朝日新聞社 (通過)のES 2017卒 2

ES研究所

記者になりたいと思ったきっかけは。どんな記者になりたいですか。(8行)

私が記者を志したのは、世の中を変えたいと思ったのがきっかけだ。私の父は地元で勤務医をしている。病院に医者が少ないために、休みなく激務に日々追われる父の姿を見るうちに、父がこのように働かざるを得ない社会に疑問を抱くようになった。当直があり、救急患者を受け入れる必要のある大きい病院での勤務は敬遠されがちであり、その結果一部の医者が激務に追われることになる。私はこうした社会問題の解決に携わる、世の中を変える仕事がしたい、と思った。そして考え出した結論が記者だった。日本は民主主義国家である。個人は情報を基に意思決定を行い、その結果が選挙によって政治に反映され、国が動いている。情報は世の中を動かすうえで非常に重要なのだ。社会に埋もれているニュースを掘り起こし、人が世の中について考えるきっかけを作り出すような記事、世論形成に関わるような記事を書ける記者に私はなりたいと思う。

朝日新聞社を志望する理由は何ですか。(5行)

朝日新聞が人に考える場を提供する新聞だからである。私は記者になって、人々に情報だけでなく、それについて考える場を提供したいと思う。朝日新聞は社会に考える場を提供している新聞だ。日々の紙面では深追いできないニュースをWEBRONZAや朝日Globeといった媒体がカバーしている。情報が錯乱する世の中だからこそ、知るだけでなく、読んだことを吟味することが重要になってきている。私は、読者に考えるテーマやきっかけを提供していきたいと思うからこそ、それを実現している朝日新聞で働きたいと思う。

あなたがアピールしたい業績や経験は何ですか。それを記者の仕事にどう生かせると考えますか。(8行)

私は大学でアラビア語やアラブ地域の政治、イスラム思想について学んできた。特に私は、現在、世界でテロを巻き起こしているイスラム過激派が何者なのか、文化的・政治的側面から理解することに関心があり、それらを知るために、基本的ツールとしてアラビア語を学んだ。アラビア語学習と情報収集を兼ねて、「日本語で読む中東メディア」という新聞翻訳事業にも参加し、私が翻訳した記事が朝日中東マガジンに掲載されたこともあった。研究のための情報収集には日本語だけでなく、英語・アラビア語などの言語を使うことも少なくない。こうした言語、能力とそれを使った情報収集能力、そしてアラブ・イスラム地域を学んで得た、日本の常識にはとらわれない価値観やものの見方は、あらゆる情報を扱う記者の仕事をするうえで生かしていけると考える。

朝日新聞や朝日デジタルの紙面に関する感想を教えてください。(この数か月間の記事・映像で、評価するものと評価しないものをそれぞれ挙げて、その理由を)(9行)

評価するもの:3月20日の「貧しい家庭の子へ学習支援、45%の自治体「予定なし」格差の世代連鎖の問題を解決するために出された制度が、活用されていないというこの記事は、格差の問題に触れつつ、国と地方の行政の温度差も明るみに出しており、注目すべき記事だと思った。
評価しないもの:4月14日の「山口)新入生をカルトが狙う春 地方大もピリピリ」大学でのカルト勧誘に焦点を当てた内容は興味深いのだが、記事の最後になぜかイスラム国が急に引き合いに出されており、論が飛躍していると思った。もし、ここでイスラム国とカルト集団を比較したいのであれば、同日の記事、「(ザ・コラム)謎解き「イスラム国」 暴力生むからくりを探れ」のように、犯罪学の視点から、イスラム国の手法とオウム真理教の手法が類似している、というようにある程度科学的・論理的に説明した方がいいと思う。

あなた自身の好きなところと、好きでないところは何ですか。(5行)

好きなところ:好き嫌いをせず、物事に寛容なところ。世の中、黒白をつけられる問題ばかりが存在するわけではない。だからこそ、自分と違う相手の意見を聞いたり、実際に触れる前から何かを嫌いになったりせず、自分で実際に触れて、いいところも悪いところも知るのが一番いいと思っている。
好きでないところ:課題などをぎりぎりまで終えられないところ。スタートは計画的に、早めに始めることができても、時間があると思うとぎりぎりまで動くのが億劫になってしまう。

今までで一番つらかったことは何ですか。また、どうやってそれを乗り越えましたか。(5行)

留学渡航10日前に行先をチュニジアからモロッコに変更したこと。チュニジアに語学は留学の2年程前から計画しており、チュニジア政治についても継続的にフォローしていた。しかし、渡航10日前に邦人を巻き込んだ銃乱射事件が発生した。語学学校や下宿先も手配済みであり、長い間楽しみにしていたチュニジア留学であったが、諦めざるを得なくなり、モロッコに急遽行先を変更した。留学を諦めたくないとの思いから必死に情報収集や学校などの手続きを行った結果、無事にモロッコに留学することができた。

最近、感動したことは何ですか。(4行)

留学中、現地の友人や知り合いの家に招かれた際に、どの家族も私を温かく迎え入れてくれたこと。「なんで最近来なかったのか」「家族は元気にしているか」「またいつでも遊びに来なさい」「ここは第二の家族だからね」一回一回言われるたびにとても嬉しく、遊びに来て良かった、と思えた。どの家族も家庭を大切にしていて、また来客が来ても親戚が来たかのように迎えてくれる。自分も将来こんな家庭を築きたいとしみじみ思った。

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