はじめに
苦労を重ねた末に内定の連絡を受けると、ようやく就職活動は終わります。
しかし、実際には内定をもらった後もやらなければならないことが多くあり、それらを疎かにして内定取り消しになってしまうことが少なからずあります。
そこで今回は、内定から入社までの一連の流れとともに、必要な準備や手続きには何があるのかを紹介していきましょう。
意外にもやるべきことは多くなっていますが、すぐに済ませることができるものばかりですため、欠かさずに一つずつ取り組んでください。
目次
内定をもらったらお礼の連絡を入れよう
最終面接を終えた数日後には、企業から電話かメールで結果の連絡が届きます。
合格した場合は電話で連絡される場合が一般的で、内々定の通知とともに入社の意志があるかどうか確認されます。
もし他に選考が進んでいる企業があって、第一志望でない場合は入社の返事を待ってほしい希望を伝え、いつまでに返事をすればいいのかを確認しましょう。
期日までに連絡をしなければ、当然入社意思がないとみなされるため注意してください。
また、内々定の連絡を受けた瞬間は舞い上がるのではなく、冷静になって電話の応対を続けて、最後まで気を緩めることなく話をすることも心がけるのも大切です。
メールでのお礼は当日中に!
電話での内々定通知をもらった場合、その場で感謝の言葉を伝えるのは当然ですが、さらにお礼のメールも送るのが望ましいです。
採用担当者宛てに感謝の気持ちを改めて伝えるだけでなく、入社後も精いっぱい頑張っていく気持ちも綴った内容が理想的でしょう。
その際に、署名を忘れずに付け加えることにも注意が必要です。
些細なことではありますが、しっかりと感謝の気持ちを伝えるのも就活マナーであるため、最後まで気を抜かず忘れずに実行してください。
内定承諾書を提出する
内々定通知の後、企業から改めて内定承諾書が送付されます。
内定承諾書は就活生に改めて入社意思を決定させるための書類で、提出を怠ってしまうと内定が取り消しになってしまいます。
また、記載されている勤務条件や給与、その他待遇など労働条件もしっかり確認してから内定承諾書を記入していきましょう。
お世話になった人への連絡も欠かさずに!
就職活動をサポートしてくれた先輩やゼミの教授などに、内定が出たことを報告することも忘れずに済ませておきましょう。
彼らを安心させるために就職活動を終えたことを報告することは義務ではありませんが、親身になって接してくれたことを考えれば連絡することは当然のことです。
OB・OG訪問を行っていたのであれば、その方々が内定先の人間でなくとも報告とお礼の連絡を入れておくとベストで、身内の人間でなくとも祝福してくれるはずです。
内定式に出席してもやるべきことが多くある
一般的に内定式は10月1日に執り行われるもので、その日をもって企業は正式に内定を出します。
初出社日までの残りの半年間は学生生活を謳歌するのもいいですが、その間にも社会人として働くための準備は着々と進めなければなりません。
入社にあたって提出しなければならない書類を早急に郵送することは当然ながら、特に地方就活生はやるべきことが多くなるため、ゆっくりと一つずつ終わらせていきましょう。
部屋探しや社宅の利用手続き
地方就活生など地元企業以外に就職することが決まると、通勤できる距離に引っ越す必要が出てくるため部屋探しをしなければなりません。
社宅を利用できる企業があれば、その利用手続きも行っていきましょう。
少しでもいい部屋で新生活を送るためには早めに行動しなければならず、できれば内々定が出てから行動を起こしたいところ。
通勤時間やアクセスの良さなど様々な要素から部屋探して、引っ越しもできるだけ早い段階で済ませて新しい環境に慣れることも大切です。
入社日までに改めて企業や業界を知ろう
入社日から数か月は新人研修が続くことになります。
そこで業界や企業、ビジネスマナーなどの座学が行われることになりますが、事前に勉強しておくことで他の新入社員と差を付けることができます。
就職活動は内定を貰うことが目的ではありますが、長い目で見た時にはゴールではなく、社会人としてデビューするためのきっかけにすぎません。
社会人として働く以上は、しっかりと日々の業務と向き合うことが必須となるため、学生気分のまま入社しないためにも、企業や業界について改めて勉強しておくといいでしょう。
まとめ
内定をもらった瞬間は気が抜けてしまって舞い上がることがありますが、それからもやるべきことはたくさんあります。
内定のお礼の連絡からお世話になった人々への挨拶、部屋探しから引越し準備など、慌ただしい状況が続いて大変かもしれません。
書類提出などやることを済ませてから学生生活を満喫するべきであるため、内定をもらった後も気を抜かずに過ごしてください。