もくじ
はじめに
こんにちは。
就職をする際に、どの企業で働くのか、に加えて、どの職種に就くか、が重要なポイントになってきますよね。
文系の学生は営業でしょ、と考えている方。少し待って下さい。他にも選択肢あります。
それは、SE職です。
SE職と聞くと、理系の職種と思われる方も多いのではないでしょうか?
しかし、そんな事はありません。
文系学生にも入社の門は開かれています。
そうは言っても、大学の専攻と異なり不安に思う方もいらっしゃると思いますが、心配ないです。
多くの文系の先輩方が世の中にはたくさんいらっしゃいます。
今回はそんな文系学生で、SE職を目指している方、または、SE職が気になっている方に向けて、記事を書いていきたいと思っています。
どのような選考が行われるのか
では、SE職では実際にどの様な選考が行われているのでしょうか?
今後の選考スケジュールを把握する事は、選考を突破する為の対策にもなりますし、先が見える事は安心にも繋がりますよね。
しかし、SE職だからといって、際立って特別な選考方法がある訳ではありません。
以下、内定を獲得するまでのステップを列挙していこうと思います。
- 会社説明会※必須の場合
- エントリーシート
- 筆記テスト、適性検査
- グループディスカッション
- 面接複数回
この事から分かるように、能力を図るものは、エントリーシート、テスト、面接の3つになる事が分かると思います。
私の実体験になってしまうのですが、グループディスカッションでの選考は少なかったと思います。
また、どの企業もテストを実施し、基礎的な学力を図る事が多く、人気な企業になると、ITパスポートの資格の試験に出るような問題も少し織り交ぜている企業もありました。
文系と理系では選考に不利、有利はあるのか
文系の学生は、自分たちは不利なのではないだろうか、という事が気になるかもしれません。
実際のところ、文系学生と理系学生で選考において差が付けられているのでしょうか?
もちろん企業の方針によりますが、採用実績を見てみると、文系と理系では半々の企業も多く、特に文系であるから、理系であるから、という区別を行わずに採用しているケースが多いです。
理系であっても、農学部や機械工学を専攻している学生は、プログラムの開発経験はなく、文系学生と同じスタートラインの場合もあります。
ただ、本当にプログラム開発を大学で選考しており、大学からの推薦で入社する学生もいるようです。
よって、例外を除き、ほとんどの場合は文系、理系関係なく選考は行われています。
どの様にすれば、選考に通過できるのか
では、選考を突破し内定を獲得するにはどうすればよいのでしょうか。
各選考過程に分けて、紹介していきたいと思います。
会社説明会※必須の場合
これは、能力を測るものではないので、考えなくて良いです。
企業の特徴を押さえておき、面接をする際に材料を獲得しておくと良いでしょう。
エントリーシート
エントリーシートでは、文章能力、アウトプット能力を特に見ています。
SE職は職務に就くと、アルゴリズムといって、論理的思考が必要になってきます。
エントリーシートでの文章を、各段落、各文の繋がりを意識し、論理的構造にする事で、人事の方に論理的思考を行う力がある学生だとアピールする事が出来るでしょう。
また、SE職はPG職(プログラマー)と異なり、上流工程になってきます。
なので、取引先とのコンタクトを行う必要があり、自分自身の考えを相手に伝える能力が必要になってきます。
そこで、アウトプット力があるかどうかが大切になってきます。
文章でアウトプットが可能な事と、対面でのアウトプットが可能な事は必ずしもイコールにはなりませんが、最低限の力としてあるかどうかが見られていると思います。
筆記テスト、適性検査
SE職では、特に初心者の学生は、研修期間で基礎的な能力を身に付ける必要があります。
研修期間は企業にとって投資であり、途中で社員に放棄されてしまっては、大きな損害になってしまいます。
なので、勤勉であり、忍耐力がある事が求められます。
また、IT業界は業界の環境の変化のスピードが他業界と比較すると、早い方であり、常に新しい技術を習得する事が必要になってきます。
ここでも、学ぶ姿勢、勤勉でコツコツとした努力家である事が求められています。
全てをテストで計測する事は不可能ですが、判断する材料の1つとしてテストが多くの企業で取り入れられているのでしょう。
際立った難問は珍しいので、テストセンターなどの問題集で対策すると良いでしょう。
グループディスカッション
プログラム開発や保守・運用というと、1人でずっとパソコンとにらめっこしているイメージがあるかもしれません。
しかし、実際はプロジェクトをチームで遂行する為、チームのメンバーと連携をする必要がある事や、他者との打ち合わせをする事があります。
なので、他者といかに良好な関係を気づき、目標を達成する事が出来るかは求められている能力の1つなので、協調性と目標遂行能力に注意して臨むと良いでしょう。
面接
面接を突破しなければ、内定を獲得出来ないと言っても過言ではありません。
面接では、上記の様な、勤勉さや協調性などを、対面の形で違った角度から判断していきます。
ここからは、実際に私が就職活動をする中でよく聞かれた質問を挙げていきたいと思います。
まず、基本的な事として、ガクチカ、自己PR、大学の専攻、志望動機を聞かれました。
また、”なぜSE職として今後働いていけると考えるのか”という質問が多かったです。
基本情報技術者試験を取得している方は証明しやすいと思うのですが、全ての学生が取得している訳ではありません。
この質問の意図としては、今後継続して勤務していく人なのかどうかという点が見られています。
なので、資格などを持っていない方は、今後のビジョンを話すと良いかもしれません。
今後のなりたい人物像に近づく為の手段がSE職である事や、自身が考えるキャリアステップを話す事で、SE職として努力していくやる気を見せる事が方法の1つです。
また、ストレス耐性も見られる事が多かったです。
この質問に対しては、部活動での経験や挫折を克服した経験、SE職への熱意、ストレス解消法などを説明すると良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事で、SE職も就職活動の選択肢の1つにはいったのなら嬉しく思います。
〇文系学生と理系学生は区別して選考しているのか
- 特にない
- 文系学生も十分内定を取る事が出来る環境である
〇選考を突破するには
- テスト勉強をする
- エントリーシートでは、文章で論理的にアウトプット出来るようにしておく
- 面接では、基本的な質問に加えて、ストレス耐性や勤勉性を特に見られる
ここまで読んで下さりありがとうございます。
最後に余談として、TI企業でプロジェクトのチームリーダーをされながら、採用も行っている方に伺ったのですが、SE職を採用する際に一番重要視する事は、やる気とおっしゃっていました。
それを判断する材料して、熱意と今後のビジョンを見ているそうです。
皆さんの就職活動のお手伝いを少しでも出来れば幸いです。
応援しております。