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【業界研究】「人材業界」の4つのビジネスモデル

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人材業界
2024年06月18日

【業界研究】「人材業界」の4つのビジネスモデル

もくじ

  1. はじめに
  2. 人材業界に存在する4つのビジネスモデル
  3. まとめ

1. はじめに

こんにちは。エントリーシート研究所の見谷です。

最近、彼女にフラれ落ち込んでいる友人に自分の女友達を紹介した所、友人の元気がみるみる戻る姿を見て、出会いの重要性を感じています。

そこで今回は多くの出会いを創出している”人材業界”を分かり易くまとめていきたいと思います。

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2. 人材業界に存在する4つのビジネスモデル

人材業界は大きく分けて4つの種類に分類できます。

  • ■人材派遣業
  • ■人材紹介業
  • ■求人広告業
  • ■組織コンサルティング業

以上の4つのビジネスモデルを図式化し、「誰に、どんな価値を提供しているか」という視点で、説明したいと思います。

■ 人材派遣業

【業界研究】「人材業界」の4つのビジネスモデル2

人材と聞いて1番皆さんに馴染みがあるのが、人材派遣だと思います。派遣会社は契約している派遣先で、派遣労働者が働くことで収益が発生し続けるストック型のビジネスと言えます。

では、具体的に「誰にどのような価値を提供しているか」と言うと、主に以下の2つになります。

  • ・労働者に対し、働き方の需要を汲み取り、労働の機会を提供。また、労働者に対して定期的にカウンセリングを行い、労働者が継続的に働くことができるように派遣先企業と調整を図るなどしてサポート。
  • ・受け入れ先企業に対して、存在するタスクに最適な人材を派遣することで企業の成長を支える。

人材派遣業を行なっている代表的な企業として、

などが挙げられます。

■ 人材紹介業

【業界研究】「人材業界」の4つのビジネスモデル3

紹介会社は求職者の転職と企業の中途採用を成功させることで売上を上げる(求職者の想定年収の2~3割くらいが相場です)、成功報酬型のビジネスです。従って、求職者をどこかの企業に転職させるためにエージェントが奔走しなければ収益は生まれません。

「誰にどのような価値を提供しているか」は次の通りです。

  • ・求職者に対し、キャリアプランをヒアリングし、それに最適な企業を紹介(面接の対策などを行うこともあります)
  • ・企業に対し、経営戦略から逆算し、今どのような人材を獲得すべきか顕在化させ、それに適した人材を紹介

人材紹介業を行なっている代表的な企業として、

などが挙げられます。

■ 求人広告業

【業界研究】「人材業界」の4つのビジネスモデル5

CMで「バイトなら○○」「転職なら○○」というセリフを聞くことがあると思いますが、そのメディアに企業の求人情報を載せ、掲載料を受け取ることで収益を発生させています。

近年はリブセンス社等の成果報酬型の求人広告も非常に成長していますが、基本的に、反響があろうがなかろうが、求人企業から掲載料金として費用はもらい、メディアに掲載します。従って、反響がなければせっかく契約をもらってもすぐに掲載を打ち切られてしまうため、人材マンとしての力(企業に最適な人材を獲得させる)と広告マンとしての力(見知らぬ人々を情報で動かす力)の2つが高度に求められます。

「誰にどのような価値を提供しているか」は次の通りです。

  • ・求職者に対し、気軽に多くの求人情報を入手し、就職先を比較検討する環境を提供する。
  • ・企業に対し、メディアの力を使って、個人の力では難しい規模の母集団形成から採用までを一気に実行。

求人広告業を行なっている代表的な企業として、

などが挙げられます。

■ 組織コンサルティング業

【業界研究】「人材業界」の4つのビジネスモデル6

組織コンサルティングは企業の組織の力の最大化させるためにアドバイスしたり、クライアントと一緒に仕組みを作っていったりする仕事です。

組織が成果をあげる上での課題は何かを明確に把握する論理思考能力と、課題をクライアントにわかりやすく伝えるコミュニケーション能力、そして、「人はどうすればもっといきいきと、能力を発揮して働けるのか」という人事の専門的な知識が求められます。

「誰にどのような価値を提供しているか」は次の通りです。

  • ・企業に対し、組織の潜在能力を最大限に引き出すための課題と、それを解決する施策を考え実行する
  • ・その企業で働いている人々がモチベーションを高く、能力を発揮して働くことを支援する

組織コンサルティング業を行なっている代表的な企業として、

などが挙げられます。

3.まとめ

いかがだったでしょうか。

同じ人材業界でも、誰にどのような価値を提供しているかが大きく異なり、様々なビジネスモデルで事業が展開されています。自分は仕事を通して、「どのような人に、どのような価値を提供し、どうなって欲しいか」を考えてみると、少しずつ自分のやりたい仕事が見えてくるのではないでしょうか。

私自身、「人材業界に興味はあるが、実のところよく分かっていない人に、人材業界への興味を深めて貰いたい」という想いで書かせて頂きました。この想いが多くの人に届いていたら幸いです。