近年では大手企業から中堅中小、ベンチャー企業に至るまで、数多くの会社がインターンシップを行っています。
どうせなら、将来入社することも考えて、大手企業のインターンに参加したいと思うのが大学生の本音だとは思いますが、実はここであえてベンチャー企業を選択した方が、後々の就職活動で有利になれるケースもあります。
今回は、敢えて大手を避け、ベンチャー企業のインターンに参加するメリットをご紹介しましょう。
目次
大手は狭き門。インターンは参加出来て初めて意味がある経験となる
そもそも、新卒入社が難しい大手企業は、そのインターンに参加する難易度もかなり高いのが実情です。
場合によっては普通の就活の時より、高い倍率を勝ち抜いていかなければ、参加することができない場合もあるでしょう。
しかし、インターンというのはその名の通り職場体験。
いくらたくさんエントリーをして、選考活動をしたといっても、実際に参加ができなければ何の実績にもなりません。
大手ばかりを狙っていて、すべて落選。
気付いた時にはもうどこの企業もインターン募集を締め切っていた。
なんてことになっては、そこまでに掛けた時間や労力がすべて無駄になってしまいます。
まずは参加する、ということを第一目標に、受かる会社に応募する、という考え方も非常に重要なのです。
ベンチャー企業の場合は、大手に比べると応募する人そもそもが少ないため、選考に勝ち残る確率も自然と高くなります。
同時に選考ステップも短く設定されているケースも多く、それだけ早く結果が出やすいということ。
結果が早く出ればそれだけ次の動きも早くできますから、色々と有利になりやすいのです。
小さい会社だからこそ、できることの幅が広がるというメリットが
また大手企業の場合、仕事が細かく分けられており、一人の社員がやらなければならない仕事の幅がかなり狭いケースというのも良くあります。
専門性を磨く、という意味では効果的かもしれませんが、逆を言えば、それしかできない人になってしまうとも言えるでしょう。
反面、ベンチャー企業のような、そもそもの社員数が少ない会社であれば、一人ひとりの社員に求められる仕事の幅も広くなり、任される仕事の量や責任も大きくなることが予想されます。
もちろん、それはそれで大変なのですが、場合によっては大手企業で数年かかって初めてチャレンジできる仕事を、数週間でチャレンジさせてもらえる機会もあるかもしれません。
もしそうなれば、あなたは大手企業の主任クラスと対等の仕事をこなせる人物と言えるかもしれませんし、実際就職活動本番でその大手企業にアピールすれば、かなり高く評価してもらえる可能性もあるでしょう。
インターンシップというのは参加することも大切ですが、その参加した中でどれだけ多くの学びを得られるかも非常に重要です。
色んな仕事や環境に触れる機会が多くなればなるほど、その学びの量も多くなりますから、ベンチャー企業でのインターンというのは非常に費用対効果の良いスキルアップ法と言えるのです。
まとめ
インターンシップの経験は、就職で有利になることに間違いはありません。
しかし、だからといってインターンに参加することを目的にしてしまい、その先のことを考えないのは本末転倒。
まずは早い段階で社会に触れ、自分の社会人としての能力を伸ばすことを心がけましょう。
ベンチャー企業であれば、一人ひとりにかかる負担が大きくなる代わりに、色々な仕事にチャレンジできる機会も増えます。
人気の大手企業に比べれば圧倒的に選考難易度も低いので、ある意味気軽に挑戦できるとも言えますね。
働くスキルをしっかり磨いて、就職成功はもちろん、その先のキャリアアップのためのスタートダッシュも成功に導いていきましょう!