もくじ
1.はじめに
こんにちは。エントリーシート研究所の見谷です。就活って大変ですよね。
電話はまだかな…、ES締め切りがたくさんある…、手書きの履歴書って面倒臭い…、もう次から次へとやならければならないことがたくさんあって疲れちゃいますよね。だからといって、息抜きするのも罪悪感があって気が進まないですよね。
そこで今回は息抜きしながらも「ああ、私はいま業界研究をしている。ほんとに意識高いわ。」と思えるドラマを紹介します。一応ドラマなので脚色されている部分もありますが、基本的な構造は合っているのでまだ見たことないドラマがあれば是非見て下さい。
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2.業界研究に繋がるドラマ
不毛地帯(総合商社の業界研究)
出典:不毛地帯|FOD
ドラマの概要
- 業界:総合商社
- 制作:フジテレビ
- 原作:『不毛地帯』山崎豊子
ドラマのあらすじと紹介
総合商社を舞台としたドラマです。主人公の壹岐正(唐沢寿明)は戦時中に陸軍中佐で大本営参謀として活躍した、頭がキレキレな人物でした。
伊藤忠商事の元社長だった瀬島龍三がモデルです。戦後は元軍人でありながらその能力を買われ、総合商社である近畿商事(伊藤忠商事がモデル)に入社します。
入社後、壹岐正はアメリカから戦闘機製造を受注しようと奔走します。しかし、そこは一筋縄でいかない商社業界なんです。あの手この手を使うのですが、中には「いや、それはまずいでしょ…。主人公なのにそんなことするのか…」と思ってしまう手を使うのであります。
「これが商社か…」と思わずにはいられない、観ている人の方が緊張してしまうドラマです。
そして、竹之内豊ファンの女性就活生の皆さん、不毛地帯は必見です。竹之内豊がめちゃくちゃかっこいいんです。彼の夢を追い求める姿に魅了されましょう。商社マンのかっこいい部分も存分に含まれているドラマです。
半沢直樹(銀行の業界研究)
出典:半沢直樹|TBS
ドラマの概要
- 業界:銀行(メガバンク)
- 制作:TBS
- 原作:『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』池井戸潤
ドラマのあらすじと紹介
いわずと知れた大ヒットドラマですが、周りの女子たちに聞いてみると知らない人が多いと感じたので今回紹介させて頂きます。舞台は銀行です。主人公の半沢直樹(堺雅人)は幼い頃に父を首吊り自殺で亡くします。理由は父が経営する向上が東京中央銀行(三菱東京UFJ銀行がモデル)からの融資を取り上げられ、追い詰められてしまったからです。そして半沢直樹は復讐のため、銀行を変えるために敢えて東京中央銀行に入社します。
ある日、半沢は自分が融資を決めた「西大阪スチール」の粉飾決算が発覚し倒産してしまい、上司から融資額5億円の回収を迫られます。これに失敗してしまえば半沢は地方に飛ばされるか関連会社への出向となり、自らの夢を絶たれてしまいます。一度のミスが命取りになるバンカーの世界の緊張感が伝わってきます。そしてその状況を打破する半沢の頭の回転の良さ、悪者を論破する姿はとても惹きつけられます。
他にも、オネエキャラの片岡愛之助や相棒の及川光博などキャラが立っている人物が多く、全く飽きません。個人的には、半沢花(上戸彩)のような奥さんが欲しいなと思いました。ちなみに原作を書いた池井戸潤さんは赤い銀行の出身だそうです。
下町ロケット(部品メーカーの業界研究)
出典:下町ロケット|TBS
ドラマの概要
- 業界:メーカー
- 制作:TBS
- 原作:『下町ロケット』『下町ロケット2 ガウディ計画』池井戸潤
ドラマのあらすじと紹介
主人公の佃航平(阿部寛)は宇宙科学開発機構の研究員だったが、亡くなった父の経営していた「佃製作所」の社長に就任し、社員と共に懸命に働くというお話です。
ある日、ライバル企業のナカシマ工業に特許侵害で訴えられ、裁判に負ければ倒産する危機に陥ります。
時を同じくして、大企業の帝国重工の宇宙航空部長の財前が佃のもとを訪れ、ある話を持ちかけます。それは、帝国重工が飛ばすロケットに佃製作所のエンジンを載せるために特許を売ってくれということでした。
佃は特許を手放して会社の存続も考えたが、それでは社員たちの想いやプライドを傷つけることになると思い悩み、ある意外な作戦をとります。
中小企業のプライド、ものづくりに励む人々の想いが詰まっているドラマです。
また、中小メーカーであっても、ものづくりを通して社会に価値を提供している誇りを持って働いているのを感じました。大企業と中小企業の関係、ライバル企業との差別化、新規事業への参入などが盛り込まれているドラマです。
ここで主人公の佃航平の名セリフをご紹介します。
