就活の自己PRに使う自分史のテーマの選び方

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カテゴリ:自己PRの書き方
ES研究所 2016年02月03日
自己PRのテーマの選び方

もくじ

  1. はじめに
  2. もう1度何がどうなれば自己PRは成功なのかを考えよう!
  3. 採用担当者の視点から自己PRにふさわしいネタを考えてみる
  4. 「自己PRのネタを何にするか?」はは能力とスタンスの2軸で判断しよう
  5. まとめ

1.はじめに

このページでは

「ESを10秒で出せるようになる自己PRの書き方3つの工夫」の中で触れた「自己PRのパターンは3種類用意しておく」という項目を踏まえた上で、自己PRのテーマの選び方を書くよ。

ここでは

○どのようなテーマ(ネタ)を選んで自己PRを書けば良いのか?

について理解してもらえればOK!

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2. もう1度何がどうなれば自己PRは成功なのかを考えよう!

大切なことなので何度も確認するけれど、自己PRの目的にもう1度立ち返ってみよう。自己PRは

“自己PRとは、自分と他人との違いを企業に伝えること”

だったね。

そして、就職活動のシーンにおいては、上記を伝えた結果、採用担当者が「数ある志望者の中から、君を採りたい!」と思わせることができれば自己PRは成功ということになる。

自己PRを書くとなると、「とりあえず書いてみよう!」と、なんとなくそれっぽいものを書いて終わってしまいがちだけど、それでは必然的に選考を突破していくことは難しい。しっかりと目的から逆算して設計した自己PRのテーマを決め、自己PRを書く必要があるよ。

3.採用担当者の視点から自己PRにふさわしいネタを考えてみる

3-1.君は優秀か否か?

採用担当者の目的は、数ある就活生の中から自社の利益拡大・ビジョン実現に最も貢献してくれる人材を採用することにある。従って、全ての判断・行動はこの目的に沿ってなされる。よって、多くの応募者のと比較して、”対象となる学生は優秀であるかどうか”を判断する必要がある。

ここでいう優秀さとは、活動量(体力・行動力)だったり、素直さだったり、論理的思考能力やコミュニケーション能力だったり企業によって様々に定義されているが、要するに、「企業の利益拡大・ビジョン実現」に貢献できる能力を高く持っているかどうかということと同じだよ。

従って、自己PRのネタを選ぶ際には、

採用担当者に”優秀である”ことが伝わる内容のものを選ぶ

必要がある。

3-1-1.優秀さが伝わるネタとはどのようなものか?

じゃあ、優秀さが伝わるテーマ(ネタ)とはどのようなものだろうか?それは、

難易度が高い(他の学生が達成するのが難しい)

を満たす様なネタのことだ。

難易度が低いテーマとは、誰にでも出来るようなことや、当たり前のことだ。このようなテーマを選んでしまうと、採用担当者に自身の優秀さを伝えることは難しくなってしまう。「この就活生は他の学生には出来ないようなことが出来る。それはこの就活生には他の学生には滅多に無いリーダーシップを発揮する力があるだ。」と採用担当者は考え、君のリーダーシップにおける優秀さを理解するわけだ。

3-2.君はウチにあっているか否か?

ただ、自社に貢献できる人材を採用するという採用担当者の目的と照らし合わせると、「単に優秀であるだけ」では採用できないんだ。入社後、組織として成果をあげながら、個人としても成長してもらうためには、やはり、自社のもつ企業文化やスタンスと、対象とする学生の考え方・スタンスが一致していることも重視することになる。

採用のゴールは入社じゃないよね。入社後、君が活躍して、会社に貢献しながら成長してもらうことがゴールなんだ。だから、採用するかを判断するにあたり、”君の考え方やスタンス”を知る必要がある。従って、自己PRのネタを選ぶ際には、

採用担当者に”自分の考え方・スタンス”が伝わる内容のものを選ぶ

必要がある。

3-2-1. 考え方・スタンスが伝わるネタとはどのようなものか?

じゃあ、考え方・スタンスが伝わるテーマ(ネタ)とはどのようなものだろうか?それは、

正解のない問に対して主体的に考え、何らかの判断をした

を満たす様なネタのことだ。

学生時代の経験において、「正解のない問い」に直面することが無かった人は居ないよね。サークルにおいて、和を乱す人間を切るべきか、更生させるべきか。とか、バイトにおいて、新人を厳しく育てるべきか、それとも、新人に優しく丁寧に育てるべきか。とか。

その両方ともが正解なんだけど、採用担当者が知りたいのは、君がとちらの考えを持っているかではなくて、「何故そのような考え方・スタンスに至るのか?」について知りたいのね。従って、正解のない問に対して、”君が”どのように考えた結果、どんな判断を下したのか?そのように考えたのは何故なのか?について語れるようなテーマを選ぶ必要があるといえるね。

3-3.スタンスと優秀さ(能力・スキル)の違いは何か?

