はじめに
就活スタートとともに各就職情報会社が一斉に開催する就活イベントや合同企業説明会。
たくさんの企業がブース出展し、人事担当から話を直接聞ける貴重なチャンスとして、学生からの人気が非常に高いものです。
しかし一方で気になるのは、今やインターネットが発達し、家にいながらたくさんの情報を得ることができるため、果たしてわざわざ直接イベントに足を運ぶほどの価値がそこにあるのかということ。
ネットで調べられるのと同程度の情報量しか得られないのであれば、合同企業説明会にいくより家で作業をした方がずっと効率的と考えることもできますよね。
今回は、そんな就活イベントや合同企業説明会が持つ本来の価値と、効果的な使い方に関して解説していきます。
目次
会社情報や募集情報ではない、生の情報を得ることを心がけよう
もしも既に興味を持っている会社があり、そこがイベントにブース出展をするため、イベントに参加しようと考えているのであれば、必ず事前に下調べをしてからブースに行くようにしましょう。
会社の事業内容や募集情報、求める人物像や社風など、ネットで得られる情報は漏れなく集めておくのが望ましいですね。
その上で、当日はおそらく、事前に調べた内容とも重複する話が多数出てくるとは思いますが、そこで気を付けておきたいのが、
実際に会社説明をしている採用担当者の熱意。
どの話をする時に、特に力が込められているか。
それを見抜くことで、会社が本当に興味を持って欲しいと思っているポイントや、逆にこんな人に来て欲しいと思っている要素を分析することができるのです。
それがわかれば、今度はそれをエントリーシートや面接のタイミングで、採用担当者が最も熱を入れた部分を志望動機や自己PRの内容に盛り込みます。
面接官も人ですから、自分が好きなポイントと、就活生が好きになってくれたポイントが一致すれば、よりその就活生に対する親近感がわくでしょう。
最終的に就活の合否は「合うか合わないか」で決められます。
その重要な要素を見抜くために、生の声を聞くということは非常に重要なのです。
興味のない会社や初めて名前をしった会社こそ、ブースに立ち寄ろう
もう一つ就活イベントでやるべきなのは、
今まで全く知らなかった会社や興味がなかった会社の話を聞いて見る
ということです。
大体合同企業説明会での企業が行う会社紹介は30分程度。
たった30分で、会社の歴史や事業のことを詳しく知れる機会はそうそうありません。
多くの学生は、既に知っている会社や興味のある会社の話を聞きに行ってしまいますが、既に知っている会社であれば、極論インターネットを使って情報を集めることは可能。
それよりも、知る機会がなかった企業の話を聞けば、もしかすると自分の天職だと思えるような仕事や、こんな人たちと一緒に働きたいというような理想の環境が見つかることもあるかもしれません。
自分の視野や可能性を広げるためには、いかに広い範囲から情報を集めることができるかがポイント。
合同企業説明会であれば、半分ぐらいは知らない会社が出展していることでしょう。
それらを中心にブースを周り、情報収集をすることで、あなたの就活の幅が大きく広がることは間違いありません。
あえて知らない会社や興味のない会社の話を聞く。
もしそれで好きになれなければ、また次を探せば良いだけです。
就活イベントはこういう使い方もできるということを覚えておいてください。
まとめ
就活イベントは、
短時間でたくさんの企業の話を、直接聞くことができる
というのが一番の特徴です。
元々興味のある会社であれば、その情報をもっと深くしたり、採用担当者のクセや好みを掴むために活用しましょう。
逆に興味のない会社の話を短時間で聞くことで、本当の魅力や新しい可能性を発見することもできます。
自分がどんな就職活動をしていきたいのか。
それに応じて就活イベントの使い方を変えていけば、とても効果的な時間の使い方ができる、とても貴重な機会と言えるでしょう。
ぜひ上手に活用してみてくださいね。