もくじ
1. はじめに
こんにちは。エントリーシート研究所の進藤です。
この記事では就職活動の始まる前から終わりまでのより具体的な情報を私の実体験からお伝えしようと思います。私の記事から少しでも就職活動のイメージが明確なものになっていただけたらありがたいです。
まずは私の情報を簡単に。私立理系、大学は音楽系のサークルをやっていました。アルバイトは塾講師を4年間。性格はかなり人見知りのコミュ障人間。人と話すのは得意ではないけど、人といるのが好きなちょっと変わった人だと思っていただいてかまいません。
2. 就職活動前の考え
就活前に決めていた私の就活の軸は以下の2つです。今でこそ言語化できていますが、就活を始める前の当時の私はぼんやりと頭の中で考えていただけなので安心してください笑。
理系職ではなく文系職がしたい
大学で学んだ知識を活かせる仕事は向いてないと考えました。私の大学は早い段階から研究活動が始まるため、就職活動前には一通りの実験は進んでいました。実際に実験をしてみて研究職は向いていないと確信しました。細かい作業の時に手が震えてしまうんです笑。
自分で一から考え、成果を上げる仕事がしたい
私が学生時代に最も注力したことは「サークルのメンバーを集めて一から自分で企画したライブ活動」でしたので、この経験から「自分で何かを一から企画する仕事がしたい」という考えに至りました。
以上の2つを就活前の大きな軸としまして、当サイト等を使って様々な業界を調べましたところ、2つの業界に興味を持ちました。「興味を持った2つの業界を中心に受け、それ以外の業界も業界研究のために広く受けてみよう」というのが就活前に決めた考えです。
3. 私の就職活動
ここでは、2016年度の就活のスケジュールに対し、私がどのように動いていたかをより具体的に書いていきたいと思います。主観的な考えが多いので、参考程度にしてみてください。
■ 1月2月(大学等の就活セミナー盛ん、友人とインターンシップの話題が多くなる)
この時期は周りの就活する友達がインターンシップに行き始めたという話をよく耳にしていました。(私は行っていません)
私はこの時、自己PRを200~800字、サークル活動とアルバイトと研究の3つのテーマで当サイトの自己PRの作り方を参考にテンプレート化していました。大学の就活セミナーでは「自己分析を徹底しましょう。」とよく言われていたようですが、中途半端な自己分析をするよりもESを多く出すために自己PRをテンプレート化していく方が自己分析もできるし、より必要なことだと思います。
■ 3月前半(エントリー開始、何社エントリーすればいいのかわからず探る)
いよいよ就活解禁。就活サイトと1日中にらめっこです。私達は何から始めればいいのかわからず困惑していました。
私はまず、興味のある2つの業界で当サイトにES過去問がある企業を全てエントリーし、後は周りの就活生と同様に就活サイトを利用して計150社プレエントリーしました。企業の選び方としては内定が出ても絶対に行かないだろうと思う業界以外で、少しでも気になるところはとりあえずエントリーするようにしました。
■ 3月後半(会社説明会、ESか筆記試験の1次選考が開始)
この時期は会社説明会が盛んで、1日2社くらい行っていました。中小、ベンチャー企業の中には面接が始まっている会社も。
会社説明会は選考に直結しているものだけを行くようにしていました。私の場合、説明会直後に選考を受ける企業が多く、ESと並行して筆記試験の勉強や面接練習を行っていました。(周りはESをとにかく出しまくっている人が多かったです。)
■ 4月頭(テストセンター受験)
筆記試験はペーパーとweb形式のものがあり、テストセンターは後者の形式の1つです。テストセンターを1回受けることで複数の企業に申し込むことができるので、受けることをお勧めします。webテストには様々な種類がありますが、私はテストセンターだけを1月から少しずつ勉強していました。受ける時期はできるだけ早く受けた方がいいと思います。(4月頭の段階で2社ほどエントリーに間に合いませんでした。)
■ 4月5月(面接前半戦)