『俺はな、仕事っていうのは、二階建ての家みたいなもんだと思う。一階部分は、飯を食うためだ。必要な金を稼ぎ、生活していくために働く。だけどそれだけじゃあ窮屈だ。だから仕事には夢がなきゃならないと思う。それが二階部分だ。夢だけ追っかけても飯は食っていけないし、飯だけ食えても夢がなきゃつまらない。』
引用:琥珀色の戯言(http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20110715)
ハゲタカ(外資系投資銀行の業界研究)
ドラマの概要
- 業界:外資系投資銀行
- 制作:NHK
- 原作:『ハゲタカ』真山仁
ドラマのあらすじと紹介
主人公の鷲津(大森南朋)は入社2年で三葉銀行を退社し、アメリカの投資ファンドの日本代表となりました。その後、三葉銀行がバルクセール(自社が持つ債権をまとめて売ること)を行っていることを知り、それを狙うために帰国します。いざ商談となったときに、鷲津が対面したのは元上司の芝野(柴田恭平)でした。
ところで皆さん、ハゲタカという言葉の意味はご存知でしょうか。経営が苦しくなった企業に投資を行い、短期的に素早く利益を回収する投資ファンドを揶揄してハゲタカと言います。
ドラマの中では、銀行が何億とする企業の債権を鷲津が1円で買い取るシーンがあります。まさに弱肉強食な世界ですね。
株式公開買い付け(TOB)やバイアウトなどの金融用語がテーマになっていたりするので、金融の勉強をしているがイメージが付かないという方は是非ご覧ください。投資銀行部門の志望者は必見、必読の物語です。
メイド・イン・ジャパン(メーカーの業界研究)
ドラマの概要
- 業界:家電メーカー
- 制作:NHK
- 原作:『メイドインジャパン』井上由美子
ドラマのあらすじと紹介
大手家電メーカーであるタクミ電気で営業部長を務める矢作(唐沢寿明)は、会長からタクミ電気が倒産危機にあることを知らされ、再建戦略室長を任されます。
ここに7人の社員が集い、そして彼らは、リチウムイオン電池市場で勝負していくことを決断します。ところが、中国企業ライシェがタクミ電気の技術を駆使した製品を生み出し、取引先であるヤマト自動車との契約が横取りされてしまいます。矢作はこれに異議申し立てをするために中国に乗り込みます。
しかし、そこである1人の技術者が立ちはだかります。それは、かつてタクミ電気で働いていたもののリストラされた社員だったのです。
技術は会社に属するのでしょうか、それとも人に属するのでしょうか。かつて日本で働いていた優秀な技術者が外国の企業へと流れ、日本人でありながら日本と対峙することになってしまうという複雑なお話です。
メイド・イン・ジャパンは日本人にとって誇らしいフレーズですが、このドラマでは技術とは誰のものなのかと問われている気がします。全3回で完結となるドラマですので、気軽に見てみたらどうでしょうか。
サラリーマン金太郎(ゼネコンの業界研究)
ドラマの概要
- 業界:ゼネコン
- 制作:テレビ朝日
- 原作:『サラリーマン金太郎』本宮ひろ志
ドラマのあらすじと紹介
大手ゼネコンであるヤマト建設に入社した金太郎(永井大)が配属されたのは営業四課でした。そこは社内からのリストラ要因が集められた重苦しい雰囲気の部署です。
そして、いまのヤマト建設が天下りである大島社長のやりたい放題であり、叩き上げである黒川専務は退社へと追い込まれている現状です。この状況を変えようと金太郎がアツくなっていた所に、チンピラが絡んできます。
結果、金太郎はチンピラをボコボコにするのですが、大島社長からクビを言い渡されます。けれども、大和会長のはからいによってクビを免れますが、大島社長の怒りは収まらずに対立します。
名前こそ有名ですが、いまの就活生の世代にはあまり馴染みがないかと思います。ただ、面接官となる先輩社員方は原作である漫画にかなりの親しみを持っています。
ビジネスマンに刺さる原作がドラマ化されているので、是非チェックしてビジネスマンのツボをおさえておきましょう。
3.まとめ
いかがだったでしょうか。就活は長期的なものになるので、モチベーション管理が大変な部分もあります。このようなドラマを見ると、モチベーションが上がったりもするので是非観てみて下さい。
人の能力はやる気があってこそ発揮されるものだと思います。ただ、これに時間を割きすぎるのも良くはないと思うので、「1社ES書いたら1話観よう。」という具合に、自分で調整してくださいね。笑
今回紹介したドラマを皮切りにモチベーションアップと業界研究の足がかりになれば幸いです。頑張って下さい。
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