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BtoB就活のススメ!まったり高級ホワイト”掘り出し物”企業の宝庫!

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企業の選び方
2024年06月05日
BtoB就活のススメ!まったり高級ホワイト”掘り出し物”企業の宝庫!

もくじ

  1. はじめに
  2. BtoCとBtoB
  3. BtoB企業はどうしてホワイト企業が多いの?
  4. BtoB企業がおすすめの理由
  5. まとめ

1.はじめに

こんにちは。ES研究所の金野です。

大学生活を送る中で就活も視野に入ってきて、早い人はどんな企業を受けようかもう考え始めているころかと思います。いざ就活を始めてみると、私達の身の回りとは遠いところでビジネスを行う商社、広告、メーカー、銀行…などなど、世の中にはいろんな企業があることを知り、ちょっと悩んじゃいますよね。

そこで今日はみなさんに、普段の生活ではあまり馴染みはないけれども、実は私たちの生活をいたるところで支えている就活生におすすめのBtoB企業についてお伝えしていきたいと思います。

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2.BtoCとBtoB

ご存じの方も多いかと思いますが、まず、BtoCとBtoBの違いについて簡単におさらいしておきましょう。また、企業によってはBtoCもBtoBも両方やっているというところもあるので、企業研究の際にはその企業がどの様な顧客を相手にビジネスを行っているのか確認しておくといいかもしれません。

■BtoC

BtoCは「Business to Consumer」の略です。BtoC企業では、「企業対消費者の取引」を行っています。

BtoCの企業はお客さんが一般消費者であるため、テレビやインターネット等でたくさん広告を打っています。そのため、認知度も高く、就活生にも大変人気のある企業が多いです。食品業界、特にお菓子業界は倍率は300倍近くまで高まります。合格率に改めると0.3%、1000人に3人しか内定しないんです…。

例:メーカー(化粧品、一般消費財、食品、電機、ゲーム等)、出版

■BtoB

BtoBとはBusiness to Businessの略称で、企業対企業の取引を行っている会社のことを意味します。

基本的にBtoB企業のお客さんは企業なので、広告を打つ会社は少なく、一般消費者からの認知度は低く、就活においても学生にはあまり人気がありません。しかし、これから紹介していく様に、実は無茶苦茶ホワイトな企業が多いジャンルなんです。実は、BtoBモデルの企業は「倍率が低くて(人気がなくて)ホワイトな企業」の宝庫なんです。

例:商社、広告、メーカー(素材、部品、機械)、エンジニアリング、建設等

4.BtoB企業はどうしてホワイトなの?

さて、ここまでこの記事を読んでくださった方には、BtoB企業の魅力が伝わり始めたことと思います。

では、なぜBtoBは給与水準も比較的高く、福利厚生もしっかりしているホワイト企業が多いのでしょうか。これには主に2つの理由があると考えられます。

BtoB企業にホワイト企業が多い理由

  • 取引が長期的(安定的)に行われる
  • 参照障壁が高く、競争が激化しづらい

ことです。やや専門用語っぽいものが出てきたので、以下で日本の化粧品メーカーと鉄鋼メーカーを例に考えていきましょう。

取引が長期的(安定的)に行われる

まず、BtoBの場合、取引が安定的に、また長期的に行われるという特徴があります

化粧品メーカーなどの場合、一般消費者が取引相手となるため、その時の気分や流行で買ってもらえないこともありますし、他社に顧客が流れてしまうこともあります。

しかし、鉄鋼メーカーであれば、顧客である自動車メーカーや電機メーカーが最終製品を一般消費者に届けることができるよう、取引を安定的に、また長期的に行う必要があるのです。

競争が激化しづらい

BtoB企業は参入障壁の高い事業を行っているところや、特定の分野に強みを持っているところ、少数の企業で市場のほとんどのシェアを持っているところが多かったりします。

鉄鋼メーカーであれば、装置産業ということで新規参入も難しいですし、現在国内市場は新日鐵住金・JFEスチール・神戸製鋼の3社で寡占状態にあります。

一方国内の化粧品メーカーは、他業種からの新規参入も比較的容易に行われており、企業数も多く、激しい競争が行われています。そのため、BtoCに比べBtoBの方が競争が激化しづらい環境にあるといえると思います。

参入障壁って?

参入障壁とは、新しい商売を始めようとするときの難易度のことです。主に

  • ・既存プレイヤーの優位性(ブランド力等)
  • ・初期費用とリスクの高さ(製鉄業等)
  • ・法規制(製薬企業等)

で図られることが多いです。要するに商売の始めやすさのことです。参入障壁が低ければ商売を始めやすいので色んな企業が商売を始めます(新規参入といいます。)。そうすると、価格競争が起こるので価格はどんどん安くなり(いわゆる競争が激化するというやつです。)、利益を出しづらくなるんですね。

4.BtoB企業がおすすめの理由

BtoB企業がおすすめの理由はズバリ「年収・福利厚生」にあります。

『本当かな?』と思っている方のために、東洋経済オンラインが公表している「最新版!『就職人気ランキング』ベスト300社」に掲載されているBtoC、BtoB企業をそれぞれ上位5社抜粋し、「年収・福利厚生」について比較してみたいと思います。

なお、抜粋した企業間で業界が被る場合には、ランキング上位に位置する企業のデータを載せ、業界に偏りがないようにしています。また、詳しいデータは就職四季報(2015年版)を参考にしています。

参考文献

■BtoC

・三菱東京UFJ銀行

・全日本空輸

  • 年収:データなし(ただし、航空業界の平成26年の平均年収は605万円のようです。詳しいデータはこちら
  • 三年後離職率:データなし

・JTB

  • 年収:データなし
  • 三年後離職率:データなし(こちらは少し古い記事になりますが、旅行業界の実態について書いてあります。)

・明治

  • 年収:671万円
  • 三年後離職率:2.4%

・野村證券

  • 年収:999万円
  • 三年後離職率:データなし

■BtoB

・丸紅

  • 年収:1220万円
  • 三年後離職率:データなし

・大日本印刷

  • 年収:652.2万円
  • 三年後離職率:5.8%

・旭化成グループ

  • 年収:893万円
  • 三年後離職率:6.2%

・JR東日本企画

  • 年収:データなし(JR東日本企画の平均年収は688万円というデータもあります。詳しくはこちら
  • 三年後離職率:データなし

・野村総合研究所

  • 年収:1071万円
  • 三年後離職率:4.6%

BtoBのメリット

データを公開していない企業もありますが、以上からBtoC と比べ、BtoB企業には次のようなメリットがあると言えると思います。

  • ・三年後離職率が低い企業が多い。
  • ・比較的年収が高い。

また、三年後離職率が低いという点から、BtoB企業のほうが働く環境が整っていると言えそうですし、BtoC企業に比べ知名度が低いところが多いので、就活の際には倍率が低くなる傾向にあるともいえるかもしれません。

5.まとめ

いかがでしたか?BtoB企業は普段生活していてあまり馴染みがないので、今日この記事を読んで、「ふーん、面白そうじゃん!」と思っていただけたら嬉しいです。今日紹介した以外にも、BtoB企業は、実は人々の生活に不可欠な存在だったり、グローバルに展開していたりと、とっても魅力的な点をたくさん持っています。そのため、少しでもBtoB企業に興味を持ってくださった方がいれば、就活の際には是非受けてみてくださいね。

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