
目次
- はじめに
- 公務員の就活は証明写真で落とされることがある?
- 公務員の就活に必要な証明写真とそのサイズ
- 公務員用の証明写真にルールはある?規格をチェック
- 公務員の就活で使う証明写真は「いつ」撮る?
- 公務員の就活で好印象を与える証明写真の身だしなみ
- 公務員用の証明写真にふさわしい表情・姿勢は?
- 公務員試験で使う証明写真はどこで撮る?
- 公務員就活におすすめの証明写真スタジオ3選
- 公務員志望の就活生によくある”証明写真”に関する質問
- 公務員就活における証明写真の撮り方まとめ
はじめに
公務員就職を目指して頑張っている就活生の皆さん、履歴書の「証明写真」はすでに準備しましたか?
公務員試験では、筆記や面接が注目されがちですが、実は証明写真も重要な選考要素のひとつです。
特に人物評価が重視される公務員試験においては、写真から伝わる誠実さや清潔感が評価に影響することもあります。 そのため、「少しでも写りの良い証明写真を用意したい」と考えている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、公務員を目指す就活生のために、証明写真に関するポイントを詳しく解説していきます。これから撮影を控えている就活生は、ぜひ参考にしてください!
公務員の就活は証明写真で落とされることがある?

公務員の就活において、証明写真のクオリティが低いという理由で落とされることはありません。しかし、写真のクオリティは面接官に与える印象を左右する可能性があります。
履歴書の証明写真は、採用担当者が見る最初のあなたの姿です。その写真で第一印象が決まることになりますから、選考に与える影響も大きいでしょう。このため、証明写真はクオリティ重視で用意するのが望ましいです。
公務員の就活では、より良い第一印象を作るためにできるだけ質の高い証明写真を準備しましょう!
公務員の就活に必要な証明写真とそのサイズ

公務員の就活に必要な証明写真は大きく分けて2種類あります。それが「プリント写真」と「ネット申し込み用の写真データ」です。
プリント写真は履歴書に実際に貼付する紙の証明写真であり、データは履歴書提出がオンラインで完結する場合に省庁の採用システムに登録する顔写真です。
それぞれの写真の詳細について、規格などを以下で詳しく解説します。
1.プリント写真
公務員就活に必要なプリント証明写真の規格は、「4cm×3cm」です。 プリント写真は実際に履歴書に貼るため、少しでもサイズが違うと調整のために写真をカットすることになってしまいます。 写真をトリミングして髪や顔の輪郭を削ってしまうと、証明写真として無効になる場合もあるため避けましょう。
2. ネット申し込み用のデータ
公務員就活では、採用システムに「顔写真登録」が求められる場合があります。これがネット申し込み用のデータです。
公務員就活に必要な証明写真の規格は以下のとおりです。
- ・データのサイズ:2MB以下
- ・ピクセル数:600×450ピクセル程度
- ・写真形式:JPEGまたはPNG
ネット申し込み用のデータの規定はどれも重要で、どれかが規定に反しているだけでシステム的に提出が拒否される場合もあります。例えば、国家公務員採用試験では顔写真の登録に使えるファイル形式は「JPEGのみ」となっています。
公務員就活で求められるネット申し込み用のデータには守るべき規定が多いため、必ず撮影前に募集要項などをチェックしておきましょう。
公務員用の証明写真にルールはある?規格をチェック

公務員就活のための証明写真には、本人確認を確実に行うためのルールが存在します。 主なルールは以下の通りです。
- ・上半身撮影
- ・脱帽
- ・正面向き
- ・6ヶ月以内に撮影
特に重要なのが「6ヶ月以内に撮影」された写真を使わなければいけない点です。それ以上古い写真では、容姿が変わってきてしまう恐れがあるため、証明写真として不適格です。本人確認を滞りなく行うために、全ての規定に沿う証明写真を用意しましょう。
公務員の就活で使う証明写真は「いつ」撮る?

公務員の就活証明写真は「1月」に撮影するのがおすすめです。まず、公務員就活の主な流れは以下のようになっています。
- ・1月から2月:各公務員試験の試験日程公開(公示)
- ・3月:地方公務員早期枠試験
- ・4月:国家公務員(総合職)1次試験、地方公務員(上級中級)1次試験
- ・5月から6月:地方公務員(初級)1次試験
このように、早い人では3月に公務員試験が始まります。このため、応募に余裕を持って証明写真を用意したい場合は「1月」に撮影しておくのが良いでしょう。
公務員の就活で好印象を与える証明写真の身だしなみ

