくことができる。ちなみに、この好みは、その企業が行っている価値提供のプロセスとエントリーシートの質問文から読み取っていくのだけど、それは別の記事に譲るね。
自己PRは200文字から800文字に拡張しておく
こうして出来上がった3つの自己PRをそれぞれ
- 《バイト自己PR》
- 200文字ver
- 300文字ver
- 400文字ver
- 500文字ver
- 600文字ver
- 700文字ver
- 800文字ver
といった形で、最初400~600文字で作った自己PRを100文字刻みで拡張し、ワードファイルで保存し、クラウド保存しておく。
殆どの企業のエントリーシートで求められる自己PRの文字数は200文字から800文字程度。この事前準備を実践しておくことによって、ほとんどのESをコピペで提出することが出来るようになるんだ。
3つの自己PRに”想定問答集”を作っておく
自己PRを3パターン作り、200-800文字へ拡張したら、最後は”想定問答集”を作っておこう。想定問答集とは、文字の通り、”想定される問の答えを集めたもの”のことだよ。自己PRはESで出して終わりじゃない。最終面接、ヘタしたら配属面談まで語っていくことになる。もし、内定というゴールをみこさず、「ESさえ出せればいいや」という場当たり的な準備の仕方をして、面接で論理破綻なんてしてしまったら、面接の通過率は劇的に低くなってしまう可能性が高いんだ。
よって、自己PRの準備段階で想定問答集を作り、面接においてもしっかりと受け答え出来るような自己PRになってるかどうかを確認・修正しておく必要があるね。内定はエントリーシートを出して、面接を突破してはじめて出るんだ。本気で内定を取りに行こうと思ったら、最初の段階からそれを見越して行動していく必要がある。
4. 自己PR事前準備チェックシート
最後に自己PRの事前準備で必要となるもののチェックシートを作っておくね。自己PR準備の進捗を追うときの参考にしてみてね。

5.まとめ
この記事の内容をまとめるね。
これが伝わっていればOKです!具体的な方法は、それぞれの記事で確認してね!
この記事の続編は「就活の自己PRのテーマはどうやって選んだら良いのか?」はコチラ