
こんにちは。
今回は、就活において、留学経験を活かす際の注意点とポイントを紹介していきます。
就活で、「留学経験」を自己PRやガクチカ等でアピールしようとする学生は少なくありません。
しかし、注意しなければならないのは、企業が求める人材は留学したかではありません!
現地でどのような経験や活動をしたか、この経験からどう変わったかを就活生自身の言葉で伝えて欲しいと考えています。
そこで、この記事では就活で「留学経験」を用いる際の注意点とポイントと実際の面接で聞かれやすい質問と答える際のポイント等に触れていこうと思います!
目次
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「なぜ留学をしようと思ったのですか?」
「なぜその国のその地域だったのですか?」
「なぜその大学・語学学校の◯◯学科・コースを選んだのですか?」
「留学が終わってから周囲の人に行く前と何か変わったと言われましたか?また、それについてどう思いますか?」
「留学経験をどのように当社で活かしていきたいですか?」
⑴ 留学経験を活かす際の注意事項
まず、注意しなければならないのは「留学経験の有無」で他の就活生よりも有利になることは、ほとんどないということです。
もちろん、誰でも留学を経験している訳ではないため、他の就活生よりも目立つことは出来るかもしれません。
しかし、「留学経験=エピソードの一つ」ということをしっかり認識する必要があります。
⑵ 留学経験を活かす際のポイント
では、実際に就活の場面で留学経験を話題に出す際、留学経験を「武器」として就活で活かすにはどうすれば良いかについて触れていきたいと思います。
面接官は、就活生の「思い出話」を聞きたい訳ではありません。「留学経験」を最大限就活で活かすために、次の2つのポイントを念頭に入れ選考に臨んでほしいと思います。
☆ 留学の目的は明瞭であるか。
留学は、相当な費用と時間を費やします。
そこまでしてどうしてあなたは留学したのですか?という質問に答えられる準備をしなければなりません。
留学をした理由は1つでしたか?語学力の向上のためだけであれば、国内でも英会話スクールや大学内の講義など学べる機会は多くあります。
それでもなぜあなたは留学という選択を選んだのですか?特に面接では、自分が言った答えに対して様々な質問を投げかけられ、深堀されます。面接官が納得出来るように「なぜ留学したのか」を具体的な考えをまとめましょう。
例)語学力の向上だけではなく、精神面での向上を図りたかったためです。具体的には、異国の地で生活することを通して、物怖じしない精神力をつけたいと思いました。
☆ 自分がどのように変化したか。
留学経験に問わず、今までの人生で(特に大学生時代に)どのような経験をして、自分がどのように変わったか、成長したかというのは面接ではよく聞かれる質問です。
特に、留学は新たな価値観と出会い自分の考えが変わるには説得力のあるエピソードです。
【留学の前後で自分の「どこが」「どのように」変わったのか。なぜそう思うのか。】
この問いに答えられるように、自分の考えをまとめましょう。
この時、語学力の向上では他の留学経験者とは差別化が図れません。
内面的な部分で変わったことを掘り下げて書き出してみてください。
また、「なぜそう思うのか」という質問には、帰国後のエピソードを添えることでより説得力が増します。
◯就活の際に聞かれやすい質問5選と答える際のポイント◯
「なぜ留学をしようと思ったのですか?」
→ 語学力向上だけではなく、異国の地で生活することから何を得たいと思ったか?等、自分が留学をしようと思ったきっかけや経緯を整理しましょう。
「なぜその国のその地域だったのですか?」
→ その国を選んだ理由を整理しよう。
例)アメリカ合衆国→多様な人種・国籍の人が集まる国で様々な価値観に触れたかったため。
(←注 なぜ触れたかったのかという点にも応えられるようにする必要があります。)
「なぜその大学・語学学校の◯◯学科・コースを選んだのですか?」
→ 何を学びたかった?実際に学んでみてどうだったか。
留学先の大学を選んだ理由は、交換留学であれば提携校だからという理由だけではなく、提携先の中でもその大学を選んだ理由をまとめましょう。
「留学が終わってから周囲の人に行く前と何か変わったと言われましたか?また、それについてどう思いますか?」
→ 対策:周囲の人に聞いてみましょう。
また、実際に自分が変わったと思う部分(考え方等)を整理して、なぜそう思うのかを考えてみましょう。
「留学経験をどのように当社で活かしていきたいですか?」
→ 「どのように」という点に注目したいです。
どのような留学経験をその会社のどのような部分で活かしていきたいと思うか。
この質問により具体的に答えるために、企業研究をしっかり行うと良いです。
例)自分が希望する「営業職」において、自身が留学経験で得た物怖じしない力を活かして自分ならではの◯◯な営業をしていきたいと思います。

いかがだったでしょうか。
留学経験を就活で活用する際、少なくとも上記の質問に答えられるようにしっかり準備していくことをお勧めします。
私自身、10ヶ月間のアメリカ留学中の経験を就活で述べていました。
ただ、「留学しました」だけでは、面接官にはなんのアピールにもなりません。
実際に、「主体的に」どう行動したかをしっかりエピソードと共に述べることで留学経験を武器として就活に活かせると思います。
頑張ってください!