公務員就活のために好印象を与える証明写真を用意したいなら「身だしなみ」を整えることが大切です。 公務員は社会全体に奉仕することが求められる職業です。つまり「真面目」「誠実」といった印象が民間企業以上に重視されていると考えられます。
以下では男女別で、公務員の証明写真で好印象を与えられる身だしなみを詳しく解説します。
男子就活生|公務員の証明写真で好印象を与える身だしなみ
公務員志望の男子就活生が、証明写真で好印象を与えたいなら
- ・服装
- ・髪型
- ・メイク
の3点を意識して身だしなみを整えることが大切です。それぞれのポイントを「公務員就活」という観点から解説します。「男なのにメイク?」と疑問に思った方はぜひ最後までチェックしてください!
男子の公務員写真に適した服装
男子の公務員写真は、以下の三点を揃えて撮影するのがおすすめです。
- ・スーツ:黒や紺色のダークカラー
- ・ワイシャツ:襟はレギュラー、白または水色
- ・ネクタイ:シンプルな柄
男性の公務員就活では、市民のために働ける「誠実な印象」をアピールすることが大切です。スーツスタイルはかっちりとした見た目で、真面目な印象を損ねることはありません。
ジャケットは黒や紺色、灰色などのダークカラーがおすすめです。ワイシャツは白色を選ぶことで、顔に光を当てやすくなり顔色を良くする効果が期待できます。
公務員写真に服装の規定はありませんが、真面目さを印象付けるためにスーツスタイルがおすすめです。
男子の公務員写真に適した髪型
男子の公務員写真には、以下の髪型がおすすめです。
- ・ショートヘア
- ・流し前髪またはアップバング
証明写真では、顔が見えやすいように髪をセットすることが大切です。髪が長いと自然に顔周りの髪の毛が多くなり、顔が見えにくくなってしまいます。 証明写真のために髪を切る場合は、短めのショートカットにし、顔の周りがスッキリと見えるスタイリングにセットしましょう。
また、前髪はおでこが見えるようにセットすると、写真全体が明るい雰囲気になり、好印象を与えやすいです。
- ・七三分け
- ・アップバング
- ・流し前髪
前髪のセットに迷ったら、上記の前髪を参考にしてください。
男子の公務員写真はメイクをすると綺麗な仕上がりに!
男子の公務員写真では、メイクをすることで顔の印象をよりアップさせることができます。男性におすすめの公務員写真のメイクは、以下のとおりです。
- ・ベースメイク
- ・眉メイク
- ・リップメイク
ベースメイクは顔全体の肌を整えるためのメイクです。肌のトーンを均一にすることができ、ニキビ跡などの肌荒れが目立ちにくくなります。
また、眉毛がボサボサだと「堅実」という印象を損ねてしまうため、形を整えて無駄な毛を処理するだけでもキリッとした仕上がりになります。
上記のようなメイクを意識することで、よりきれいな仕上がりになりますよ。
女子就活生|公務員の証明写真で好印象を与える身だしなみ
公務員の「市民のために働く」「営利企業ではなく社会に仕える」という特性を考慮すると、求められている人材は真面目で誠実な人物だと言えるでしょう。 履歴書の証明写真でもこのイメージに沿った身だしなみに整えることで、採用担当者に「適性がある」との印象を与えられます。
以下では「女子の公務員写真の身だしなみ」を解説していきます。
女子の公務員写真に適した服装
女子の公務員写真に適した服装の基本は以下の通りです。
- ・ジャケット:黒、紺、ダークグレーなどの落ち着いた色
- ・インナー:襟付きシャツが基本。フリルやリボン付きは避ける
民間企業とは異なり、公務員は市民と接する機会が多く、信頼感や真面目さが何よりも重視されます。そのため、派手さよりも“控えめできちんとした印象”を与える服装が良いです。 おすすめなのは「黒のスーツ×白のシャツ」の組み合わせです。誠実で清潔感があり、写真映えも良いため、公務員試験において無難かつ安心できるコーディネートといえます。
女子の公務員写真に適した髪型
女子の公務員写真にふさわしい髪型は、以下のような特徴を意識するのがおすすめです。
- ・顔まわりがスッキリ見える
- ・清潔感がある
- ・ナチュラルで派手すぎない
ショートやボブヘアの女子就活生は耳や額を出すように整え、スッキリとした印象を与えましょう。顔がはっきり見えることが大切であるため、前髪は目にかからないように整えるのがポイントです。
ミディアムやロングヘアの女子就活生は・顔が見えやすいように、髪をサイドでまとめるか、低い位置で一つ結びにするのがおすすめです。耳を出すことで、表情が明るく見える効果もあります。おくれ毛は控えめにし、まとめ髪はタイトに仕上げましょう。
女子の公務員写真に適したメイク
女子の公務員写真では、メイクも重要なポイントです。ナチュラルで派手すぎない、シンプルな印象のメイクがおすすめです。 公務員証明写真のメイク全体の注意点として、「きちんと感」と「素顔の延長」が両立するメイクが理想です。化粧が濃すぎると、派手な印象になってしまうため要注意です。写真スタジオで撮る場合は、自然光でも飛ばないよう少しだけ色を足しておくと良いでしょう。 「メイクにはあまり自信がない」という方は、写真スタジオに「公務員試験用の写真を撮りたい」と伝えると、適切なアドバイスやメイクサポートを受けられることがありますよ!
公務員用の証明写真にふさわしい表情・姿勢は?

