目次
- はじめに
- 就活であなたらしい写真が必要になるって本当?
- 【アンケートから読み解く】就活生はどんな写真を提出してるの?
- 就活におけるあなたらしい写真の選び方
- あなたらしい写真がどうしてもない場合はどうする?
- あなたらしい写真に添える文章はどう書く?
- 就活のあなたらしい写真でよくある質問
- おわりに
はじめに
この記事では「就活のあなたらしい写真」について、実際の就活生のアンケート結果も踏まえて解説します。
就活で求められることがある「あなたらしい写真」は、毎年多くの就活生を戸惑わせています。
この記事で、あなたらしい写真に求められる要素や選び方を具体的に抑えて、いち早く写真の準備にとりかかりましょう。
この記事で解説すること
- 実際に就活生はどんなあなたらしい写真を提出しているか
- あなたらしい写真の選び方
- あなたらしい写真がない場合の対処法
就活であなたらしい写真が必要になるって本当?
就職活動であなたらしい写真の提出を求められることは本当にあります。実際に、以下のような企業の就活で「あなたらしい写真を」求められた実例を確認できます。
「もっともあなたらしい写真を添付し、あなたのことを自由に教えてください」(株式会社フェリシモ)
引用元:felissimo_profilesheet.pdf
「あなたらしい写真を貼付し、自己PRしてください。」(本庄市職員)
一般的な営利法人だけでなく、地方自治体などの公法人でも必要になるケースがあることがあります。
あなたらしい写真の提出を求める理由は、主に以下が挙げられます。
企業があなたらしい写真の提出を求める理由
- 証明写真で把握できない本人のイメージを掴みたいから
- 自己アピールの内容の裏付けが欲しいから
- 写真提出の意図を汲み取れているか確認したいから
中でも重要なのは「企業側が写真を求める意図を汲み取ること」です。以降で解説する内容を参考に、企業側の意図からズレた写真を提出しないように注意しましょう。
【アンケートから読み解く】就活生はどんな写真を提出してるの?
実際に就活生が提出している「あなたらしい写真」は、以下のようなシーンが多めです。
就活生が提出する「あなたらしい写真」の例
- 部活動やサークル活動中の写真
- 趣味や特技に打ち込む姿
- アルバイトやインターン中の写真
- ゼミや研究授業の風景
- 友人や家族と過ごす姿
次の画像は、ES研究所が2026年に独自に行った、22〜25歳の新卒就活経験者200名へのアンケート結果です。
有効回答115件のうち、最も多かったのは37.3%(43/115人)で、「部活やゼミの写真」でした。同様に、アルバイトやインターン、ゼミなど「ガクチカの内容と関連させやすい写真」を選んでる人が多くいます。
一方で、趣味や友人や家族など、「プライベートな内容の写真」を提出している人も、合算で29.5%(34/115人)いました。
以降では、あなたらしい写真の例を具体的に解説していきます。
あなたらしい写真の例(1)サークルや部活動中の写真
※Google Geminiで作成
サークルや部活動の写真は、エピソードと合わせて以下のような印象のアピールに繋がります。
- ・困難に負けず長期間に熱心に取り組む「忍耐力」
- ・組織や個人の課題に真摯に向き合える「課題解決力」
- ・チームで何か物事を成し遂げる「協調性」
中でも「忍耐力」は、若者の離職率の高さが嘆かれる昨今においては、多くの企業から特に好まれる印象のひとつです。
特に、証券やコンサル、放送などのハードワークが求められる業界や、toBの営業職と好相性と言えるでしょう。
あなたらしい写真の例(2)ゼミや学業の取り組み写真
※Google Geminiで作成
ゼミや学業の取り組みに関する写真は、エピソードと合わせて以下のような印象をアピールするのに適しています。
- ・決めたテーマを最後まで追求できる「継続性・探究心」
- ・多種の情報をまとめられる「整理力」
- ・自分が取り組んだ分野への「興味関心・専門性」
ゼミ写真のメリットは、就活の場で好印象な「継続性」をアピールしやすい点です。ゼミのテーマにはニッチなものも多いので、他の就活生と被りにくいのも魅力と言えます。
専門性を強調できるほど深いテーマに取り組んでいない場合も、「業界研究のキッカケになりました」と業界理解の訴求には繋げられるでしょう。
あなたらしい写真の例(3)ボランティアや趣味を楽しんでいる写真
ボランティアの写真は、他人のために行動できる「利他性」の強調に繋がります。利他精神が重要な医療や福祉業界にはとても効果的です。