考え方・スタンスと言っても、イメージしづらい学生も多いと思う。そこで、「優秀さ(能力)と比べながら、スタンスとはどのようなものであるかを一緒に考えてみよう。

優秀さと違い、“考え方やスタンス”に優劣は無い。論理的思考能力や活動量は、高い/低い、多い/少ないといった“どちらが優れているか”という観点を持ち込むことが出来るけど、考え方やスタンスはみんな違ってみんな良い、どちらが優れているといった観点は持ち込まれない。

例えば、何か大きな挑戦をするときに

  • ○とりあえず取り組んでみて、経験しながら学び、達成するのが良い
  • ○まず入念な計画をたてて、合理性を重んじながら達成するのが良い

という、2つの考え方があったとき、どちらが良いか悪いかは一概には言えないよね。
こんなふうに、考え方やスタンスは優劣の観点で縦に並べることは難しい。

ただ、「何かと合っているかどうか?」という観点においては、並べることは出来るんだ。就職活動のシーンで考えると、「自社と合っているかどうか」は、判断できるということ。例えば、さっきあげた例で解説すると

IT企業などのベンチャー企業の場合

  • ○とりあえず取り組んでみて、経験しながら学び、達成するのが良い→合ってる
  • ○まず入念な計画をたてて、合理性を重んじながら達成するのが良い→合わない

となる可能性が高い。

一方で、

ビルやプラントの建設等の大規模かつ中長期的な事業を手掛ける企業の場合

  • ○とりあえず取り組んでみて、経験しながら学び、達成するのが良い→合わない
  • ○まず入念な計画をたてて、合理性を重んじながら達成するのが良い→合っている

となる可能性が高い。

こんな風に、考え方やスタンスは「どちらが優れているか?」について語ることはむずかしいのだけど、「どちらが合っているか?」については判断することが出来るといえるよ。

4.「自己PRのネタを何にするか?」はは能力とスタンスの2軸で判断しよう

ここまでの説明を踏まえると、自己PRのネタは

  • 1. 採用担当者に”優秀である”ことが伝わる内容のものを選ぶ
  • 2. 採用担当者に”考え方・スタンス”が伝わる内容のものを選ぶ

ことが必だと、まとめること出来るよね。
従って、自分の過去の経験から以下のマトリクス図の右上に来るようなネタを探して、選んでみよう。

自己PR ネタ 選び方

マトリクスの解説

右上【優秀さもスタンスも伝わる】
理想的な自己PRのテーマと言えるね!選んだテーマは、どのような点において自らの優秀さを伝えることができ、どのような点に“君の考え方やスタンス”を見出すことが出来るのかをもう1度整理しておこう!
右下【スタンスは伝わるが、優秀さが伝わらない】
採用担当者からすると、君がどんな人間かは伝わるけれど、だからといって、自社にとって優秀であるかどうかは判断できない状態!自分がした経験の中から、一部のプロセスに宿るものでも良いから難易度が高い、他の人には出来ないであろう点を見出してみよう。
左上【優秀さは伝わるが、スタンスが伝わらない】
採用担当者からすると、優秀なのは分かるんだけど、自社でのその優秀さを存分に発揮してくれるかはいまいち決めきれない状態。難易度の高いことに取り組んできたのは分かったから、その取り組みの中で、君自身が考え、判断した経験を探してみて。
左下【優秀さもスタンスも伝わらない】
ここに属するテーマを自己PRに持ってきても何も伝わらない。過去、自分が一生懸命になって取り組んだことや、「他の学生はしていない可能性が高い経験」をとにかく書き出して、とりあえず、マトリクスの左上か右下に来るような経験を探してみよう。

まとめ

この記事で伝えたかったことをまとめるね!

採用担当者は君が”多数の応募者の中から自社に最もふさわしいかどうか”を判断するために、

  • 優秀であるかどうか
  • 考え方やスタンスが自社のものと合っているかどうか

を判断する必要がある。従って、上記2点を満たすようなテーマを過去の経験から持ってこよう!

これが伝わっていればOKです!じゃあ次は、選んだテーマをどうやって“自己PR”という文章・論理にしていくかの具体的な方法について解説するよ!

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