公務員用の証明写真では「真面目で堅実」な印象を与えられる表情を目指しましょう。
公務員用の証明写真にふさわしい表情・姿勢表情は以下の手順で作ることができます。
- 【姿勢】
- 1.椅子に深く腰掛ける
- 2.腹筋と背筋に力を入れ、頭を吊られているイメージで背筋を伸ばす
- 3.おでこを手前に出すイメージで顎を引く
- 【表情】
- 1.口を閉じながら口角を上げる
- 2.眉を下げつつ目を見開くイメージで目に力を入れる
椅子に浅く腰掛けると姿勢が悪くなるばかりでなく、カメラに顔が近づくので顔と体のバランスが崩れてしまい不恰好な写真になってしまいます。また、背筋を伸ばすときは「頭を糸で吊られている」イメージを持つと、自然で良い姿勢を作ることができます。
また、真面目ではあるものの朗らかでコミュニケーション力の高い印象を作るために、公務員写真は微笑むような表情で撮影するのがおすすめです。
公務員試験で使う証明写真はどこで撮る?

公務員試験で使う証明写真は以下の2つの方法で準備することが可能です。
- ・写真スタジオでの撮影
- ・スピード写真機での撮影
それぞれの方法にはメリットもデメリットもあります。具体的なサービス内容なども含め、以下で詳しく解説します。
撮影方法1:写真スタジオ
公務員試験用の証明写真は、写真スタジオで撮影することができます。写真スタジオ撮影のメリットデメリットは以下の通りです。
[メリット]
- カメラや照明など撮影機材が揃っている
- プロのカメラマンやヘアメイクさんが撮影をサポート
- レタッチや加工修正で公務員就活にぴったりな写真が手に入る
[デメリット]
- 写真スタジオは予約制が多く、すぐには撮影できない
- プリント写真が数日後にお渡しの場合がある
写真スタジオでの証明写真撮影の最大のメリットは「ハイクオリティな写真を撮影できる」という点です。証明写真の品質は撮影機材や加工修正など様々な要素が関係しますが、写真スタジオはこれら全てをカバーして高品質な写真を提供できます。
写真スタジオは予約必須の場所も多く、思い立ってすぐに撮影などは難しいです。しかし、公務員写真の重要性を考えると、写真スタジオで計画的に証明写真を撮影するのがおすすめです。
撮影方法2:スピード写真機
公務員試験用の証明写真は、スピード写真機でも撮影することができます。スピード写真機撮影のメリットデメリットは以下の通りです。
[メリット]
- 思い立ったタイミングで好きな時に撮影ができる
- 料金が安く撮り直しも気軽
- データ転送や自動の加工修正ができる機種もある
[デメリット]
- 撮影や身だしなみを自分で整える必要がある
- 自然な印象の証明写真が撮影しにくい
スピード写真機は、気軽に証明写真を撮影できるのが特徴です。しかし、公務員就活のための証明写真で重要な身だしなみについては、自分1人で工夫して撮影する必要があります。
自分でメイクやヘアセットができ、ある程度の品質の写真で満足できるならば、スピード写真機は料金も比較的安く済むためお得な選択肢と言えるでしょう。
公務員就活の証明写真を「スマホでセルフ撮影」はおすすめしない!
公務員就活の証明写真を「スマホで自撮り」するのはおすすめできません。
証明写真アプリなどを使ってのスマホ自撮りはコストも低く、家で撮影できるため、選択肢として検討している就活生もいるかと思います。
しかし、スマホでの自撮りの証明写真は一目で写真スタジオ撮影との見分けがついてしまい、場合によっては「手抜き」だと考えられてしまう恐れもあります。「真面目さ」をアピールできるチャンスの公務員写真で、このような評価は避けたいですよね。
公務員就活の証明写真は印象も大切であるため、スマホでのセルフ撮影はおすすめできません。
公務員就活におすすめの証明写真スタジオ3選

「公務員就活用の証明写真が撮れる写真スタジオってどこ?」と悩んでいる方もいるでしょう。以下の項目では、幅広い地域で店舗を展開している証明写真スタジオを3つ紹介します。
スタジオインディ(関東、関西、名古屋)

