1.はじめに
こんにちは。エントリーシート研究所の見谷です。今回は著名なビジネスマンを知っておこうという記事です。これから一緒に働くであろう先輩社員の方々が憧れている人を抑えておくことは無駄ではないと思います。また、就活生の皆さんはこれからビジネスの世界に入っていくことになります。そのときに備えて、ビジネス界についての知識を少しでも蓄えていって欲しいと思います。
2.著名なビジネスマン
稲盛和夫
稲盛和夫の経歴
- 1932年 鹿児島生まれ
- 1955年 松風工業に就職
- 1959年 京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立
- 1984年 第二電電企画株式会社
- 2000年 KDDI株式会社を設立し会長に就任
- 2010年 JALの会長に就任
稲盛和夫の人物像
京セラやKDDIといった大手企業を経営し、JALの再建を成功させたことから「経営の神様」と呼ばれています。また、どケチであることも有名ではありますがそれは「経営することは、売上をいかにして大きくし、経費をいかにして小さくするか」という本人の考え方から来ているとも言えます。また、ボランティアで「盛和塾」という経営塾を開き、のべ9,200人に対して経営を教えるなど後継者の育成にも熱心に取り組んでいます。
就活生なら読んでおきたい稲盛和夫の著書
本田宗一郎
本田宗一郎の経歴
- 1906年 静岡県生まれ
- 1922年 自動車修理工場「アート商会」に入社
- 1937年 東海精機重工業株式会社の社長に就任
- 1948年 本田技研工業株式会社を設立
本田宗一郎の人物像
従業員20人でスタートした会社を世界に通用する企業へと押し上げた人物です。経営が苦しく、社員の士気が下がってきたときにマン島TTレースやF1などの世界のビックレースに挑むことを宣言し、社員の士気を高めることで経営困難を乗り切ったというエピソードがあります。また、面倒見もよく、従業員からは「オヤジ」と親しみを込めて呼ばれていました。
就活生なら読んでおきたい本田宗一郎の著書
松下幸之助
- 1894年 和歌山県生まれ
- 1910年 大阪電燈(現・関西電力)に入社
- 1918年 松下電気器具製作所(のち松下電器製作所)を創業
- 1935年 松下電器産業へと改組
松下幸之助の人物像
「水道の哲学」という経営理念を生み出しました。これは、モノの供給量が増えればモノの値段が下がり消費者により届き易くなるというものです。この経営理念のもと、大量生産によってコスト削減し、販売を全国に広げることで家電メーカーのトップを担う企業へと成長しました。また、彼は採用面接で「あなたの人生は、今までツイてましたか」という質問をし、「ツイていません」と答えた人はどんなに優秀でも不採用にし、「ツイています」と答えた人を採用したという有名な話が残っています。「ツイている」と答える人は、周りに感謝の気持ちを持っている人間だと判断したそうです。たまに面接で聞かれるので要チェックですよ。
就活生なら読んでおきたい松下幸之助の著書
盛田昭夫
盛田昭夫の経歴
- 1921年 愛知県生まれ
- 1946年 東京通信工業株式会社(後のソニー)を設立
- 1951年 日本初のテープレコーダー「G型」を発売
- 1955年 日本初のトランジスタラジオ「TR-55」を発売
- 1979年 ウォークマン発売
盛田昭夫の人物像
ソニーの創業者であり、数々の日本初の商品を生み出し続け、ソニーを世界的企業へと成長させた人物です。彼自身、「世界中を相手にして仕事をしてみようではないか」という言葉を残し、世界を見据えて仕事をしていたことが分かります。元々は技術者だったそうですが、営業の第一線で販売にも尽力されたそうです。
就活生なら読んでおきたい盛田昭夫の著書
藤田田
藤田田の経歴
- 1926年 大阪生まれ
- 1950年 輸入雑貨販売店「藤田商店」を設立
- 1971年 日本マクドナルドを設立
- 1989年 日本トイザらス株式会社を設立
藤田田の人物像
日本にマクドナルドとトイザらスを広め、日本人が家族で楽しめる娯楽を生み出した人物です。2001年にはマクドナルドをJASDAQ市場へ上場させるなど、当時デフレだった状況をもろともせず売上を上げ続けました。「ハンバーガー王」などと謳われたそうです。また、当時高校生だった孫正義の尊敬する人物でもあったそうです。
就活生なら読んでおきたい藤田田の著書
小倉昌男
小倉昌男の経歴
- 1924年 東京生まれ
- 1948年 東京大学卒業 父が経営する大和運輸に入社
- 1971年 代表取締役に就任
- 1976年 「宅急便」を開始
- 2005年 死去
小倉昌男の人物像
「宅急便の生みの親」として有名ですが、その背景には「サービスが先、利益は後」という小倉氏の信念がありました。宅急便に舵を切ることには役員全員が反対でしたが、小倉氏は良いサービスを生み出せば利用者が増える、そうすることで市場を創造できると考えていました。加えて、宅急便に力を注ぐために大口の取引先との契約を打ち切る、運輸省(現国土交通省)と徹底的に対抗するなど筋を通し続ける人物です。また、福祉事業にも関心があり、障害者が働きやすい社会を目指していました。
就活生なら読んでおきたい小倉昌男の著書
江副浩正
江副浩正の経歴
- 1936年 大阪生まれ
- 1955年 東京大学に入学
- 1960年 「大学新聞広告社」を創業
- 1984年 株式会社リクルートに変更
- 1988年 リクルート事件が起こる
江副浩正の人物像
「東大が生んだ戦後最大の起業家」が江副氏のキャッチフレーズです。創業当時は大学周辺の喫茶店などから広告収入を得ていましたが、江副氏が目をつけたのが大学で行われる会社説明会でした。東大というブランド力もあったことから、この広告が大成功を収めました。競合が参入してきた際にも、「2位になることは我々にとっての死」という言葉で社員を鼓舞したそうです。その後も、就職情報誌での成功ノウハウを結婚や住宅などライフサイクルに紐づけて事業を展開させ成功を収めました。
就活生なら読んでおきたい江副浩正の著書
3.まとめ
いかがだったでしょうか。全く知らなかった知識を得ることが出来たり、少し知っていた知識を整理することが出来たら幸いです。面接でも「尊敬する人物は誰ですか」という質問があったときは、著名なビジネスマンを答えるのもアリだと思います。もしビジネスマンを答える場合は、それに備えて本を事前に読んでおくことをオススメします。面接官も好きで話が盛り上がっちゃったりするかも…。これを機に、自分が興味のある会社の経営者について調べてみても面白いかもしれませんね。では。