もくじ
1.はじめに
こんにちは、エントリーシート研究所の三浦です。
就活を始めたのが遅かった私はとにかくESを大量生産する戦略をとっていたのですが、手書きESに遭遇するたび「あーー、また手書きか…。コピペできないし、書き間違えたら振り出しに戻るやつじゃん…。」と若干テンションが下がっていました笑
今回は、時間や手間をかけなくてはならない手書きESだからこそ、他の学生に差をつけ、企業に自分を売り込むために気をつけるべきことについて紹介します!!
2.なぜ企業は手書きESを求めるのか
そもそも、なぜこの情報化社会において、未だアナログの手書きESを求める企業が一定数存在するのでしょうか??
それぞれの企業にとって何かしらの事情があるのでしょうが、一般的には以下の3点であると言われています。
「その会社の出願のために時間をかけた」という事実
WEB出願だと、「自己PRやガクチカ等の使い回しの可能な質問は、コピペで1秒!」が可能ですが、手書きだと丁寧に書くと1時間近くかかってしまう人もいるみたいです。
そのため、企業としても「うちの出願に時間を割いてくれた学生に来て欲しい」という認識があると思われます。
手書きの文字・文章の書き方から滲む性格を見極めたい
手書きの場合、字の得手・不得手以外にも、丁寧さや筆圧などそれなりの個性が表れます。
また、企業によってはイラストや写真の使用を求めてくる場合もあり、「WEBでは測れない学生の個性」を見ようとする目的があります。
志望度の低い学生の出願を削減したい
手書きのESは、正直なところ面倒臭いことこの上ないですよね笑
それでもそれなりに志望度の高い企業であれば、あきらめて書くしかありません。
しかし、WEBですと「とりあえずエントリーしておくか」程度でも簡単に出願することができてしまいます。
そのため、企業としては「志望度の低い学生は面倒な手書きESを避けるから、本当にうちに来たい学生のみを面接に呼びたい」という目的があると考えられます。
3.手書きESで注意したいポイント(書き方編)
以下に、手書きESの書き方において気をつけるべきことを6点紹介します。
とにかく丁寧に!!
「どうせ私は字が汚いし…」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、大切なのは「美しい文字が書けるか」ではなく、「丁寧に書かれているか」です。
字にはどうしても個々人の癖がでますが、それを活かした上で、丁寧に書かれていることが求められます。
文字のサイズは、「違和感なく、読みやすい適切な大きさ」で
「1行に何文字ずつ書きなさい」と決まっていれば楽ですが、こればっかりはケースバイケースなので難しいです笑
しかしながら、大きすぎる文字(いかにも内容が薄そう)や、細かすぎる文字(読む人への配慮が足りない)は、採用担当者に悪い印象を抱かせてしまう可能性があります。
読む人の視点に立って、「読みやすく、魅力的な書き方」を心がけましょう。
適切な段落分けを行う
WEB ESの場合、企業によっては段落分けができない場合もあります。
しかし、手書きESの場合は適切に段落を分けることで、読みやすい構造で書くことが必要になります。
書き間違えたときのために、多めに印刷しておく。
正式な書類において、修正テープ・修正液はご法度です。
また、鉛筆で下書きをしてから書くのも、下書きを消すときにES本体が汚れてしまうため、お勧めしません。
私は基本的に手書きESは5枚ずつ印刷し、2〜3回間違えたとしても、心に余裕を持って書くことをっ心がけていました。
学歴・職歴欄は、書式ルールに法って書く
特に指定がない場合は、高校卒業から記入します。
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(A) 忘れがちな「高校の学科」。学科が1つしかない学校であっても、正式名称を書く
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(B)企業によっては和暦表示が指定されている場合もあるので、よく確認してから書くこと。
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(C)「同上」は使わず、両方とも正式名称を記入
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(D)学歴と職歴の間は1行あける。
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(E)新卒の場合は、「なし」と記入
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(F)ここで終わりですよ!というのを明示する。
書く前には手を洗う・飲み物は撤去!
私は作業をするときにはコーヒーを飲むことが多いのですが、1度完成した手書きESの上にマグカップを倒した時には、もう絶句でした…笑
そこまで盛大にやらかさずとも、ESの汚れ・折れ曲がりはかなり悪目立ちすると思います。
書く前も、書いた後も、綺麗な状態で人事の方に見ていただけるよう、細心の注意を払う必要があります。4.手書きESで注意したいポイント(郵送編)
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雨に濡れても良いように、油性ペンで記入
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封筒の色は白(大学指定のものでなくても大丈夫だと思います。私は封筒は百均でした笑)
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ESはクリアファイルに挟んだ上で封筒に入れる
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ESとともに、成績証明書などを同封する場合も多い。書類漏れがないかをよく確認する。
表面
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(a)ESの締め切りラッシュの時期は、速達を使う場面もあります。普段から、速達のハンコを押すスペースをあけて書くようにしていました。
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(b)株式会社が前に来るか後に来るかをよく確認する
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(c)部署名は正式名称で。
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(d)宛先が部署等の場合は、「御中」をつける。「総務部人事課 新卒採用担当」とあった場合は、最後に「様」をつける。企業HPをよく確認し、どちらが適切かを毎回判断する。
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(e)赤ペンで、中身が何かを明示する
裏面
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(f)糊付けしたあとに、「〆」のマークを書く
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(g)自分の所属を正式名称で記入する。
5.最後に〜手書きESこそチャンス〜
いかがだったでしょうか??
手書きのESは確かに面倒なことは否めませんが、その分「その企業に対するこだわり」・「採用担当者に対する気遣い」という、WEB出願ではできない、他の学生との差別化を図ることが可能です。
是非「面倒くさいなあ」とは思わず、ルールをきちんと把握した上で、採用担当者のハートをぐっと掴むESを作り上げてください。