自己PRの書き方!どんな就活生でも選考通過

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カテゴリ:自己PRの書き方
ES研究所 2022年03月15日
自己PRの書き方,自己PRのテンプレート

もくじ

  1. はじめに
  2. 自己PRの骨組みを構造化してみる
  3. 実際の自己PRを骨組みと照らしあわせて解説
    1. 【結論(強み)】
    2. 【根拠となる事実】
    3. 【目標】
    4. 【課題】
    5. 【解決策1】
    6. 【解決策2】
    7. 【成果】
    8. 【振り返り】
    9. 【〆の言葉】
  4. まとめ

1. はじめに

このページでは就活の自己PRのテーマはどうやって選んだら良いのか?の中で選んだ自己PRのテーマを自己PRというアウトプットにつなげる具体的な方法、自己PRの書き方について解説するよ。

このページでは

どのようにしてテーマ(ネタ)を自己PRに落とし込めばよいのか?

について理解してもらえればOK!

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2. 自己PRの書き方-自己PRの骨組みを構造化してみる-

自己PRの書き方については、様々な見解や書き方が解説されてきている。

エントリーシート研究所では、1つの出来事に絞り込んで自分の強みを伝える自己PRの書き方を推奨しているよ。自己PRの書き方の骨組みは、以下の図の通り。

自己PR テンプレート 自己PR 書き方 自己PR フレームワーク

自己PRの書き方-実際の自己PRを骨組みと照らしあわせて解説-

じゃあ、実際に提出された自己PRを上記の骨組みと照らしあわせて解説していくよ。自己PRの文字数は600文字ね!

《実際に提出された自己PR》

【結論】
私の強みは「仕組みを作って動かす力」です。
【根拠】
大学1年生から焼肉チェーン店でのアルバイトを継続し、大学3年生からバイトリーダーを努めております。着任後すぐ、メルマガの会員数を店舗間で競うキャンペーンが行われました。
【目標】
この時、競うからには1位を目指したいと考え、「500店舗中1位」を目標にしました。
【課題】
しかし、スタッフに新人が多かったため、目標の達成には「スタッフのやる気と案内技術を高める必要がある」と考え、次の2つを行いました。
【解決策1】
まず、やる気を維持する仕組みを作るため、毎日の会員取得数を店内で共有し、スタッフ間で競争がうまれる様にしました。更に、成約率の高い人が低い人への指導を行うことで、役割を多様化させ、常にスタッフが新しい役割に取り組める環境を作りました。
【解決策2】
次に、案内技術を高め、1回のおすすめでの成約率を上げるため、勧めるタイミングの精査と模擬演習を習慣化させました。具体的には、着席時に割引券保有の確認時に絞って案内を行い、会員になることでさらに割引されるメリットを伝えました。更に、営業開始前に顧客役と店員役を分けた模擬練習を習慣化させ、個人の技術を高め、成約率を高めました。
【成果と振り返り】
以上を半年間継続した結果、会員獲得数を500店舗中100位から1位にすることに成功しました。この経験から「正しい方向へ努力を継続することで目標を達成することが出来る」ことを学びました。
【〆の言葉】
この強みを貴社での営業業務に活かしたいです。

【結論(強み)】

私の強みは「仕組みを作って動かす力」です。

この文章を通じて相手に伝えたいこと(=他の学生と比べた時に優れているといえる点)を書こう。当たり前だけど自己PRの最初に読まれる箇所だから、とても重要だよ。採用担当者は何千枚のESに目を通すわけだから、最初につまらないことを書くと興味をもって読んでもらえない。従って、強みのとなる部分に「行動力」とか「おもいやり」とか、抽象的でありきたりな表現を持ってくるのはもったいない。キレのあるキャッチコピー的な強みを設定しよう。ちなみに、先に下の文章を書いて、最後に強みを設定してもOK!

【根拠となる事実】

大学1年生から焼肉チェーン店でのアルバイトを継続し、大学3年生からバイトリーダーを努めております。着任後すぐ、メルマガの会員数を店舗間で競うキャンペーンが行われました。

上記で伝えた強みがあなたの強みであることを採用担当者に納得してもらうための“証拠”、”根拠”となる事例を伝えよう。継続力があることも伝えておいて損はないので、「いつから、どのようなことに、どのような立場で取り組んだのか?」という背景情報を伝えよう。

【目標】

この時、競うからには1位を目指したいと考え、「500店舗中1位」を目標にしました。

主体的に取り組んだことであれば目標はあるはずだし、「成果が出たのかどうか」を判断するためにも、目標の設定は必要だよ。目標を設定するときは極力『SMART』に設定しよう。

下記全ての『SMART』であるための要素を盛り込む必要はないけれど、「意識をした」とか「一生懸命頑張った」とかの抽象的な目標は、目標とは言わないよ(振り返りをしたときに、何をもって出来たとするのか?がわからなくなっちゃうからね。)

“SMART”の条件

  • S(Specific)→具体的、わかりやすい
  • M(Measurable)→定量的、数字に落とし込める
  • A(Agreed upon)→同意している
  • R(Realistic)→現実的
  • T(Timely)→期限が決まっている

【課題】

しかし、スタッフに新人が多かったため、目標の達成には「スタッフのやる気と案内技術を高める必要がある」と考え、次の2つを行いました。

この自己PRでは、「課題=新人が多い=1.スタッフのやる気and2.案内技術必要性がある」と伝えているね。

目標達成の障害となってしまっているものは何だったのか、どんな壁を乗り越えたのかについて伝えよう。そもそも課題が無い目標なら、誰でも達成しているわけで、それは目標とは言わないよね。

「何がどうなったら目標は達成できるのか?」という質問をぶつけてみると課題を洗い出せることが多いよ。この時、「分かりやすさ」を重視しすぎて、目標に対して小さな課題を課題として設定しないこと!目標の達成に本質的に相関するような課題を選ぶこと!