ただし、「他人のために」を強調しすぎるのは、ビジネスシーンでは独りよがりで薄っぺらく聞こえてしまう可能性があります。そのため、あくまで「継続性」や「行動力」など、就活の場で好まれやすい印象の補佐として、位置付けておきましょう。
※Google Geminiで作成
一方で趣味は、自己PRでなく「あなたのことを教えてください」のような自己紹介のパートであれば使いやすいです。
読書や映画など「よそ行き」の趣味で薄い話をするよりも、熱量を持って語れる話題を選ぶことで、没頭力や自己開示力をアピールする手もあります。
※Google Geminiで作成
就活におけるあなたらしい写真の選び方
就活で好ましい「あなたらしい写真」を選ぶ際は、次のような要素を大事にしましょう。
あなたらしい写真を選ぶ際のポイント
- 本人がメインで写っている
- ガクチカや自己PRの内容とリンクしている
- アピールしたい自分の印象にマッチしている
- 何をしているかが分かる
それぞれ以降で詳しく解説していきます。
選び方1:本人がメインで写っている写真
あなたらしい写真は、本人が主役級の大きさで写っている写真が望ましいです。これは、本人の顔の確認はもちろん、「どんなシーンで主体性を持って行動してきたか」を見たいからです。
大量の人に埋もれている写真を提出すると、事実はともかく「つまり脇役が自分らしいってこと?」と解釈される可能性があるでしょう。
逆に、十分な大きさが担保されていれば、例えば「集合写真の後列」などの位置でも構いません。
選び方2:ガクチカや自己PRの内容とリンクしている写真
就活の場で適切にアピールをするには「写真と文章はセットで考える」のが基本です。写真単体だと十分にイメージを伝え切るのは難しいためです。
一般的には、「写真の添付箇所+文章欄」はセットの構成が多いので、その場合は文章の内容を関連づければ問題ありません。
ただし、まれに文章を添えず、写真単体で添付する欄が設けられていることもあります。その場合は、ES内に記載したガクチカや自己PRの内容にリンクする内容を選びましょう。
選び方3:アピールしたい自分の印象にマッチした写真
発展的な選び方としては、「自分のアピールしたい印象にマッチした写真」があるとベターです。
例えば、タフさが求められる不動産営業の就活であれば、体育会系の写真は非常にマッチするでしょう。そこまで露骨でなくても「輝かしい笑顔」の写真を選ぶだけでも、親和性のある印象になります。
しかし、印象のみを優先して、わざわざエピソードの薄い写真を選ぶのもリスクがあります。
あくまで文章や口頭で中身のある内容を伝えられる写真を優先的に選び、余裕があれば写真の印象にまで気を遣いましょう。
選び方4:何をしているかが分かる写真
あなたらしい写真は「何をしているか・何のシーンなのか」がハッキリわかることが重要です。
よくわからない写真を選ぶと、自分のイメージが薄くなるだけでなく、「あなたらしい写真を求めている意図を理解していない」と判断される可能性もあります。
説明文を添えることがほとんどですが、写真単体でもある程度シーンの推察がつく写真を選びましょう。
あなたらしい写真がどうしてもない場合はどうする?
あなたらしい写真がどうしてもない場合は、新しく撮影して用意することをおすすめします。
実際の活動中の写真を新たに用意するのが難しいケースもありますが、「人・背景(場所)・服装」の3点を意識することで、それっぽい写真を撮影することはできます。
例えば、サッカー部で頑張った経験を伝えたいのであれば、「本人・グラウンド(の近く)・サッカーの練習服」だけ揃えば、何とかイメージ作りの助けになる写真は撮影できます。
人事担当も、よほど嘘らしい写真でなければ、わざわざ写真の細部まで見て疑うこともありません。
就活生同士や、ゼミやバイト仲間も事情を説明すれば、撮影に協力してくれる可能性も十分にあるでしょう。
あなたらしい写真を新しく撮る際の注意点
あなたらしい写真を撮る際には、以下の点に注意しましょう。
あなたらしい写真を撮る際の注意点
- 先に撮影の内容を決めてから現地に向かう
- 撮影の内容は「アピールすべき印象」から逆算する
- アプリやAIでの画像編集はやめておくべき
重要なのは「写真に写す内容」をしっかり検討してから撮影に向かうことです。就活中の貴重な時間を割いて撮影するので、失敗して再撮影はできるだけ避けましょう。
また、昨今ではアプリやAIを使った画像編集を検討する方もいるでしょう。しかし、バレたときのリスクが高いため、技術力によほど自信がない限りはやめておくべきです。
あなたらしい写真に添える文章はどう書く?
