もくじ
1. はじめに
こんにちは、エントリーシート研究所の石塚です。
自分の入っていた研究室は、1年間に2回の研究発表があります。(2回めの研究発表後に卒論を提出するので)研究発表の段階ではまだ確実な実験結果が出てないことが多く、いかにして内容の薄い研究結果をそれなりの発表にするかということに4年生は毎年苦しみます。例に漏れず、自分もその薄い内容を発表する1人だったのですが、“ある方法”を使うことで2回とも無事、発表を終えることができました。その方法とは“メラビアンの法則”です。今回は就活にも使える“メラビアンの法則”について書いていきたいと思います。
2.メラビアンの法則って?
就活生の皆さんは、もしかしたらどこかで既に耳にしたことがあるかもしれません。
【メラビアンの法則】
メラビアンの法則とは、
- (1)相手に与える自分の印象は視覚から得る情報(見た目や表情、身振り等)が55%
- (2)聴覚から得る情報(声色、声の大きさ、声のトーン等)が38%
- 言語から得る情報(話の内容等)が7%である。
というものです。「言語から得る情報少なすぎるだろ!」や「見た目ってそれほど大事なの?」など思うことはたくさんあると思います。メラビアンの法則と就活の関係の詳細を以下で書かせていただきます。
3.大半を占める視覚情報と聴覚情報
視覚情報について
まず、55%という半数以上を占める視覚の情報です。視覚の情報とは、上記でも書かせていただいたように自分の
- ・見た目
- ・表情
- ・身振り
などのことです。よく第一印象は「3秒で決まる」、「5秒で決まる」、「7秒で決まる」と言われますが、いずれにせよ短い時間を表しています。それほど視覚からの情報は相手に与える印象を左右するということであり、別記事でも「白色は清潔感を与える」だったり、「濃紺は信頼を勝ち取る色」など書かれています。
私も実感として視覚情報の重要性を感じたのが、某大手通信企業の2次面接です。面接終了後にその場で通過発表をいただき、「最初の君の笑顔を見た時から、通過はほぼ決まっていたよ」と言っていただきました。
笑顔や話しているときの自分の表情・身振りはどうかなど鏡を使って自分の外見を一度確認してみましょう。
また、スーツやベルト、靴、髪型などが正しい物になっているかを今一度確認し、揃えてみることをおすすめします。メラビアンの法則によれば、印象の半分以上は見た目で決まっています。あなたが思っているより影響力ありです。
聴覚情報について
次に、聴覚の情報についてです。聴覚の情報とは、
- ・声色
- ・声の大きさ
- ・声のトーン
などです。例えば、「お前のこと嫌いだわ」と相手から言われるとき、低めのトーンで言われると「相手は自分のこと嫌いなんだな」と思いますよね。しかし、高めのトーンかつ大きな声で言われるとどうでしょうか?恐らく、「冗談で言っているのだな」とわかりますよね。このように声色、トーンなどで相手の受け取る印象が全然違います。ハキハキと大きな声で発生することを心がけましょう。
言語の情報
最後に、言語の情報です。55%、38%という数字を見ると7%は小さく思い、「なんだ、話の内容ってあまり重要じゃないじゃん」と思うかもしれませんが、あくまでこれは相手に与える印象の話です。聞かれたことに対してちゃんと回答できているかというコミュニケーション能力(読む・書く、聞く・話す能力)は重要ですので、しっかりと鍛えておきましょう!
(参照:結局就活で頑張ることは3つだけ)
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、メラビアンの法則について書かせていただきました。
表情や身振りは練習しても直りにくい部分ではありますが、相手に与える印象を左右しかねないので無表情で話したりしてしまう人は今のうちに直しましょうね!メラビアンの法則はプレゼンなどをする人も心がけているみたいなので、覚えておくと企業に入社してからも役に立つかもしれません。