【解決策1】

まず、やる気を維持する仕組みを作るため、毎日の会員取得数を店内で共有し、スタッフ間で競争がうまれる様にしました。更に、成約率の高い人が低い人への指導を行うことで、役割を多様化させ、常にスタッフが新しい役割に取り組める環境を作りました。

強み=「仕組みを作って動かす力」と設定しているので、「仕組みの力を使って課題1=やる気の向上」を実現したことを示さなければならない。やる気を高めるために「競争環境」と「新しい役割に取り組める環境」を作るために、ここでは「会員取得数の共有」という仕組みをもって「競争」を、「成績優秀者に指導者の役割を与える」ことで「新しい役割に取り組める」環境を作ったとしている。

上記で示した課題に対して適切な解決策を伝えよう。このとき、注意することは主体性と具体性の2つ。

  • 主体性とは、”自分自身”が苦労をしたり、考えたりしているかどうか。
  • 具体性とは、許された文字数に応じで以下の様な情報をきちんと盛り込めているかどうか。
    • 解決策の目的:「何を解決するため?」
    • 解決策の対象:「どのようなことを」
    • 解決策の方法:「どのような工夫をして」

有限な文字数の中で何を伝え、何を伝えないかしっかり判断して、過不足なく情報を伝えよう。

【解決策2】

次に、案内技術を高め、1回のおすすめでの成約率を上げるため、勧めるタイミングの精査と模擬演習を習慣化させました。具体的には、着席時に割引券保有の確認時に絞って案内を行い、会員になることでさらに割引されるメリットを伝えました。更に、営業開始前に顧客役と店員役を分けた模擬練習を習慣化させ、個人の技術を高め、成約率を高めました。

強み=「仕組みを作って動かす力」と設定しているので、「仕組みの力を使って課題2=案内技術の向上」を実現したことを示さなければならない。案内技術を高めるために「案内のタイミングの絞込み」と「模擬演習の徹底」という仕組みの導入によって実現したとしている。

文字数が許せば、それぞれの取り組みがどのように「仕組みの力で案内技術を向上」に寄与したのかについて触れたいところだけど、600文字だと書ききれない。許された文字数の中で何をどう伝えるのかと情報の取捨選択を行うこともコミュニケーションの重要な要素だね。

書き方の解説は「解決策1」と同様ね。

【成果】

以上を半年間継続した結果、会員獲得数を500店舗中100位から1位にすることに成功しました。

結果として、「目標の1位」を達成したと伝えているね。しかし、いわゆる「盛る」ということが容易に出来る就活において、採用担当者はこの成果が本当かどうかに対して懐疑的。実際にどうであったかは証拠がなければ判断できないため、面接時の質疑応答の受け答えが納得できるようなものであるかどうかで判断をしている。

成果に対して盛り込まなければならない情報は

  • ○取り組みの継続期間(1週間等の極端に短期なものは避ける)
  • ○目標と照らしあわせた時の成果

の2点だよ。

【振り返り】

この経験から、「正しい方向へ努力を継続することで目標を達成することが出来る」ことを学びました。

経験から学んだことを伝えている。ポテンシャル採用である新卒採用においては、成長サイクル自力で回せるかどうか?はかなり重要視されるポイントなんだ。従って、自身が取り組んだ経験に対して

  • ■ 何故うまく行った/行かなかったのか?
  • ■ もっとうまくいくためにはどうすれば良かったのか?
  • ■ 他の取り組みにも応用できそうな”経験則”はどのようなものを得たか?

について、まとめておくことをおすすめするよ。

【〆の言葉】

この強みを貴社での営業業務に活かしたいです。

上記の強みをどのように企業で活かしていきたいのか?について伝えている。正直なところ、あってもなくても良い形式的な文言ではあるものの、採用担当者に「これで自己PRは終わりです」ということを暗に伝える機能もあるので、よほど文字数が追い込まれていない限りは盛り込むことをおすすめするよ。基本的にこの文言をそのまんま使う形で問題ない!

以上、実際の自己PRを使って自己PRの骨組みについて解説したよ。この骨組みを使った自己PRのテンプレートは別のページにまとめてあるので参考にしてね!

まとめ

このページで伝えたかったことをまとめるね!

《自己PRの書き方まとめ》

自己PRは「自分の強み=○○」というメッセージを採用担当者に伝えるために、

  • 結論=自分の強みは何か?
  • 事例=どんなエピソードから上記の強みの妥当性を示すか?
  • 目標=何を目標に取り組んだのか?(目標は『SMART』に)
  • 課題=何がどうなれば目標を達成出来ると考えたのか?
  • 解決策=何を解決するために、何に対し、どう取り組んだのか?
  • 成果=どの程度取り組んだ結果、目標に対してどの程度の成果が出たのか?
  • 振り返り=以上の経験から何を学べたのか?

の情報で書く。

これが伝わっていればOKです!じゃあ次は、どんな経験も自己PRに落とし込めるテンプレートを使って、実際に自己PRを作ってみよう!