はじめに
面接のはじめや終わりに面接官から雑談を振られたり、面接自体が雑談中心だったりすることがあります。
よくある質問の対策に注力していた場合、雑談を振られると戸惑ってしまうかもしれません。
はたして、面接の雑談にはどのような意図があるのでしょうか?
目次
- 面接での雑談の目的とは?
- 面接官は雑談でコミュニケーション力を見ている
- 面接の雑談は会話のキャッチボールができればOK
- 面接の雑談で好印象を与えるためには?
- 言葉づかいに気をつける
- 会話が途切れないようにする
- 素を出しすぎない
- まとめ
面接での雑談の目的とは?
面接官が単純にあなたの近況や人柄を知りたい場合や、リラックスさせたい場合によく雑談が振られます。
深い目的があるケースは稀なので緊張しすぎる必要はありませんが、ここで気を抜いてしまってはいけません。
雑談はあなたの素が一番出やすいシーンなので、親しい友だちと話すノリで回答してしまったり、失礼なことを言ってしまったりすると、面接官に悪い印象を与えてしまう可能性があります。
面接官は雑談でコミュニケーション力を見ている
他愛のない話であっても、面接官は雑談を通してコミュニケーション能力を見ていることは間違いありません。
人は雑談を通して関係性を築きます。
仕事は団体戦なので、最低限の協調性はなければ仕事もスムーズに進まなくなってしまいます。
企業に入社すれば他の社員と雑談する機会も多いですし、営業先などでクライアントとアイスブレークの会話をする機会もあります。
関係性を築いていく上で必要なコミュニケーション力は、仕事において想像以上に重要なことなのです。
面接の雑談は会話のキャッチボールができればOK
とは言え、場を盛り上げたり切れ味鋭い切り返しができる必要はありません。
高いコミュニケーション力があるに越したことはないですが、口下手であっても全く問題ありません。
面接の雑談では、質問されたことに対して正しく答える、という基本的な会話のキャッチボールができれば十分です。
そのためにも、面接官の質問はしっかりと聞き、自分なりの言葉で回答しましょう。
質問が聞き取れなかった場合は素直に聞き返しましょう。
曖昧なままズレた回答をしてしまっては、会話のキャッチボールができない人だと思われてしまう可能性があります。
面接の雑談で好印象を与えるためには?
何気ない雑談ではありますが、回答の仕方によっては良くも悪くも印象に大きな影響を与えることになります。
面接の雑談ではどのようなポイントに注意すべきか、好印象を持ってもらうためのコツを紹介いたします。
言葉づかいに気をつける
当たり前ですが、雑談だからと言ってタメ口で話すのはNGです。
面接官は年上かつ社会人の先輩です。
普通の面接の時と同じように、丁寧な敬語を崩さないようにしてください。
「マジで」「ヤバい」「超」などといった、若者言葉を乱用するのも印象がよくありません。
年配の面接官であればとくに言葉づかいには気をつけましょう。
会話が途切れないようにする
「休みの日は何をしていますか?」「寝ています」…では会話の進展がありませんよね。
「寝てばっかりなのでダメだなと思い、新しい趣味を探しているんです。〇〇さんのオススメの趣味ってありますか?」
といったように、面接官に質問をし返したり、食いついてもらえるような情報を伝えたりして、会話が途切れないようにしましょう。
面接は将来一緒に働く仲間を探す場です。
雑談が盛り上がることで、「この人と一緒に働きたいな」と思ってもらえる可能性は十分あります。
会話が途切れないようにするためにも、ぜひ面接官に興味を持って会話をしてみてください。
素を出しすぎない
面接では緊張して素が見えづらいので、リラックスして素を見るために雑談をするケースがあります。
表情豊かに話したり、少しだけ砕けたような口調になったりするのは「いい子だな」と思ってもらえる要素にもなります。
しかし、油断して素を出しすぎてしまってはいけません。
面接官はほぼ初対面に等しい相手ですので、親しい関係性を築いた友だちと同じノリで話したら失礼になってしまいます。
また、話す内容にも配慮するようにしてください。
政治や宗教など思想に関わることや、他人を過剰に批判することは、オフィシャルな場にふさわしくありません。
面接の雑談では「自分のかわいらしいところを見せてやろう」といった心持で、節度を持って楽しく会話しましょう。
まとめ
面接の雑談は、あなたの魅力を知ってもらういい機会です。
高度なコミュニケーションスキルは求められません。質問に対してきちんと答えて、楽しい会話ができれば十分です。
適度にリラックスしつつ適度に緊張感を持って挑めば大丈夫。
丁寧な言葉づかいに気を付けて、雑談で面接官に良い印象を持ってもらえるようにしましょう。