もくじ
- はじめに
- エントリシート(ES)が落ちた6つの理由
- 1.聞かれていることに答えてない
- 2.答えた内容が伝わっていない
- 3.伝わった内容のレベルが低い
- 4.伝わった内容が求めるものと違う
- 5.WEBテストの結果が悪い
- 6.学歴フィルター
- まとめ
はじめに
このページでは『エントリシート(ES)が落ちる、通らない理由』について解説する。ここでは
- 何故自分のESは落ちたのか?
- ESが落ちたらどんな対策をすればいいか?
について理解してもらえればと思う。
エントリシート(ES)が落ちた6つの理由
就職活動においてエントリシートが通らない、エントリシートで落ちる原因は次の6つが考えられる。
自分のエントリシート(ES)が落ちた時は、下記のどれが原因となっている可能性が高いかを振り返る必要がある。
1.聞かれていることに答えてない
エントリシートの質問には常に最適な答えがある。理由を聞かれたら理由を答えなければならないし、”具体的に”と言われたら、“具体的に”答えなければならない。
通らないエントリシートの多くが、ESの質問の回答になっていない場合が多い。例えば、理由を聞いているのに”やりたいこと”を答えていたり、「”当社で”実現したいことは何か?」を聞いているのにどの企業でも実現できそうなことを回答していたりなどである。対策は下記リンクを参考にして欲しい。
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2.ESで答えた内容が伝わっていないから
質問の内容をきちんと理解し、答えようとしているのだが、回答した文章の
- ■ 結論が不明瞭
- ■ 文章が構造化されておらず、ただの文章の羅列
となっている場合、回答が読み手に伝わらない。文章が構造化されていないとは、
- ・結論
- ・根拠
- ・論理
といった、論理的な文章の基本要素が入っていないか、分かりづらい、もしくは、間違っている文章のことである。論理性を欠いた文章であるため、情報の関係性が文章から読み取れない文章のことである。
そして、結果的に
- ◯ 自分の主張を文章で伝える能力が無い
- ◯ 回答が自社の採用基準を満たすか判断できない
という2つの理由から、エントリシートが通らなくなる。この対策は下記リンクを参考にして欲しい。
3.ESで伝わった内容のレベルが低いから
きちんと質問を理解し、適切な回答を、伝わる様に答えているにも関わらずエントリシートが落ちた場合、伝わった「内容のレベルが低い」ことが考えられる。
書かれていた内容が、誰でも言える様な当たり前の内容であったり、どんな企業にもあてはまる様な無難な内容であったりした場合、採用基準を満たさないため、エントリシートが通らなくなる。
4.ESで伝わった内容が企業が求めるものと違うから
質問に対して適切に回答を、伝わるように書き、内容のレベルも申し分無い場合、単に企業との相性が合わなくてエントリシートで落ちた可能性が考えられる。
どちらかと言えば例えば行動的な人材を求めるリクルートやDeNA等の進取的な企業もあれば、計画的な人間を求めるインフラ系の企業などの保守的な企業もある。
それぞれの企業において、ヒトが提供している価値や価値を提供する方法に応じて求める人材のスタンスが変わる。従って、単に優秀であるという理由だけで採用を行うことは出来ず、優秀かつ自社に適した人材でなければESの選考を通過させることは出来ない。エントリシートの内容は伝わり、優秀さも伝わるが、企業のカラーと合わないと判断され、エントリシートが通らなかった可能性が高い。
5.WEBテストの結果が悪いから
就活ではエントリシートとwebテストがセットになっている企業は多い。この時WEBテストにおいて
- ■ 能力
- ■ 適正(性格)
が企業の求める選考基準(足切り基準)に満たなかったため、テストで落とされて、エントリシートが通らなかったと連絡が来たことが考えられる。対策は1つ、ひたむきなテスト対策に他ならない。
6.学歴フィルターにかけられたから
学歴が企業の求める選考基準(足切り基準)に満たなかったため、そもそも読まれていないためにエントリシートが落ちたことが考えられる。
学歴フィルターは今更変更することが出来ない。従って、学歴フィルターへの対策としては“割り切る”他ない。
内定しなければ入社は出来ない。従って企業を受けるときにはやみくもに憧れだけで受けるのではなく、”内定可能性”も考慮しながら受けなければならない。学歴フィルターの無い、あるいは通過できる企業を探し、その様な企業を中心に選考に参加する他ない。
学歴フィルターについては下記リンクを参考にして欲しい。
ESで落ちないようにするにはどうすればよいか?
では、ESで落ちないようにするにはどうしたらいいのだろうか?それは以下の2パターンに集約される。
(1)求められている内容のESを書く
ここまで説明してきた様に、ESで落ちる理由を大別すると以下の4点に分類される。
- ・学歴・テストで選考基準外に分類された
- ・聞かれていることに答えていない
- ・書かれた内容が伝わっていない
- ・伝わった内容が間違っている
これらのどのポイントで自分がつまづいているのかを提出したESを振り返ることで明らかにし、地道な対策を重ねていくほか方法はない。
- ■ ESの設問文をよく読み、聞かれていることを整理する。
- ■ その上で、答えるべき内容を第三者に伝わる様に書く。
- ■ 第三者からフィードバックを貰い、改善点を整理して次のESに活かす
この3つを地道に徹底反復することだけがESの通過率を高める方法である。
(2)そもそもES選考をパスできるルートで受ける
学歴フィルターや筆記試験で引っかかってしまう、あるいはどうしても文章を書くのが苦手な学生はESの提出をパスできるルートから選考に参加すれば良い。
具体的には無料で使える「Offer box」や「キミスカ」といったスカウトサービスを利用すること。
また、「ココリク」「「haloo navi」」等の無料エージェントサービスを利用することである。スカウトサービスは入力した情報に応じて様々な企業からESや1次面接パス等の特別選考の案内が入るし、エージェントサービスを利用すれば3次選考やいきなり最終選考で特別選考を案内してくれる等、そもそもESを書かなくてもいい選考ルートを増やすことができる。
どちらも登録利用は完全無料で、サービス経由で内定が決まったとしても入社の義務や違約金等は一切しないためリスクはない。登録は2〜3分で終了する。2〜3時間も掛けてESを書くよりも、とりあえずこういったサービスに登録して有利な選考ルートが自動的に増える仕組みを作ってからESを書く方が明らかに合理的である。
エントリシートが落ちた理由のまとめ
いかがだったろうか。エントリシートが落ちた理由についてまとめる。
高学歴ではないほとんどの就活生は、エントリシート(ES)が100%通過することは無い。どこかしらが必ず落ちる。
しかし、その度に気を落としていたり、感情的になって現実を見ない様にするのではなく、内定者や通過者のESとの比較を通じて自身が提出したESのどこが問題だったのかを考えることが必要だ。
そして、行動しなければ現状は変わらない。ESで書けなかったことが面接で話せるわけが無い。だから、企業もESで落とす判断をしているのだ。