国家公務員の一般職と総合職の違いは?

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就活と公務員
2018年02月09日
ビル

はじめに

内閣総理大臣や各省庁で働くなど、国家公務員とひとえにいっても仕事内容は多岐にわたっています。

そのため、国家公務員になることを希望して試験対策の勉強を進めていても、まずはどの省庁に勤めたいのかなどを定める必要があります。

そこで今回は、国家公務員の一般職と総合職の違いについてみていきます。

目次

  1. 国家公務員の一般職はどんな仕事?
  2. 国家公務員の総合職はどんな仕事?
  3. 総合職は強い意志がなければ務まらない
  4. まとめ
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国家公務員の一般職はどんな仕事?

書く

まずは、国家公務員一般職の仕事内容を見ていきましょう。

国の政策を実行することや運営を担うのが国家公務員一般職の主な仕事内容となっており、他にも事務処理などを行っています。

一見すれば地味な内容ですが、決定された事項を遂行するのが一般職の役割であるため、決して疎かにできるものではありません。

また、一般職の実際の働き方やキャリアパスについても触れていきましょう。

各省庁直轄の機関に勤める

財務省が管轄する各地域の財務局や税関、厚生労働省が管轄する各地域の労働局、国土交通省であれば整備局といった機関に務めることが多いのが一般職です。

勤務時間は1日8時間労働・土日祝日が休みになっている完全週休二日制という勤務体系になっていますが、中にはフレックスタイム制を導入している機関もあります。

一方で各機関ではなく省庁に務めることになれば、専門的な仕事を扱うことも多くなって残業が多くなることもしばしばあり、勤務時間も不定期になることが珍しくありません。

最終的に中堅幹部候補へ

国家公務員の一般職は、キャリアパス最終地点として中堅幹部候補になることができます。

また、一般職の職員は法律になった制作や企画立案を実行することが主業務となるため、専門的な仕事を扱うことが多くなっているのも特徴に。

中にはスペシャリストとして活躍している人も多く、本人の努力や希望によって将来管理職のポジションに就くことができます。

そのため、年収面は300万円前後から1,000万円に到達する人もいるため、どういった行動をするのかによって大きく変化すると言えるでしょう。

国家公務員の総合職はどんな仕事?

ビル

いわゆるキャリア官僚として、将来的に国の運営や法の策定などを担うのが総合職です。

将来幹部候補として活躍するために様々な勤務地へ転勤することが多く、そのサイクルも2~3年といった短い期間になっているため、意外と体力が必要になるでしょう。

各勤務地で様々な仕事に関わりながら経験を積んでいき、国政をリードしていく重要な役割を担うのが国家公務員の総合職であるため、その責任はとても重くなっています。

全国規模の転勤を伴う

国家公務員の総合職は、将来のキャリア候補として必要な教養やスキルなどを養っていくために、全国各地にある出先機関に移動することもあれば、総務や人事、会計といった部署に就くこともあります。

国政を運営していくためには様々な知識や経験が必要になることから、現在官僚として活躍している人物も同じ道を歩んでいるはずです。

また、場合によっては海外に行くこともあるため、総合職に就く人は英語スキルも求められている傾向にあります。

他にも様々な勤務地へと移動することから、新しい人とチームを組んで働くためコミュニケーション能力も必要になり、スムーズに仕事を進められる協調性といった面も必要になるでしょう。

キャリア官僚として重要な立場を担う

採用時から官僚候補として働くことから、責任のある仕事を任されることもある総合職。

異動を繰り返して様々な経験を積んだ後は一気に昇進して重要な立場に就くことも多く、国政をリードする者として活躍することも求められます。

また、管理職を目指すのであれば専門性のあるスペシャリストよりも、全体を見渡せるゼネラリストとしての資質が必要になるため、総合職を希望している方は意識しておいてください。

総合職は強い意志がなければ務まらない

休憩

国家公務員の総合職として働いている人たちは、いずれも国を良くしようと動いている方が多くなっており、強い意志を持って働いているのが特徴です。

そのような強い意志だけでなく、熱い志がなければ務まらない仕事であるとも言い換えることができ、同時に苦労も多いと感じる仕事とも言えるでしょう。

語学力も英語だけでなく、時にはフランス語やドイツ語といった語学も求められることから、常に勉強をすることも必要になります。

公務員の中でもエリート中のエリートであることから、その立場にいる自覚と責任を持っていなければ、国家公務員の総合職は務まりません。

まとめ

国家公務員の一般職と総合職は仕事内容の大きさに違いがあれば、キャリアパスについても要職につける可能性にも違いがあります。

しかし、いずれも国をより良い方向へと持っていくための仕事であるため、どちらも重要であることには変わりありません。

一般職と総合職の違いは明らかですが、どのように働きたいのかをしっかりと考えたうえで、受けるべき国家公務員試験を受験してください。