もくじ
1.はじめに
こんにちは。最近では、グローバル化や国内の少子高齢化に伴い、企業の海外進出がより声高に叫ばれるようになっていますね。事実、大学在学中に留学やTOEICの受験を必須にする大学も増えつつあるとか。そこで、今回は海外で将来働きたい就活生の方、20年後、30年後も安定した生活を送りたい、就活で失敗したくない就活生向けに、海外売上比率が高くグローバルに仕事ができる企業を紹介していきます。
2.海外売上比率が高い企業10選
ではさっそく企業を紹介していきます。少々データは古くなりますが、就活四季報オンラインを参考に、
- ■ 海外売上比率が2016年2月時点で80%以上
- ■ 社員の平均年収700万円以上
- ■ 新卒採用を行っている
企業を選びました。なお、年収は年収ラボを参考にしています。
1.三井海洋開発
出典:三井海洋開発 MODEC
- 【資本金】181億6,600万円(2023年12月31日現在)
- 【従業員数】[単体]197名(臨時雇用者を含む)[連結]6,298名(臨時雇用者を含む)(2023年12月31日現在)
- 【売上高】4,292億7,200万円(2023年12月期)
- 【平均年収】879万円
- 【事業内容】浮体式海洋石油・ガス生産設備(FPSO、FSO及びTLP等)の設計・建造・据付、販売、リース及びオペレーションサービス
- 【海外売上比率】100%(2023年12月期)
三井海洋開発の海外勤務を解説
三井海洋開発(MODEC)は、海洋石油・ガス開発プロジェクトに用いられる浮体式海洋石油・ガス生産設備の建造、リース、チャーター及びオペレーション&メンテナンスサービスを提供する日本で唯一の企業です。日本での知名度は低いものの、浮体式石油・ガス生産設備の分野で世界2強の一角を占めていることから、安定感もあると思います。世界を舞台に大きな、そして意義のある仕事をしたいと考えている方におススメです。
2.TDK
出典:TDKのあゆみは?|個人投資家の皆さまへ|株主・投資家情報|TDK株式会社
- 【資本金】326億4,100万円(2023年3月31日現在)
- 【従業員数】[単体]5,902名[連結]102,908名(2023年3月31日現在)
- 【売上高】5,049億3,100万円(2023年3月期)
- 【平均年収】789万円
- 【事業内容】受動部品、センサ応用製品、磁気応用製品、エナジー応用製品、その他
- 【海外売上比率】91.9%(2023年3月期)
TDKの海外勤務を解説
TDKは電子部品業界に属する電子部品メーカーです。グローバル規模でのM&Aも積極的に行っているので、技術、販売力、素材調達の情報力の全てが世界レベルです。海外トレーニー制度もあるので、日本で経験を積んだ後、海外で仕事がしてみたいと考えている人にはいいかもしれません。また、ダイバーシティの推進にも力を入れているようですので、女性も安心して働くことができそうです。
3.村田製作所
- 【資本金】694億4,400万円(2023年3月31日現在)
- 【従業員数】[単体]10,089名(臨時雇用職員は含まない)[連結]73,164名(臨時雇用職員は含まない)(2023年3月31日現在)
- 【売上高 】1兆6,867億9,600万円(2023年3月期)
- 【平均年収】803万円
- 【事業内容】ファンクショナルセラミックスをベースとした電子デバイスの研究開発・生産・販売
- 【海外売上比率】92.3%(2023年3月期)
村田製作所の海外勤務を解説
電子部品業界からもう1社、村田製作所をご紹介します。村田製作所は世界トップレベルの総合電子部品メーカーです。スマートフォンやパソコンなどが当たり前になった今、電子部品は私たちの生活に無くてはならないものとなっています。見えないところで社会を支えたい!という縁の下の力持ちタイプの方におすすめの企業かなと思います。
4.ヤマハ発動機
- 【資本金】861億円(2023年12月31日現在)
- 【従業員数】[単体]10,366名[連結]53,701名(2023年12月31日現在)
- 【売上高】2兆4,147億5,900万円(2023年12月期)
- 【平均年収】812万円
- 【事業内容】MC(モーターサイクル)事業、CV(コミュータービークル)事業、RV(レクリエーショナルビークル)事業、舟艇事業
- 【海外売上比率】約90%(2023年12月期)
ヤマハの海外勤務を解説
「あれ?ヤマハってピアノの会社じゃなかったっけ…?」と思った方、その通りです。ヤマハ発動機は、1955年に日本楽器製造株式会社(現ヤマハ株式会社)のモーターサイクル部門を分離独立してできた会社です。ユニークですよね。ラグビーも強くて有名です。また、「感動創造企業」を企業目的としているので、メーカー志望でなくても、サービスや製品の普及によって人々を、世界を動かしたい!という考えを持っている方は是非一度説明会に行ってみてはいかがでしょうか。海外売上比率も9割超えてますしね。
5.アルパイン
出典:プレスリリース | 「アルプスアルパイン株式会社」設立について | アルプスアルパイン
- 【資本金】387億3,000万円(2023年3月31日現在)
- 【従業員数】[単体]6,784名[連結]29,926名(臨時雇用者を含まない)(2023年3月31日現在)
- 【売上高】9,331億1,400万円(2023年3月期)
- 【平均年収】623万円
- 【事業内容】コンポーネント事業・センサーコミュニケーション事業・モジュール・システム事業
- 【海外売上比率】88.4%(2023年3月期)
アルバインの海外勤務を解説
