1.はじめに
こんにちは。エントリーシート研究所の見谷です。私は平成生まれとしてちやほやされた世代なのですが、最近は2000年生まれの学生と接する機会があり、自分の老いを感じてきました。それにしても2000年生まれってかっこよすぎる…うらやましいですね。
今回は就活生が知っておきたい平成の著名なビジネスマンを紹介していきます。私が就活をしていたときは、企業名は知っていても経営者は分からないというパターンが多々あり、自分の知識不足を痛感しました。しかし、面接官は知っているわけですから、相手と同じ目線で話をするためにも、やはり有名どころは是非おさえたいところです。では早速紹介していきたいと思います。
2.平成の著名なビジネスマン
藤田晋
藤田晋の経歴
- 1973年 福井県生まれ
- 1997年 青山学院大学を卒業 株式会社インテリジェンスに入社
- 1988年 株式会社サイバーエージェントを設立
- 2014年 東京証券取引所第一部に上場
藤田晋の人物像
インターネットを軸とした事業を数多く生み出し、ネット広告業界で1位を独走しているサイバーエージェントの創業者です。ネット広告業に加え、「Ameba」やSNSサービスやゲームアプリという、インターネット広告事業、Ameba事業、ゲーム事業の3本柱が急成長しています。
創業のきっかけは、大学時代にインターンをしていて、「社長って大したことない」と感じたことだそうです。創業時は週に110時間労働を目標に掲げていた話は有名です。最年少上場時26歳の資産は250億円を超えていたそうです。現在は、「21世紀を代表する会社を創る」という目標を掲げていらっしゃいます。
就活生なら読んでおきたい藤田晋の著書
『起業家』
『渋谷で働く社長の告白』
孫正義
孫正義の経歴
- 1957年 佐賀県生まれ
- 1974年 高校を中退し渡米
- 1980年 カルフォニア大学を卒業
- 1981年 日本ソフトバンクを設立
- 1994年 東京証券取引所第一部に上場
- 2010年 ウィルコムを子会社化
- 2012年 全米3位のスプリント社を子会社化
孫正義の人物像
幼い頃は在日韓国人ということを理由に差別を受け続けていました。高校生のころに司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」を読み、脱藩という行為に憧れを抱き、これが後の渡米するきっかけとなります。
自ら考案した「音声機能付き他言語翻訳機」をシャープに売り込み、その資金で事業を起こし、あのスティーブジョブズを口説いてiPhoneの販売権を獲得するなど「交渉の達人」としても有名です。
就活生なら読んでおきたい孫正義の著書
『孫正義の焦燥 俺はまだ100分の1も成し遂げていない』
柳井正
柳井正の経歴
- 1949年 山口生まれ
- 1971年 早稲田大学を卒業
- 1973年 実家の小郡商事に入社
- 1984年 小郡商事の社長の就任
- 1991年 社名をファーストリテイリングに変更
- 1994年 東京証券取引所第一部に上場
柳井正の人物像
実家の小郡商事で働いている頃、メーカーが決めた価格で洋服を売ることに疑問を感じていました。あるとき香港でジミー・ライという人物に出会い、自分たちで作って自分たちで売る市井に共感し、日本でSPA(製造小売業)チェーンを展開することを決めます。
安くいい物を提供するスタイルで急成長を遂げ、成長が鈍化すればフリースやヒートテックなど様々なヒット商品を飛ばし、世界に通用する企業となりました。その裏には数々の失敗があり『一勝九敗』という本まで出しています。「行動してみる前に考えても無駄」という言葉を残すなど常に挑戦することを忘れない経営者です。
就活生なら読んでおきたい柳井正の著書
『一勝九敗』
三木谷浩史
三木谷浩史の経歴
- 1965年 兵庫県生まれ
- 1988年 一橋大学を卒業 みずほ銀行に入行
- 1993年 ハーバード大学経営大学院を修了し、MBAを取得
- 1995年 楽天を創業
