安易に志望動機で自己成長と社会貢献の単語を使うと落ちる

カテゴリ:志望動機の書き方
2016年04月09日
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就活の自己成長と社会貢献

もくじ

  1. はじめに
  2. 自己成長と社会貢献は就活生の免罪符
  3. 自己成長と社会貢献が悪いことではない
  4. 志望動機で自己成長を使う時の注意点
  5. 志望動機で社会貢献を使う時の注意点
  6. まとめ

1.はじめに

このページでは『自己成長や社会貢献を志望動機で書く時の注意点』について説明する。ここでは

  • 志望動機で自己成長を使うときに気をつけること
  • 志望動機で社会貢献を使うときに気をつけること

について理解して守られればと思う。

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2. 自己成長と社会貢献は就活生の免罪符

  • あなたの実現したいことは何ですか?
  • 何故この業界を志望しましたか?

といった頻出のエントリシートや面接の問に対して自己成長や社会貢献といった掴みどころのない単語を『こう言っとけば大丈夫だろう』といった本心見え見えで語る就活生は少なくない。本人は『上手く乗り切った』つもりなのかもしれないが、実際のところは『煙に巻いて逃げた』だけ。何を伝えて良いかわからないからあえて何も伝わらないであろう抽象的な偽善単語を並べてやり過ごしただけのことである。

採用担当者は

  • ■ 採用基準を満たす優秀さ
  • ■ 自社に適したスタンス
  • ■ 内定を出したらちゃんとくる
  • ■ 早々にやめない

という4つの判断を行うためにエントリシートや面接を行う。従って、何も伝わらなければ判断出来ない。よくわからないものを数億円では買えないから、買わない=通過させないという結果に終わる。
参考】

『人事の3つのノルマと内定条件』

3. 自己成長と社会貢献が悪いことではない

何も自己成長や社会貢献が悪いと言っているわけではない。これが

  • ■ 相手に正しく伝わらない
  • ■「こう言っとけばいいだろう」

と、実は中身が無いにも関わらず使ってしまうことが問題だと言っているのである。内容の善し悪しや想いの強弱に関わらず”伝わらなければ、その時点で通過する可能性は0になる”のである。しかし、自己成長や社会貢献を本当に志している人材は、人事としては欲しい。従って、使い方に気を付け正しく伝えることができれば選考上において大きな加点となる。

4.志望動機で自己成長を使う時の注意点

自己PRや志望動機で自己成長を使うときは、

  • ■ 具体性はあるか?
  • ■ 納得性はあるか?

の2つに留意しなければならない。自己成長という単語を就活生が使うとき、聞き手には

  • 『本当に自己成長したいの?』
  • 『自分のどこをどう成長させたいの?』

という2つの質問が生じる。

『何でそんなに自己成長したいのか?』を考える

『本当に自己成長したいの?』という質問には『何でそんなに自己成長したいのか?』という質問に対して納得性の高い解答を用意することが必要だ。自己成長とは口にするのは簡単だが、実際に行おうと思うと人一倍の努力を要する。

「そんな苦労をわざわざ引き受けてまでどうして成長したいと思うのか?」という質問に、第3者が聞いても納得出来る解答が出来てはじめて「本当に自己成長したい人材なんだな」と判断してもらえる。多くの就活生が”自己成長”と呪文の様に答えていて、「何故そんなに成長したいのか」という簡単な質問1つで黙りこくってしまう。

『自分のどこをどう成長させたいの?』を考える

『自分のどこをどう成長させたいの?』という質問に対して具体性の高い解答を用意することが必要だ。自己成長と一口にいっても、“何を持って成長とするのか?”は人次第だ。

  • 「自分のどんな強みをどう伸ばしたいのか?」
  • 「その様に考えるのは何故なのか?」

について考え、解答をまとめておくことは重要だ。この質問に対して具体的に解答できる就活生なら、「地に足をつけて自分の成長を考えているな」という評価が下され、「本当に自己成長を志す人材である」という判断を勝ち得ることになる。

5.志望動機で社会貢献を使う時の注意点

社会貢献を伝える時も

  • ■ 第3者が聞いても納得するか?
  • ■ 具体的であるか?

の2つに留意する必要がある。そもそも「本当に社会貢献したいと思っているのか?」だとすれば、それは「どこの誰にどのようにどんな価値をもって貢献したいのか?」といった質問に対して解答を準備しておく必要がある。

「本当に社会貢献したいと思っているのか?」を考える

自己成長同様に『何故そこまでして社会貢献したいのか?』という質問に対する解答を考える。“社会貢献したい”という人材を否定することはしないが、”何故そこまでして社会貢献したいのか?”という質問に対して明確で納得の行く解答ができなければただの偽善者と判断されて終了である。「こう言っておけばいいだろう」的な当り障りのない道徳的な解答ではなく、どこの誰が聞いても「本当に社会貢献がしたいんだろうな」と思える回答が必要である。これが作れなければ社会貢献したいわけじゃないのかもしれない。

「どこの誰にどのようにどんな価値をもって貢献したいのか?」を考える

世の中にはまだまだ沢山の社会問題が溢れている。しかし、人間の時間は限られており、そう多くの課題にコミットできる人は少ない。あなたの口にする”社会貢献”とは具体的に、

  • どこの
  • だれに
  • どんな価値を
  • どのように

届けることで貢献したいのだろうか?

また、数ある社会問題の中から

  • その問題に解決(貢献)したいと思うのは何故か?
  • その様な方法をとって貢献したいと考えるのはなぜか?

についても明確な理由が必要となる。「解決方法・貢献方法について自らの考えはないが、社会貢献はしたいんです。」という戯れ言を評価するほど就活は甘くない。

また、「なぜ企業でそれを行いたいと考えるのか?」についても考えを整理する必要がある。そこまで社会貢献がしたいならNGOやNPOに入ればいい。そういった選択肢も有る中で、何故”営利団体”、お金儲けのために存在する経済集団に所属して、あなたの言う社会貢献を実行しようと思うのか?企業に入るための選考である以上、当然この問について答えられなければならない。

6.自己成長と社会貢献のまとめ

いかがだったろうか。就活における自己成長と社会貢献の伝え方をまとめる。

就活において

  • “自己成長”
  • “社会貢献”

の2単語は就活生が呪文の様に唱える単語。
正しく伝えられてはじめて評価につながる。

自己成長を伝えるときは

  • ■ 納得感
  • ■ 具体性

に留意しながら

  • 『なぜそこまで自己成長したいのか?』
  • 『自分のどこをどう成長させたいのか?またそれはなぜか?』

について考えを整理すること。

社会貢献を伝えるときも

  • ■ 納得感
  • ■ 具体性

の2つが重要で、

  • 『何でそんなに社会貢献したいのか?』
  • 『具体的にどこの誰にどんな価値でどう貢献したいか?またそれは何故か?』
  • 『営利追求団体である企業で行いたいのはなぜか?』

について考えを整理すること。

抽象的で道徳的に否定されなさそうな偽善を並べて通るほど就職活動は甘くない。これら2つの事柄について深く考えることは自身の人生においてもきっとプラスになるはずだ。しっかりと考え、自分の言葉に落とし、第3者に伝わる様に伝える技術を高めることが必要だ。