アルパインはアルプス電気株式会社を筆頭としたアルプスグループに属する企業です。カーオーディオ製品やカーナビなどを製造・販売しています。年収ラボによれば平均勤続年数も17.6年と長めですし、激務過ぎて辛い思いをすることもなさそうです。大手企業と比べたらさほど規模は大きくないかもしれませんが、世界的な大企業と仕事ができますし、若いうちから仕事を任せてもらえるようですので、成長できる環境といえそうですね。
6.アドバンテスト
出典:株式会社アドバンテスト
- 【資本金】387億3,000円(2024年3月31日現在)
- 【従業員数】[単体]1,988名[連結]6,544名(臨時雇用者を含まない)(2023年3月31日現在)
- 【売上高】9,640億円(2024年3月期)
- 【平均年収】1,010万円
- 【事業内容】半導体・部品テストシステム事業、メカトロニクス関連事業、サービス他
- 【海外売上比率】96.3%(2023年3月期)
アドバンテストの海外勤務を解説
アドバンテストは半導体製装置メーカーです。半導体を作るために必要な装置を製造する企業で、世界トップクラスの市場シェアを有しています。ダイバーシティも推進されており、もちろん女性も働きやすい環境です。個人的には、長期的に人材を育成してくれるところも魅力だと思います。余談ですが、事務系はほぼ丸の内に配属されるそうなので、丸の内OLを目指したい女子就活生の方!ぜひ選考を受けましょう笑
7.シマノ
- 【資本金】 356億1,300万円(2023年12月31日現在)
- 【従業員数】[単体]1,651名[連結]9,703名(ともに臨時雇用者を含まない)(2023年12月31日現在)
- 【売上高】2,847億3,900万円(2023年12月31日現在)
- 【平均年収】846万円
- 【事業内容】自転車部品、釣具、ロウイング関連用品の開発・製造・販売
- 【海外売上比率】約90% (2023年12月期)
シマノの海外勤務を解説
シマノでは主に自動車部品と釣具の製造を行っています。釣りをする人なら一度はシマノの製品を使ったことがあるのではないでしょうか。シマノのホームページによると、社員の9割が日本人以外のスタッフだそうです。これは英語必須そうですね。去年はテストセンターで英語の足きりがあったので、選考を受けようかなと考えている方は早めの対策をおすすめします。
8.ニコン
出典:ブランドシンボル | ブランド | Nikon 企業情報
- 【資本金】654億7,600万円(2024年3月31日現在)
- 【従業員数】[単体]4,388名[連結]19,444名(臨時雇用者を含まない)(2024年3月31日現在)
- 【売上高 】7,172億4,500万円(2024年3月期)
- 【平均年収】862万円
- 【事業内容】光学機械器具の製造、ならびに販売
- 【海外売上比率】80%(2024年3月期)
ニコンの海外勤務を解説
カメラでおなじみのニコンですが、「光利用技術」と「精密技術」を基礎として様々な事業を展開し、私たちの生活を支えています。ニコンはなでしこ銘柄にも3年連続で選ばれているため、メーカー志望で海外と関わる仕事をしたいと考えている女性の就活生のみなさんにぜひ受けてほしいです。
9.ホンダ
- 【資本金】860億円(2023年3月31日現在)
- 【従業員数】[単体]33,065名[連結]197,039名(臨時雇用者は含まない)(2023年3月31日現在)
- 【売上高及びその他の営業収入】16兆9,077億2,500万円(2023年3月期)
- 【平均年収】822万円
- 【事業内容】二輪事業、四輪事業、パワープロダクツ
- 【海外売上比率】約80%(2023年3月期)
ホンダの海外勤務を解説
自動車メーカーからはホンダをご紹介します。ホンダの創業者は本田宗一郎と藤澤武夫です。有名ですよね(よく知らない人は今すぐググりましょう)。ホンダは二輪車では販売台数、販売規模ともに世界トップに位置しています。自動車メーカーに興味がある方はもちろん、創業者、本田宗一郎の言葉に魅かれる方は是非受けてみてくださいね。
10.新光電気工業
出典:新光電気工業株式会社 長野営業所 | 企業情報 | イプロスものづくり
- 【資本金】242億2,300万円(2024年3月31日現在)
- 【従業員数】[単体]4,808名[連結]5,553名(臨時雇用者を含まない)(2024年3月31日現在)
- 【売上高】2,863億5,800万円(2023年3月31日現在)
- 【平均年収】741万円
- 【事業内容】プラスチックラミネートパッケージ/リードフレーム/ガラス端子/ヒートスプレッダー/セラミック静電チャックなどの製造・販売/ICアセンブリ
- 【海外売上比率】80%以上(2023年3月期)
新光電気工業の海外勤務を解説
新光電気工業は長野県に本社を置く、富士通の連結子会社です。半導体パッケージの設計・製造・販売を行っています。リクナビによれば、3年後定着率は90%以上、平均勤続年数も15年以上、育休の取得率も90%以上ですので、働きやすい環境であると言えそうです。もちろん海外売上比率も高く、早い人で3~4年後に海外勤務のチャンスを獲得しているようなので、勤務地に拘らない方にはおすすめです。
3.まとめ
いかがでしたか?個人的には、海外売上比率80%以上の企業って結構あるんだな~という印象でした笑。今回紹介した企業は、英語に力を入れている方、将来海外企業と関わって仕事をしたい方は受けて損はないと思います。また、前回私が書いた『知らずに後悔したくない!隠れホワイト企業10選』や『就活女子必見!女性の活躍に力を入れている企業6選』にも出てきた企業も多く、やはり海外からの安定した売上が社員への還元を生むのだなとも思いました。ぜひエントリーしてみてくださいね。