あなたらしい写真に添える文章は、次の点を意識して書きましょう。
あなたらしい写真に添える文章のコツ
- 長く書きすぎない
- 5W1Hを説明する
- アピールしたい印象や姿勢に繋げる
ESに文字数の指定やマス目がない場合は、「200〜300字」を目安に執筆してみましょう。
また、短くわかりやすい文章にするには「5W1H」を意識するのがポイントです。
上記の点を踏まえた、文章例を以下に作成してみます。
2025年1月、個別指導塾での冬期講習最終日に、講師陣で撮影した写真です。生徒も講師も離脱することなく、冬期講習を終えた記念に撮影しました。
私は講師リーダーとして自ら、新人講師向けの指導案の共有体制を整え、授業クオリティの向上とバイトスタッフの離職率の低下に貢献できました。
組織の課題解決に主体的に取り組む私の姿勢を表す写真として、この写真を選んだ次第です。(全219字)
改行が効く場合は、最大100字ほどを目安に段落を分けるのも読みやすい文章を作るコツです。
就活のあなたらしい写真でよくある質問
最後に就活のあなたらしい写真について「あるある質問」をQ&A形式でまとめます。
Q1.あなたらしい写真を加工するのはあり?
回答:「人事や他人への常識的な配慮」であればOKです。
あなたらしい写真を見る採用担当や、写真に写る他人のための加工であれば問題ありません。具体的には以下のような項目が挙げられます。
- ・写真の視認性を上げるために彩度や明度を高くする
- ・不快な写真にならないように清潔感のない部分を消す
- ・自分が分かりやすいように◯で囲む
- ・写真に写る他の人の顔をモザイクやボカシなどで隠す
逆に、「自分だけのための加工」はやめておくべきです。顔のパーツの加工などは、就活には不必要かつ自己都合なので、「非常識」と思われる可能性があります。
Q2.中高で撮影した写真を使ってもいい?
回答:おすすめしません。
あなたらしい写真は、大学生になってからの写真を選ぶことをおすすめします。
中高の写真を選ぶと、「大学ではハイライトとなる活動や経験ができなかったのか?」と解釈される可能性があるためです。
ただし、複数枚の提出が求められる場合は「小学校・高校・大学」など、ライフステージに応じた写真を選ぶのもOKです。
Q3.バイト風景など学業以外の写真を使っても平気?
回答:OKです。
ただし、あくまで「就活でアピールすべき印象に繋がる写真」を選ぶようにしましょう。
あなたらしい写真選びの、簡単な考え方は次の3ステップです。
- 1.就活で自分の強みとしてアピールできる「印象」は?
- 2.その中で「志望企業や業界」で特に好まれる印象は?
- 3.その印象をしっかりと伝えられる写真は?
ここで上記の考え方に沿って、1つ微妙な例を挙げてみます。
- 1.就活で自分がアピールしたいのは「元気」や「思いやりの強さ」
- →アピールとして弱い
- 2.志望の職種は「toCの接客業」なので元気が好まれそう
- →職業の解像度が低い
- 3.元気を伝える写真として「テーマパークではしゃいでる写真」を選ぶ
- →元気を伝えるにしても、もっとエピソードとセットで分かりやすい写真があるはず
上記の例も絶対NGとは限りませんが、できるだけ綿密な設計のもとに、写真は選びましょう。
Q4.マスクをつけた写真を提出するのはだめ?
回答:やめておくべきです。
あなたらしい写真には、本人の様子を確認する目的も含まれています。よほどの事情がなければ、顔がわからなくなるマスクの写真はやめておくべきです。
また、「意味のない写真を提出している」と判断される可能性も大いにあるので、やめておきましょう。
Q5.いろんな写真を組み合わせて自分で作るのはあり?
回答:企業からの許可がない限りやめておくべきです。
コラージュ写真をやめておくべき理由
- コラージュした結果写真が見にくくなった
- 勝手な発想で非常識だと判断された
- 間違った画像を添付していると思われた
色々と検討を進めていると、アピールのために写真を組み合わせたいと思うことがあるかもしれませんが、ビシッと1枚で表せる写真を選ぶべきです。
もし適切な写真がない場合は、こちらの方法に沿って、新しく撮影することも検討しましょう。
おわりに
記事のまとめ
- 「サークルやゼミの写真」や「部活やバイトの写真」が多い
- あなたらしい写真は「本人の顔がはっきり見えること」が重要
- 自己PRに繋げられる写真があると尚良い
あなたらしい写真は就活生をよく悩ませるものですが、貴重な就活のアピールのひとつなので、しっかりと検討しましょう。
実際に就活生はサークルやゼミ、部活の写真など、エピソードと絡めて話やすい写真を選ぶことが多いです。
活動中のちょうどよい写真がない場合は、それっぽい写真を新しく撮影することをおすすめします。「人・背景(場所)・服装」の3点に意識を絞ることで、意外と撮影できるものですよ。


















昨今のAI技術は非常に精巧ですが、陰影や彩度、肌の質感などに一定の「AIっぽさ」が出やすいです。