はじめに
誰もが緊張するであろう、就職活動での面接。
よくある質問や回答例など、巷には面接対策のノウハウがあふれていますが、例文をそのまま暗記して面接に挑んでも面接官に好印象を与えることはできないでしょう。
では、どのように面接に挑めば評価が上がり、内定に近づけるのでしょうか?
目次
1.面接官は「一緒に気持ちよく働ける仲間」を探している
面接は「採用試験」ではありますが、理想的な回答ができたかどうかで合否を決めるだけではありません。
面接官はあくまで、「一緒に気持ちよく働ける仲間」を探しています。
なので、どの企業でも使えるようなテンプレート的なセリフを丸暗記して回答していては、面接官の心を動かすことはできません。
多少言葉につまってしまったとしても、自分の言葉でしっかり話した方が、あなたらしさが伝わり好印象を与えることができる
のです。
今回は、どんな業界の企業の面接でも共通して面接官に好印象を与えられる3つのポイントをご紹介しましょう。
2.面接官に好印象を与えられる3つのポイント
明るく挨拶する
面接の第一印象を決めるのは、はじめの挨拶といって過言ではありません。
緊張するとは思いますが、
顔の筋肉をほぐして自然な笑顔を作り、明るい声で「失礼いたします!」と挨拶しましょう。
明るく挨拶できれば、緊張も少しほぐれてくるはず。
面接の場を自分のペースに持っていくぐらいの気持ちで挨拶できるといいでしょう。
また、会社付近ですれ違った社員や受付してくれた方にも、面接の時と同じように明るく挨拶しましょう。
面接前に挨拶の練習にもなりますし、将来一緒に働くことになるかもしれない社員の方にもいい印象を持ってもらうことができて一石二鳥です。
自然な表情とジェスチャーで話す
面接時の基本姿勢は手を膝に置いた状態ですが、
話をしている時はガチガチにならず自然な表情とジェスチャーを交えて話すと印象が良くなります。
友達や後輩と話しているとき、相手がロボットのように無表情で一切動かずに話していると、違和感がありますし「話していてつまらないのかな?」と心配になってしまいますよね。
面接官はあなたの緊張を理解してくれてはいますが、やはり、話している時にあまりにも動きがないと印象は良くないものです。
先輩や先生と話しているときのように、失礼がない範囲で自然に動きを交えて笑顔で話しましょう。
また、話を聞くとき、話をしているときに面接官の目を見るのも効果的です。
ただ、あまりにも目をじっと見すぎると相手を緊張させてしまい失礼になってしまいます。
首もとを見たり自然に目線を動かしながら話し、重要なポイントでグッと相手の目を見るようにしてみましょう。
そうすると、言葉の力も強まり面接官の印象にも残りやすくなります。
面接だからといって過度に緊張することはありません。
面接官も、入社すれば一緒に働くことになる仲間です。
失礼がないよう意識しつつ、自然に、笑顔で、元気よく。
リラックスして面接に挑みましょう。
一方的に話さず、会話のキャッチボールをする
よくある質問の回答は、事前に準備して面接に挑むことかと思います。
しかし、質問を受けた際に丸暗記した文章を暗唱してしまっては、会話と思いは一方通行になってしまいます。
また、考えていた文章が思い出せずパニックになり、回答できなくなってしまう可能性も。
面接官も「暗記したことを一生懸命話しているな…」と感じてしまい、印象が良くありません。
面接の事前対策は重要ですが、面接本番では「会話のキャッチボール」を意識するようにしてください。
自己PRや志望動機など必ず聞かれる質問も丸暗記するのではなく、重要なキーワードと回答の大枠をおさえるようにすれば、自然に自分の言葉で話すことができるでしょう。
どうしても心配な場合は、回答を文章で準備するのではなく箇条書きで考えておくと、語尾や接続詞は自分の言葉に置き換えられるので自然に話しやすくなります。
また質問に答える際は、少し考えるそぶりをしても全く問題ありません。
その方が会話として自然ですし、自分の言葉で考えていることが伝わり印象も良いです。
言葉につまることを恐れずに、聞かれた質問の意図をしっかりと解釈し、自分の言葉で話すようにしましょう。
3.まとめ
面接で緊張してしまうのは仕方がありません。
しかし、面接官も人間です。
一緒に気持ちよく働ける人を捜しています。
緊張しすぎであまりにも不自然になってしまったり、覚えてきたことだけを回答してしまったりすると、良い印象を与えることができません。
面接では、明るく元気にリラックスして、自分の言葉で話せるよう心がけて挑むようにしましょう。