この時期は主に中小、ベンチャー企業の面接が盛んでした。毎日2社くらい選考を受けていました。(私が受ける企業は4月5月に選考が開始する会社がほとんどでした。)あと、この時期は面接のインプット(練習)とアウトプット(本番)をひたすら繰り返していました。選考直前には「どの自己PRでいくのか」「業界の志望理由、企業の志望理由は何を話すか」「どのような選考が行われ、どのようなことが毎年聞かれているのか」などを考え、予習し、選考後には次の選考に向けて上手くできなかった、話せなかった事を改善するようにしていました。選考が無い日は友人や先輩に頼んで、面接練習に付き合ってもらっていました。業界や企業の志望理由を考え易くするには、情報比較のために様々な業界と企業を受けておく必要があると思います。 練習の成果もあり、志望度の高い企業に内定をいただくことができたため、私の就職活動はここで終了しました。
■ 6月7月(面接後半戦、ESだけ出していた企業が動き出す)
大企業を中心に今までESのみ提出していた企業の選考が始まります。この時期に選考が始まった企業の内定は7月前半に出たようです。
4. 就職活動後の考え
選考が進むにつれて、しだいに私の就活の軸というものが変化し、はっきりと言語化できるようになっていきました。最終的に行き着いた私の就活の軸は以下の2つです。
◇ 多くの人と深く関わり、そこから大きな感動が得られる仕事がしたい
学生時代に注力したサークルとアルバイトの活動をESや面接で掘り下げていくうちに、多くの人と繋がって大きな成果を上げた時に幸せ、やりがいを感じる自分に気づくことができました。
◇ 多くの人の悩みを自分の頭を使って解決できる仕事
塾講師の経験を面接で話すうちに、今の塾講師のアルバイトが自分によく適していて、やりがいを感じていたことに気づき、「人の悩みを解決する仕事がしたい」という気持ちが芽生えていきました。この軸と就活前に決めていた「自分で何かを一から企画する仕事がしたい」という軸を組み合わせ、このような軸にたどり着きました。
5. 就職活動を終えて伝えておきたい事
就職活動を終えての反省や思うこと、また私の経験から伝えたい事を以下の3つにまとめました。
■ 就活前に志望業界、企業を狭めない
上記のように私の就活の軸は就活の前後で大きく変化していました。おそらくほとんどの就活生が実際に就活をしてみた結果、最初に決めた軸とは異なっているのではないでしょうか?このようなことが起こるのは、就活前に十分な業界の知識を持っていないからです。まずは食わず嫌いをしないで、興味のある業界、企業だけでなく幅広く業界を受け、選考を通じて様々な業界を知る必要があると思います。初めから業界、企業を絞ってしまっていては、本当に働きたい企業を見つけた時に、その企業の選考が終わっていたなんてことになりかねません。
■ エントリー解禁前に興味のある業界、企業のESを書いてみる
これは私の就活での大きな反省点です。エントリー解禁となってからエントリーした数十社のESをいざ書こうとすると、初めは書き方もわからず、1社のESを書くのにかなりの時間を費やしてしまっていました。2016年度の就活は短期決戦でしたので、提出期限に間に合わず、泣く泣く選考を諦めなければならない企業も少なくはなかったです。絶対に受けたいと決めている会社は、エントリー解禁前に昨年のESを書いてみてESの書き方に慣れておくといいかもしれません。実際に書いてみることでその業界や企業の特徴をつかむことができるので業界研究にも役立つと思います。
■ 選考結果に一喜一憂せず、反省点を次の選考に活かす
結局のところ就職する企業は1社だけですので、落選の数が多くなるのは当たり前です。実際に落選の文字を目にするのは確かにつらいですが、一喜一憂せず、その選考の何が悪かったのかをしっかりと考え、次の選考に活かしていくことが志望度の高い企業から内定をもらう一番の近道だと思います。
6. 終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んで就活はやっぱり大変そうだと思ったかもしれませんが、私はやってみて意外にも楽しむことができました。理由は2つあります。まず、就活に必要な知識を身につけていくことで成長している自分を実感し、やりがいを感じたからです。次に、自分と真っ直ぐに向き合うことで、今まで知らなかった自分を見つけることができたからです。就活前に比べ、自分に自信を持つことができるようになりました。皆さんも就活に対してマイナスのイメージを持つのではなく、自分を見つめ直すきっかけとして考えてみてはどうでしょうか?
参考記事
2浪文系MARCHからの逆転就活。一流ITメガベンチャー等複数内定を獲得するまでの就活体験記