はじめに
入社したいと思っている会社や、興味を持っている会社で働いている、同大学出身のOBやOGを訪問し、会社の魅力や仕事のやりがいなどを聞くことができる「OB訪問」。
もしチャンスがあるならばぜひとも参加しておきたいものではありますが、どのような流れで参加すれば良いのでしょうか。
今回は、OB訪問を行うまでの流れとやるべきことについて見ていきましょう。
もくじ
OBを見つけよう
OB訪問を行うには、希望する会社にOBがいるかどうかを調べなければなりません。
まずは身近なところから、ゼミやサークルの先輩などに問い合わせてみると良いでしょう。
そこで見つからない場合は、大学のキャリアセンターに行ってみましょう。
大学のキャリアセンターは企業とのコネクションを持っており、OB・OGの情報もしっかりと入手できている可能性が高いのです。
そこでも見つからなかった場合は、企業へ直接問い合わせてみても構いません。
場合によっては、直接のOBやOGではなくても、年齢の近い若手社員から話を聞く機会をもらえるかもしれません。
同時に、志望度の高さをアピールする材料にもなりますね。
OBを訪問しよう
OBやOGが見つかった場合は、次のステップとしてアポイントを取るようにしましょう。
訪問日時と場所を調整し、遅刻等をすることなく、10分前には到着できるように動くと良いですね。
服装はスーツが基本です。
OB訪問は就職活動の一環。
ビジネスマナーをしっかり押さえた対応することが求められます。
積極的に質問をしよう
OB訪問が実現したら、積極的に質問をして、たくさんの情報を引き出せるようにしましょう。
仕事の具体的な流れや、人間関係、社内の雰囲気など、実際に働くからこそ見える情報を聞くようにしていきたいですね。
また、良い情報を仕入れるのはもちろんですが、逆に大変だったこと、想像と違っていたことなどの、ある意味ネガティブな情報も遠慮せずに聞いておきましょう。
希望や夢だけを見た企業理解よりも、現実や厳しい面も理解した上での企業理解の方が、人事担当者の心を動かせるはずです。
OBやOGは年齢も比較的近い場合が多いでしょうから、きっとあなたと近い感覚の意見を聞くことができますよ。
お礼メールを送ろう
OB訪問を終えたら、その日のうちに必ずお礼メールを送るようにしておきましょう。
OBの貴重な時間を頂いたわけですから、その感謝の気持ちを伝えることは社会人として当然のマナー。
これを怠ってしまうと、「あの子はマナーがなっていない」となってしまい、せっかくOB訪問をしたにも関わらず、逆に印象を悪くしてしまうこともありえます。
OBやOGは採用担当者との接点も持っているでしょうから、少し下世話な話かもしれませんが、どんな人にも良い印象を持ってもらえるように、意図的に行動した方がよいでしょう。
メール文面に関しては、宛名と自身の署名をしっかり記載していれば、体裁は比較的自由です。
しっかりと感謝の意を伝えつつ、どの部分がより印象に残っているか、などの具体的な話題を盛り込めるとなお良いと思います。
まとめ
OB訪問をしようと思った際に、やっていくべきこととその流れについてみてきました。
就職活動においては、必ず実施しなければいけない項目、というわけではありません。
しかしだからこそ、実施することによって、他の候補者との差を広げるチャンスになるでしょう。
一方で、誤った対応をしてしまうと、逆に評価を下げてしまう、というリスクもはらんでいます。
就活生は学生でありながら、社会人の一人でもあります。
完全ではないにしても、正しい敬語やビジネスマナーを守れるように、しっかりと準備しておかなければなりません。
OB・OG訪問を活用し、企業への理解を深めるとともに、自身の就職活動を成功に一歩でも近づけることができるとうれしいですね!