はじめに
就活生の多くは就活解禁になった瞬間に一気に活動し、とにかく早く内定を獲得しようとするでしょう。
確かにそのやり方は間違いではありませんし、早めに内定をゲットして安心したいという気持ちもわかります。
しかし逆に、最初から大きく動かないと、内定獲得が難しいのかと言われると、必ずしもそうとは言えません。
今回は、内定を上手に獲得するためのスケジュールの立て方、考え方について解説していきます。
目次
就活のスケジュールは全社で統一されている
就活生の皆さんはあまり意識をしていないかもしれませんが、就職活動のスケジュールには倫理協定というルールが決められており、ベンチャー企業から大手企業まで、全社同じスケジュールで設定されています。
その年によって変動するケースもあるのですが、近年では
- ・3月からエントリー開始
- ・6月から面接開始
というスケジュールになっています。
それよりも早く面接を行ったり、エントリー受付をすることはできません。
そうなると、内々定もらえるのはどんなに早くても6月中。
通常であれば7月、8月頃が内々定を貰える最初のチャンスと言えるでしょう。
ですから多くの学生が、このタイミングで就職の成功失敗を判断するわけです。
企業の内々定出しは一回だけではない
しかしここで気を付けないといけないのが、企業が出す内々定は、一回だけに限定されたものではないということです。
内々定を出した後に企業が恐れるのが内定辞退。
複数の内々定を獲得できた就活生は、そのどれか一つを選ばなければいけないわけですから、どうしても辞退をしなければならないケースというのは出てきます。
辞退をされてしまっては、企業の採用は成功したとは言えません。
予定していた採用人数に至るまで、再度採用活動を行わなければならなくなるのです。
そこに再びチャンスがあります。
一度採用活動をし、内定辞退も受けた上で再開する場合、どうしても企業側が設けるハードルは低くなりがち。
会社としては、優秀な人を採用したいのはもちろんですが、そもそも人を採用できなかった場合が最もダメージとして大きいものですから、どうしてもハードルを下げざるを得なくなるのです。
あえて就活後半戦に、第一志望を持ってくるという戦略も
そう考えると、
あえて就活スタートのタイミングから激しく動くのではなく、ジッと様子を見てから動くのも、戦略として考えられる
のではないでしょうか。
ハードルが高く設けられているタイミングで応募をし、選考に落ちてしまっては二度とチャンスはありません。
逆にハードルが下げられた後半戦に第一志望を持ってくれば、ライバルの数もより少ない状態で戦えるかもしれません。
とはいえ、必ずしもすべての企業が内定辞退に遭遇し、採用を再開するわけではありませんから、過信は禁物。
就活に絶対はない、ということは忘れないようにしましょう。
しかし、就活の前半戦だけで勝負が決まるわけではない。というのは事実ですから、最初のうちに上手くいかなかったからと言って諦めてしまうことなく、最後まで努力を怠らないようにしましょう。
まとめ
就職活動のスケジュールは実は細かくルールが決められており、新卒採用をする企業は総じて守らなければなりません。
各社にエントリーや履歴書を送ることができるようになるのは3月。
実際に面接が始まり、企業との接触が本格化するのは6月です。
内々定を獲得できるのは遅くてもそれ以降となりますので、今自分がどの段階にいるのか、しっかり理解しておくようにしましょう。
内々定出しが一度終わっても、会社によっては採用活動を再開するところもあります。
その際は採用ハードルも下がっているケースが多いので、逆に狙い目とも言えるかもしれませんね。
いずれにしても、最後まで諦めず、後悔しない就活を行うようにしていきましょう!