- 2013年 東京証券取引所第一部に上場
三木谷浩史の人物像
起業したいと感じたのは米国留学中に「アントレプレナーシップ」を学んだことがきっかけでした。1995年に阪神大震災が起こり、友人を無くしたことを機に、人生の短さを痛感したことから、悔いのない人生を送るために起業を決意します。
三木谷氏はインターネットの成長が確実と判断し、人々がインターネットを通じてモノの売り買いできるサービスを展開したとことこれが大ヒットします。また、社内の公用語を英語にする、プロ野球球団の買収などリスクをとることに積極的な経営者です。
就活生なら読んでおきたい三木谷の著書
『楽天流』
村上太一
村上太一の経歴
- 1986年 東京都生まれ
- 2006年 早稲田大学在学中に株式会社リブセンスを設立
- 2011年 東京証券取引所第一部に上場
村上太一の人物像
求人情報サイトは掲載料から収益を得るというのが一般的でした。そんな中、2006年に求人に応募があったときに料金が発生する成功報酬型の求人サイト「ジョブセンス」を生み出し、2年で7000万円の売上を上げました。しかし、事業の先行きが見通せなくなったころに、知り合いの経営者に事業を買い取ってくれるように打診したそうです。
けれども、自分が他人の幸せのために会社を興したという想いがずっとあり、また起業するくらいならもう一度頑張ってみようと考え、事業を継続しました。そして、村上氏は26歳という史上最年少の若さで東証一部上場を果たし、一躍有名になりました。
就活生なら読んでおきたい村上太一の著書
『リブセンス 生きる意味』
堀江貴文
堀江貴文の経歴
- 1972年 福岡県生まれ
- 1991年 東京大学に入学
- 1996年 有限会社オン・ザ・エッヂを設立
- 2002年 経営破綻した旧ライブドア社から営業権を取得
- 2006年 証券取引法違反容疑により逮捕。(2011年に実刑2年6ヶ月が確定)
- 2013年 刑期満了
堀江貴文の人物像
プロ野球の近鉄バッファローズやニッポン放送の買収に名乗りを上げたり、ライブドアを世界一の企業にするという野心を抱いていたりと貪欲な人物な印象が強いです。ただ意外な一面もあります。
IT関係の仕事以外にバンドを結成してCDを出してみたり、ミュージカルに出てみたり、ヌードになってみたり…と、好奇心旺盛な方とも言えると思います。また、歯に衣着せぬ発言が注目され、数多くのメディアで引っ張りだこになっています。
就活生なら読んでおきたい堀江貴文の著書
『本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方』
南場智子
南場智子の経歴
- 1962年 新潟県生まれ
- 1986年 津田塾大学を卒業 マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社
- 1990年 ハーバード・ビジネス・スクールにてMBA取得
- 1999年 ディー・エヌ・エーを設立
- 2007年 東京証券取引所第一部に上場
南場智子の人物像
普段の生活では迷いがちで食事の際もなかなかメニューが決まらないそうです。またお茶目な人物として有名で、マッキンゼー時代はクリスマスの夜に仕事をしていたが「つまらない」という理由でクリスマスソングをマイクで熱唱し別のフロアの人に怒られたこともあるそうです。
仕事においては素早く決断を下し、1度した決断を振り返ることをせず組織を引っ張ることを重要視しています。自身の著書で、決めたらそれしかないというマインドで仕事をしないと経営は出来ないと語っています。
就活生なら読んでおきたい南場智子の著書
『不格好経営―チームDeNAの挑戦』
3.まとめ
いかがだったでしょうか。著名なビジネスマンは本を出版していることも多く、その人の仕事観に触れることが出来ます。そこから自分はどのように仕事をしていきたいかといった自分の仕事観も磨くことが出来るのではないでしょうか。ですので、試しに気になった人の本を買ってみることをオススメします。それでは。