はじめに
民間企業の就職活動では、特定の資格を取得していることで選考が有利に働くことがありますが、公務員試験においてはどうなのでしょうか?
公務員試験で手いっぱいの就活生が多いと思いますが、少しでも合格を掴み取るために様々な手段を講じたいと考えている人がいるでしょう。
今回は公務員になるために必要な資格はあるのか、取得しておくことで有利になる資格があるのかなどを紹介していきます。
目次
公務員になるために必要な資格は?
公務員になるためには、公務員試験を受験して合格することが大前提です。
筆記試験を通過した後は面接などを経て内定となりますが、原則として、公務員試験では筆記試験と面接などの結果で合否が決定されます。
そのため、
公務員になるために必要な資格はなく、選考が有利になる資格もありません。
言い換えれば、条件さえ満たせば年齢や学歴、性別などで有利不利が存在しない公平公正な試験となっているため、公務員を目指す就活生は何よりも公務員試験の勉強に力を入れるべきと言えます。
実務に役立つ資格とは?
ただ公務員になるために有利になる資格はありませんが、取得しておくことで実務に役立つ資格は多くあります。
公務員試験は公正公平に行われる試験となっていますが、面接で特定の資格を取得していることをアピールすれば、その内容がプラスに働くことはあります。
また、資格取得のために勉強していた内容が公務員試験で出題されることもあるため、全く有利にならないとは言い切れない部分があるのも事実です。
その資格とは一体どんなものがあるのか、一例を挙げてみましたので参考にしてください。
行政書士
行政書士は、個人や社会をはじめとする顧客から依頼を受けて、官公署に提出する書類の作成や申請を代理で行う仕事となっています。
具体的には会社設立手続きや開業手続き、内容証明郵便や自動車関連の手続きなど、多岐にわたっており、専門知識がなければ書類作成から手続き対応が難しいものとなっています。
公務員になれば、そういった書類を受理して手続きを進めていく窓口業務を経験する場合があるため、あらかじめ知識があると業務で役立つことは間違いありません。
行政書士試験の合格率は10%前後となっており、国家資格の中でも難関の部類に属しますが、独学でも試験に合格することは可能です。
社会労務士
社会労務士は、労働関連や社会保険法令に基づく各種書類の作成や届け出などを行う仕事で、会社経営において労務管理や社会保険に関する相談や指導を行える国家資格となっています。
公務員の業務において、社会保険から国民健康保険への切り替え手続きであり、資格取得に関する内容の業務に関わるでしょう。
しかし、社会労務士の試験は誰でも受験できるものではなく、4年制大学で一般教養科目の学習を終えた人(在学中も含む)となっています。
社会労務士の試験も独学で合格することが可能であり、法律関係を学んだことがない人でも勉強を始めることができますが、一般的に800~1000時間の勉強時間がなければ合格が難しいとされています。
簿記(2級以上)
簿記は比較的誰でも簡単に取得できる資格として知られていますが、2級以上の資格を有していれば、面接でアピールすることができます。
簿記2級の平均合格率は約3割程度となっており、しっかりと勉強さえすれば独学でも合格することができる資格ですが、出題範囲から考えると決して簡単とは言えません。
商業簿記と工業簿記の2つの科目から勉強を進めていき、一般的に200時間以上の勉強時間があれば合格できるとされていますが、しっかりと勉強をしなければ合格は難しいと言えるでしょう。
また、簿記の勉強をしておけば公務員試験の会計学で役に立つことから、並行して勉強することができる資格となっています。
資格の勉強は合格後からで問題ない
特定の資格を持っておくことで、公務員試験の面接でアピールすることができますが、選考には大きな影響はありません。
そのため、
職員として働くうえで業務をスムーズに行っていくために資格を取得する方がおすすめで、公務員試験が終了してから資格の勉強を始めるといいでしょう。
あくまで公務員になるためには公務員試験を突破することが必要であり、その先の面接でも人物面などを重視する傾向にあります。
本気で公務員を目指すのであれば、なによりも試験勉強に力を入れつつ、面接でしっかりと受け答えができる練習を積み重ねることをおすすめします。
まとめ
公務員になるために必要な資格はなく、選考が有利になる資格はありません。
しかし、資格取得は無駄ということではなく、取得していることで実務に役立つことから、自分自身のために資格を取得するという考えで臨みましょう。
紹介した資格はいずれも独学で合格することができますが、いずれも決して簡単な試験ではありませんので、しっかり勉強する必要があります。
資格を取得したいと考えたのであれば、自分のために頑張るのだという意識を持ちながら、効率よく勉強して合格を掴み取っていきましょう。