JAXA(宇宙航空研究開発機構)<落選>のES 2018卒 2

ES研究所

研究テーマ(ゼミ・卒業論文等)

①研究テーマの概要を簡潔に説明してください

 私は心理言語学ゼミで、「人間の文章理解プロセス」に関する理論と、それを実証するための実験手法について勉強しています。
 3年生の前期には、「袋小路効果(garden path effect)」という、文を最後まで読む上で混乱が生じる現象についての論文で心理言語学の基礎を学びました。例えば、”The girl hits the man with a stick.”では、”with a stick”が”the girl”にかかるか”the man”にかかるかによって、文の意味が変わります。このような現象がなぜ起こるのか、またこういった研究を基礎に、失語症に関する研究もされていることがわかりました。
 後期には、前期に学んだ理論をもとに、自分たちでも実験プロジェクトを実施しました。具体的な内容としては、和文における名詞と、それを修飾する関係詞節の位置関係によって、読み上げ時間や文章の理解度にどの程度の差が出るか調査するものでした。私は5人の班で文章理解テストの作成・実験の実施・データの統計処理・プレゼンテーションに取り組みました。
 

②この研究テーマをなぜ選んだか(理由)、何を実現したか(結果)、結果から何を学んだか(学習)の順で記入してください。

(理由)

私は英文学科で言語学関連の授業を中心に受講する中で、「ことば」そのものをサイエンスの観点から研究する分野があることを知りました。心理言語学ゼミでは理論を学ぶだけでなく、自分たちでも実験プロジェクトに取り組める点に魅力を感じ、受講を決めました。

(結果)

3年次後期の実験プロジェクトは、過去に行われた研究の実験手法を踏襲し、5人の班で『文章構成と読み上げ時間に関する実験』を行いました。この結果、名詞とそれを修飾する形容詞の距離が近いほど、文章の読み上げ時間が早くなることから、『理解が容易である』構成だと結論づけられました。

(学習)

この実験プロジェクトは、過去の研究で用いられた実験手法を元に、自分たちで文章理解テストを作成することから始まりました。データを集める中で、思うような結果が出ない時には、教授やゼミ外の学生など第3者の目線を取り入れることで、テストの改善に取り組みました。その結果、最終発表には有意なデータを持って臨むことができました。私はゼミでの活動を通し、「研究における丁寧さと客観的視点の大切さ」を学びました。この経験を、来年度の卒業論文にも活かしたいと考えています。

JAXAに入社を希望する理由

私が貴構を志望する理由は、「究極のグローバル舞台」である宇宙産業の振興に携わる中で、世界中に影響を与えられることにあります。私はつくば市の出身で、小さい頃から貴構をはじめとする研究機関の一般公開を訪れては、最先端の技術に心を躍らせていました。大学3年生になり、「文系総合職として科学技術の振興に携わりたい」という思いを持って就職活動に取り組み始めた頃、大西宇宙飛行士のミッション報告会を聴講するチャンスを得ました。イギリスのEU離脱やトランプ政権の発足、テロリズムへの警戒などに見られるように、近年世界中で内向き志向が顕著になってきています。そのような中、複数の国が協力して巨大プロジェクトに取り組む宇宙産業は、これからの国際協力体制を支えていく存在になると思います。このような理由から、私は貴構の事務系総合職として「究極のグローバル舞台」である、宇宙産業の可能性に挑戦していきたいと思います。

JAXA職員として挑戦したいこと

将来希望する職務・分野

プロジェクトマネジメント

挑戦したいこと

 私は貴社の職員として、プロジェクトマネジメントに携わり、人類文明をさらに振興・存続させるための手段を解明することに挑戦したいと考えています。この挑戦に対しては、様々な角度からのアプローチが可能ですが、私は宇宙開発を通して、まず以下の2つに携わりたいと考えています。
 まず、「宇宙でしかできない実験を用いた研究開発です。無重力空間でのマウス飼育実感など、地球上では実施できない実験による研究開発の実施により、医療や材料開発の大きな進歩に繋がると考えるからです。地球上ですでに研究がされている分野であっても、宇宙空間で実施することで新たな発見・進歩に繋がる点に魅力を感じています。これにより、科学技術を用いたさらなる発展が可能になります。もう1つは、他の惑星のテラフォーミング計画です。将来的に、地球上で大規模な人口爆発に伴うエネルギーや食料の不足が危惧されています。このような中、宇宙開発を通して火星など他の惑星の地球化計画を進めることは、人類存続可能環境を拡大させるだけでなく、研究を通して地球環境のメカニズムを解明し、今ある地球環境の保全にも役立てることができると考えるからです。テラフォーミング計画には数百年の歳月を要するとも言われていますが、私はそのプロセスに関わることで、数百年後も、地球環境と人類文明を存続させることに貢献したいです。
 以上のことから、私はプロジェクトマネジメントに携わり、宇宙研究開発を通して、世界中かつ未来の人類文明のさらなる振興・存続の手段を解明することに挑戦したいと思います。

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