もくじ
1. はじめに
みなさんこんにちは^^今回は、生命保険業界について解説します!
金融業界志望の方の中には、生保はちょっと…と考えている人もいるかもしれません。生保業界は”人の死に関わる仕事”といったようなイメージにより、仕事内容や、やりがいについてよく知る前に敬遠されてしまうこともあるのです。したがって、今回はそんな生命保険業界の実態と魅力をご紹介していきたいと思います^^
*金融業界全般についておさらいしたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
では、早速生命保険業界ついて見ていきましょう!
2. 生命保険業界について
◎ 生命保険とはそもそもどういったものなのでしょうか?
人は生きていれば、ケガをすれば病気もしますよね。そういった万が一のリスクに備え、自分自身や大切な人を守るのが生命保険です。生命保険のもっともベーシックなモデルは、顧客(加入者)から長期間にわたり定期的に保険料を受け取り、加入者が入院・死亡などした際には、その加入者または家族に「あらかじめ約束していた金銭(保険金)」を支払うというものです。
戦後の経済成長期において、生命保険は、働き手である一家の大黒柱を失うリスクに備えるための方法として広く普及し、人々に安心を提供してきました。同時に、長期の貯蓄手段としての認識も高まりました。
◎ 生命保険の役割とは?
生命保険業界の役割は、大きく2つあります。
➀ 生保事業→生活保障として人々の経済基盤を安定させる
生保事業では、先述した”万が一に備える”というニーズから多くのお金を集め、そのお金を通じて社会に貢献しています。
このように、生命保険は将来のための資金の備えになるのです。したがって、多くの人の人生や企業活動を支えるビジネスとして、社会的役割が非常に高いと言えます。
➁ 機関投資事業→世界有数の機関投資家として経済成長に貢献する
機関投資事業では、お客様からお預かりした保険料を運用マーケットに投資し、お客様に配当金や保険金としてお支払いするような資産運用の役割も有しています。
したがって、生命保険業界は莫大な資金を動かすマーケットのメインプレーヤーとして、経済成長を後押しする働きも担っています。
◎ 生命保険の魅力とは?
“人の死に関わる仕事”として金融業界の中では、敬遠されがちな生保ですが、その魅力をご紹介します。現在、日本はアメリカに次ぐ世界第2位の生命保険大国に成長しています。生命保険の世帯加入率は89.2%にものぼり、これはなんと下水道やインターネットの普及率をも超える割合なのです。(生命保険文化センター2015年「生命保険に対する全国実態調査 」より)
つまり、現代において生命保険は、人の生死や社会で発生するさまざまなリスクに備え、経済的保障を提供するという重要な社会インフラ的機能を担っており、安定した国民経済の実現に多大な貢献をしているのです。
また、同じ保険業界である損保は、1年で契約更新となる一方で、生保は短くても約10年なのでお客様とのおつきあいがそれだけ長くなります。
つまり、ひとりのお客様に対して深く向き合うことができ、”お客様の一生に寄り添える仕事”とも言えます。
3. おわりに
いかがでしたか?今回は、生命保険業界の実態や魅力について解説しました。
生保業界に限らず、就職活動の際にイメージだけで志望業界を絞ってしまう人もいると思います。しかし、それこそ入社後のミスマッチに繋がってしまうと考えられます。だからこそ、先入観を持たずに色々な情報を得てから選択していきましょうね。
次回は、業界動向と生保業界のトップ5である五大生保について紹介していきたいと思います^^