憧れの企業に勤める先輩社員と話せる絶好の機会である、OB・OG訪問。
仕事で忙しい時間をぬって対応してくれるので、失礼な対応をしてしまうのは厳禁です。
また、より深い志望動機を形成するためにも、質問内容などは事前にしっかりと練っておく必要があります。
ここでは、OB・OG訪問を有意義なものにするために、事前にやっておくべきことを4つご紹介します。
目次
業界研究する
業界研究は、企業理解の基本となります。
本やインターネットを活用して、業界のマーケット規模や今後の展望、企業シェア率や関連業界など、業界全体を俯瞰して研究していきましょう。
また、ニュースや新聞を毎日確認することで、業界のトレンドをおさえることができます。
今、業界はどのような立場に置かれているのか、成長性はあるのかどうかといった情報を収集することで、OB・OG訪問での質問に役立つだけでなく、入社先企業を選択する上の参考にもなるでしょう。
企業・採用ホームページを入念にチェックする
OB・OG訪問する会社の、企業ホームページや採用ホームページを念入りにチェックしてください。
ホームページには企業の理念やアピールしたい強みが掲載されていますし、主力商品や他社との差別化ポイント、求める人物像、労働条件なども記載されています。
ここに掲載されていることは企業にとって当たり前の情報になるので、OB・OG訪問で「主力商品は何ですか?」「企業理念を教えてください」などと質問すると、「何も調べてきておらずやる気のない学生だ」と非常に悪印象を与えてしまうことになります。
ホームページに書かれた情報を確認した上で、より詳しく知りたい情報があった場合は、「ホームページに〇〇と書かれていたのですが、具体的にはどういうことなのでしょうか?」と質問するようにしてください。
ホームページをしっかり確認してきているという印象を与えることができますし、有益な情報を聞き出すことができるでしょう。
質問内容を考える
企業についての基本情報は大半がホームページに記載されているはずなので、OB・OG訪問では「企業とのミスマッチを防ぐための質問」を意識して考えるようにしましょう。
- ・部署配属の制度やキャリアパスについて教えてください。
- ・飲み会や上司との関係など企業カルチャーはどういうものだと思われますか?
- ・入社前と入社後で企業に対するイメージが変わった点があれば教えてください。
このように、OB・OGだからこそ答えられる具体的な企業に関する情報を質問するようにしましょう。
また、質問する際は必ず就活や入社後の参考になる質問だけをするようにしてください。
無関係な質問は意図がつかめず、時間を無駄にしているとOB・OGに感じさせてしまう可能性があります。
OB・OG訪問を有意義なものにするためには、事前にメールで質問事項を送付することをおすすめします。
OB・OGにとっても、事前準備なしのぶっつけ本番で質問されるよりも、何を質問されるかを把握して回答を考えた上で面談に挑んだ方がやりやすいものです。
とっさには答えられない質問も、関係者にヒアリングすることで回答を準備してくれることもあるでしょう。
日程・場所・アクセスを確認する
当たり前ですが、どれだけ入念に事前準備をしても、OB・OG訪問当日に遅刻したり忘れてしまったりしていては何の意味もありません。
念のためOB・OG訪問の日程を決めたメールを再確認し、OB・OGにもリマインドメールを送付しておきましょう。
また、場所を勘違いしてしまうミスは意外とよくあるものです。
マップでしっかりと確認した上で、電車の乗換時間なども余裕をもって検討しておいてください。
まとめ
OB・OG訪問が有意義になるかどうかは、事前準備にかかっていると言っても過言ではありません。
業界研究や企業研究は念入りに行い、ホームページに記載されているような当たり前のことは質問しないように注意してください。
質問は、実際に働いている社員だからこそ答えられる価値観や企業文化を中心に聞くとよいでしょう。
自分の価値観とミスマッチでないか把握することで、長くイキイキと働ける企業を見つけ出すことができます。
OB・OG訪問は、忙しい社員の先輩があなたのために時間を割いてくれるものです。失礼のないよう、十分に注意するようにしましょう。