スタジオインディは、関東・関西・名古屋に14店舗を展開する写真スタジオです。「人事・採用担当者1,000人が選ぶ『一緒に働きたい』と感じた証明写真1位」にも、2年連続で選ばれた実績があります。
そんなスタジオインディで公務員の証明写真を撮影するなら
- ・就活メイク付きレディースプラン:9,999円(税込)
- ・就活メイク付きメンズプラン:9,999円(税込)
がおすすめです!
ヘアメイクや写真修正、スーツレンタルなどのサービスがついて1万円以下とコスパ抜群のプランとなっています。全額返金保証もついているので、初めてスタジオインディを利用する方も安心して予約できますね。
また、スタジオインディでは即日最短5分で証明写真やデータを受け取ることが可能です。「急ぎで証明写真がほしい!」という就活生にも、ぜひ利用していただきたいスタジオとなっています!
スタジオインディの公式HPはこちらスタジオ728(大阪、東京、京都、名古屋、九州など)

スタジオ728は全国20店舗を展開する証明写真スタジオです。就活をはじめとした証明写真を得意とする写真スタジオで、ヘアメイクプランや加工修正など、公務員の証明写真を好印象に撮れるサービスが整っています。
スタジオ728で公務員試験の証明写真を撮影する場合は「就活証明写真ヘアメイク付き応援パック」がおすすめです。このプランは、9,300円(税込)で以下の内容が含まれます。
- ・フォトセレクト
- ・Webエントリー用データ
- ・ヘアメイク
ただし、プラン内のヘアメイクは「ポイントメイクのみ」となります。ベースメイクなど1からのフルメイクを希望する場合は追加料金がかかるため注意しましょう。
スタジオ728の公式HPはこちらスタジオリクア(東京、埼玉、横浜、大阪、九州など)

スタジオリクアは就活写真に特化した証明写真スタジオです。
スタジオリクアでは就活や志望業界に関するカウンセリングから撮影が始まるため、志望する業界や職種に合わせた証明写真を用意することができます。もちろん、公務員に合わせた雰囲気のヘアセットやメイクも可能です。
スタジオリクアで公務員の証明写真を撮影する場合は「レディースプラン」7,920円(税込)または「メンズプラン」5,940円(税込)がおすすめです。主なセット内容は以下の通りです。
- ・ヘアセットとメイク
- ・好印象レタッチ
- ・撮影データWebデータ付き
充実したセット内容ですが、プリント写真はついていないため、髪のプリント写真が必要な場合は撮影データからプリントアウトする必要があります。
スタジオリクアの公式HPはこちら公務員志望の就活生によくある”証明写真”に関する質問

ここからは、公務員志望の就活生が抱きやすい“証明写真”に関する代表的な質問について、回答とポイントをわかりやすく解説します。
Q,公務員就活の証明写真でメガネをかけるのはあり?
普段からメガネをかけているなら「かけたままでOK」です。 公務員の証明写真において、メガネでの撮影は禁止されておらず、メガネをかけた証明写真も問題ないでしょう。ただし、レンズに光が反射して目元が見えにくくなるのは本人確認に問題が出る恐れもあるためNGです。反射防止加工のメガネや、メガネなしのバージョンも撮影しておくと安心です。
Q.公務員写真の背景色に決まりはある?
公務員写真に明確な決まりはありませんが「白・水色・薄いグレー」がおすすめです。 背景色はあくまで「本人を引き立てるもの」として、清潔感や誠実さを損なわない色を選びましょう。原色系や水玉などの柄が入った背景は、真面目な印象を損ねてしまうため避けるのが鉄則です。迷った場合は、写真スタジオの「就活用の定番背景」で撮影するのが安心です。
Q.公務員用の証明写真はレタッチしてもいい?
基本的に軽いレタッチ(明るさ補正・肌の質感調整など)は問題ありません。適度に使用すれば、証明写真のレタッチは印象をアップさせる強力な一手となります。
ただし、別人に見えるほどの過度な修正(輪郭変更・目の大きさ補正など)はNGです。公務員試験では「信頼性」や「正確さ」が求められるため、不自然な修正はマイナスの評価にになる可能性があります。公務員就活の証明写真ではナチュラルな補正にとどめるようにしましょう。
公務員就活における証明写真の撮り方まとめ
「記事のまとめ」
- 公務員の就活は証明写真の品質にこだわろう
- 公務員の証明写真は真面目で堅実な印象がカギ
- 公務員の証明写真を撮るなら写真スタジオが良い
本記事では、公務員を目指して就活をしている就活生のために「履歴書の証明写真」を詳しく解説しました!
公務員志望の就活生にとって、証明写真は単なる「形式的な書類の一部」ではなく、第一印象を左右する大切な要素です。特別な華美さは必要ありませんが、清潔感・真面目さを意識して撮影に臨むことが、公務員就活の成功につながりますよ。