もくじ
1. はじめに
みなさんこんにちは^^さて、今お持ちのケータイ電話。皆さんはどこの会社のものをお使いでしょうか?
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが大手携帯キャリア3社として熾烈な争いを繰り広げていますが、最近は格安スマホも出てきましたね。
私も先日格安スマホに変えて、ケチって3ギガプランにした結果、早くも通信制限がきてしまいました..(その代わり毎月の携帯料金は7000円ぐらい安くなりましたよ笑)
さて今回は、そんな馴染みがあるようで意外に知らない携帯・通信業界について就活生向けにまとめてみました!
2. 「通信」ってなに?
通信とは何か??
「通信」とは、離れたコンピュータや多数の端末との間でデータをやりとりすることです。通信を支える仕組みには、電話回線のほかに企業が業務用データを送受信する専用線などがあります。
また、インターネットにも光ファイバーなどを経由した通信網が構築されています。
一方で、携帯電話やスマートフォンでは、無線による通信回線が使われています。こうした通信回線や、その運用に必要な機器や設備を総称したものを通信インフラといいます。
この通信インフラの主役となるのが、自社で通信設備を所有してサービスを提供している「キャリア」とも呼ばれる第一種通信事業者です。
固定回線と携帯回線の現状
固定回線の分野では、
- ・電話回線
- ・ADSL回線(昔のnet回線です)
- ・光ファイバー回線
のユーザーへの提供のほか、インターネット接続プロバイダーなどへの通信回線の卸売りを行っています。その中でも、
- ・NTT東日本
- ・NTT西日本
- ・NTTコミュニケーションズ
のNTTグループがインフラ面で高いシェアを獲得しています。
これに続くのが、
- KDDI
- ソフトバンク
です。(通信大手のKDDIを作ったのは京セラの創業者、JAL再建の責任者を担った経営の神様『稲盛和夫』さんなんですよ!)
また、モバイル通信(携帯電話)の分野では、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手3社が、前述の通り激しい価格競争や新サービスの展開などのシェア争いを繰り広げていますね。
通信業界全体で見ると、固定系(加入電話)は3595万契約あり、毎年下がっているのに対し、移動系(携帯電話・PHS)は増加という流れです。
したがって、現在NTTグループの固定通信分野では、その他事業者、例えば漫画アプリ等とのアライアンスによる新たなビジネスモデルの創出や、Wi-Fiを通じた光の利用機会の拡大など光・IPサービスを推進しています。
一方で、移動系でもLINE等の無料電話ツールの普及によって通話収入が落ち込んでいることが課題となっています。
さらに、通信業界の基本情報(平成24-25年版)によれば、業界規模は25兆1,088億円で、経常利益計は3兆4,748億円、売上高純利益率:+6.8%となっています。過去5年の伸び率を見ると+0.3%となるので、この業界は成熟化しつつあると言えます。
3. 大手通信キャリア3社を比較してみよう!
通信業界の3大キャリアを売上、年収、福利厚生等の切り口から比較していきます。主にホームページと年収に関しては「年収ラボ」のデータを参考にしました。
NTTドコモ
- 資本金:9,496億7,950万円(2015年3月31日現在)
- 社員数:7,344名
- 売上高:4兆4612億300万円
- 平均年収:847万
- 福利厚生:マイホーム取得のための支援、住宅補助費の支給、社宅の措置、保養所、スポーツ施設、財形貯蓄制度、慶弔金、各種貸付制度など
KDDI
- 資本金:141,851百万円
- 社員数:31,834名(連結ベース)
- 売上高:4,466,135百万円
- 平均年収:976万円
- 福利厚生:フリーバケーション制度(連続5日間有給休暇取得促進)、特別休暇(弔事、結婚、出産、子の看護など)、リフレッシュ休暇、産前産後休暇、育児・介護休職など
ソフトバンク
- 資本金:2,387億72百万円
- 社員数:約17,700名(2015年10月現在)
- 売上高:8兆,6702億円(ソフトバンクグループ連結売上高 2014年度)
- 平均年収:678万円
- 福利厚生:積立年休、特別有給休暇、新卒住宅補助、財形貯蓄、社員持株会、関東ITソフトウェア健康保険組合など
通信キャリア事業では、
- 20代で年収400~600万円
- 30代で年収600~700万円
- 40代で700~900万
ほどの年収の人が多いようです。年収が比較的高い理由は、この業界の参入障壁が高く、競合が寡占状態だからです。
しかしながら、この寡占状態を政府は問題視し、2015年には総務省から端末料金に関して指導が入りました。また、
- 楽天モバイル
- ゲオモバイル
や
など格安スマホが出てきたように、今後売上・年収に変化があるかもしれません。
4. おわりに
いかがだったでしょうか。これまで右肩上がりだった通信収入も人口よりも多い普及には限界があるため、伸び悩んでいます。
通信業界は現在様々な問題を抱え、あらゆる解決策が模索されています。この現状を理解した上で、通信業界で皆さんがどんな事を成し遂げたいか今一度考えてみると良いかもしれません^^