1.はじめに
こんにちは、エントリーシート研究所の石塚です。先日、「男子就活生必見。就活靴の手入れの仕方(初級者編)」という記事を書きました。この記事は、全ての男子就活生向きに書いたということもあり、コストをあまりかけずにすむように、必要最低限の道具で行える必要最低限のメンテナンスにとどめて紹介しました。しかし、今回は上級者編ということなので、コスト重視ではなく、革靴の見た目に徹底的にこだわる男子就活生向けに書いていこうと思います!(自分のことを上級者と言っているみたいで恥ずかしいのですが笑)
2.革靴にさらに磨きをかけたいのならポリッシュで磨け
1.ポリッシュって?
ポリッシュとは簡単にいうと「油分」です。これを革靴(主につま先、かかと)に塗ることで部分的に光沢を出し、革靴にイントネーションをつけることができます。また、油なので防水効果もあります。
2.必要な道具(ポリッシュ)
- ■ポリッシュ
- (おススメ:M.モゥブレイのハイシャインポリッシュ)
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- ■馬毛のブラシ
- (オススメ:REDWINGの馬毛ブラシ)
- ■クロス
- 綿100%ならいらないTシャツの切れ端でも大丈夫です。
- (おススメ:コロニルのポリッシングクロス)
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- ■シューツリー
- 靴の中に入れることで、型崩れを防ぐ道具です。木製、プラスチック製がありますが個人的には木製がおススメです(木材なので除湿や防臭効果があります)。値段はピンキリなのですが安いものだと1500円くらいのもあります。
- (おススメ:コロニルのアロマティックシダーシューツリー)
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3.磨き方
■STEP1
シューツリーを入れクロスにポリッシュを少量取り、光沢を出したい部分に円を描くように塗ります。塗り終わった後、数分放置して乾かします。
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■STEP2
豚毛ブラシで余分なポリッシュを落としつつ、伸ばしていきます。「革靴になじみこませる」といったイメージでブラッシングしましょう。
※豚毛ブラシは毛が固いので、あまり強く擦りすぎると革靴にキズができてしまうので注意しましょう。
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■STEP3
全体的になじんできたら、水を1,2滴ポリッシュを塗った部分にたらし、新しいクロスで円を描くように磨きます。
※あくまで革靴表面の油分を伸ばし、表面によりなじませることが目的なので水は多すぎず、クロスは軽めに磨くのがポイントです。
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■STEP4
STEP3を繰り返し(水がなくなったら再度たらします)、表面に光沢感が出てきたら完成です。
※STEP3は何回も繰り返す手間のかかる作業なので根気強く頑張りましょう!
3.革靴が汚れてしまった・・・。
1.え!革靴って洗えるの?
ちょっとのほこりや跡程度ならブラッシングで落ちますが、油や雨による泥はねの汚れがついてしまった場合はあきらめて捨てるしかない・・・。そう思っていませんか?
実は、革靴は洗えるんです!
「洗う」といっても以下の2種類あります。
- ・靴の表面だけを洗う方法
- ・靴の表面、内部の両方を洗う方法(「全洗い」と呼ばれる)
今回は表面だけを洗う方法について書きます。
※「全洗い」は洗うこと自体はそれほど難しくありませんが、洗った後の乾燥作業がかなり難しいため、靴屋に頼むのが無難でしょう。
さて、革靴を洗うタイミングですが、私が目安としているのは
- ・土や泥などブラッシングでは落ちない程度の汚れがついた
- ・表面に白い汗ジミがでてきた
- ・前回洗ってから半年以上経っているかつ、2日間以上連続で天気のいい日がある
です。
2.必要な道具(サドルソープ)
- ■サドルソープ
- (おススメ:M.モゥブレイのサドルソープ)
- 革靴の潤いを保つ成分が含まれているため、全て洗い流す必要がないので大変便利です。
「M.モゥブレイのサドルソープ」へのリンクはこちらをクリック
- ■クリーニングスポンジ
- (おススメ:M.モゥブレイのクリーニングスポンジ)
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- ■バケツ
- 100円ショップなどで売っているもので構いません。
- ■ステインリムーバー
- (オススメ:M.モゥブレイのステインリムーバー)
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- ■クロス(おすすめは上部にて紹介)
- ■シューツリー(おすすめは上部にて紹介)
3.洗い方
■STEP1
ステインリムーバーをクロスに付け革靴表面の汚れと古くなったクリームを落とします。
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■STEP2
バケツに水を入れ、クリーニングスポンジを使い革靴全体を水で濡らします。
※革靴内部に水が入らないように注意しましょう。
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■STEP3
クリーニングスポンジでサドルソープを泡立て、革靴全体を洗っていきます。歯ブラシのようなもの使って洗うとスキマまでしっかりと洗えます。
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■STEP4
洗い終わったらしばらく放置し、最後に残った泡をクロスでふき取ります。
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■STEP5
シューツリーを入れ、風通しの良い場所で陰干しします(革が柔らかくなっているのでシューツリーを入れることでシワが伸びます)。乾いたらいつもの要領で乳化性クリーム等を塗って完成です。
4.革靴をしばらくはかない時の保管方法
1.シューツリーを入れて靴箱に入れる
しばらく革靴を履かない場合は、収納ケースに入れておいてもいいですが、無駄にスペースを取ってしまいますし、雨の日の玄関は湿気が多いので革靴にとってあまり良い環境とは言えません。こんなときは革靴を買ったときの靴箱に入れて保管しましょう。シューツリーを入れるのを忘れずに!そもそもシューツリーとは洋服で言うハンガーです。シューツリーを入れないで保管するのはスーツをハンガーにかけずにしまうようなものなので履き終わったら革靴にシューツリーを入れる癖をつけておきましょう。
そして、このとき、
- ・靴箱にキリで穴をいくつか空けておく
- →湿気がこもらなくなります
- ・革靴を買ったときに内部に入っている薄紙を革靴に巻く
- →湿気を吸収してくれます
といったひと手間を加えることで革靴にとってかなり良い環境になります。湿気は革靴の大敵であり、しばらくしまっておいていざ履こうとしたらカビだらけ・・・ということもありえますので、しまうときにも注意が必要です。
2.靴のニオイを取るための裏ワザ
(1)木製シューツリーを削る
木製シューツリーを紙ヤスリで削ってみましょう。木製なので紙ヤスリで表面を削ることで、シューツリーを購入したときのような木材のいい香りが復活し、革靴内部の汗のニオイを吸収してくれます。
(2)十円玉を入れる
片足に5~10枚ほど十円玉を入れてみましょう。十円玉は銅でできています。銅には殺菌作用があるので、ニオイの元になるバクテリアの繁殖を抑制してくれます。
(3)日陰干しをする
晴れの日は通気性がよくなり、靴の内部の湿気も取れます。天日干しもいいですが、紫外線で革が劣化する恐れがあるので日陰干しがおススメです。このとき靴ひもを外しておくと革靴の内部の隅の方まで湿気が取れます。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は就活靴のお手入れの方法(上級者編)について書かせて頂きました。このようなお手入れ系の記事はネットで検索すると数多くのやり方が存在するので、今回紹介したものはあくまでも一例です。お手入れしているうちに、「ここはこうした方がもっといいんじゃないか」等がありましたら次からはそちらの方法で試してみてください。ちなみに革靴を洗うのを極めるとサドルソープではなく、ボディーソープを5%に希釈した水溶液で全洗いを行う方もいるみたいです!靴の世界は奥が深いですね!笑