先輩の内定アドバイスは鵜呑みにしたらダメ?その理由とは

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就活と知っとくべきこと
2018年04月08日
考える女性

就活シーズンになると、先輩内定者に就活アドバイスを求めたり、場合によっては大学が内定者セミナーを開催したりすることがあるでしょう。

先輩内定者のありがたいアドバイスですが、実は鵜呑みにしてしまうのは危険が伴うので注意が必要です。

目次

  1. 先輩内定者は内定に至った本当の理由を知らない
  2. 話を盛っている可能性もある
  3. 有益なアドバイスをもらうためには、具体的な情報を聞いてみよう
  4. まとめ

先輩内定者は内定に至った本当の理由を知らない

そもそも、先輩内定者は「企業から何を評価されて内定に至ったか」という正確な理由を知らないケースが大半です。

「エントリーシートの自己PR欄で、刺さるキャッチコピーをつけたから内定できた」「留学経験があれば誰でも内定する」といった意見は一見正しそうですが、本当にそうでしょうか。

基本的に、企業が内定者に内定理由を具体的に伝えることはあまりありません。

そのため、先輩内定者は自分なりに内定をゲットできた理由を考えて、アドバイスしてくれているのです。

とくに「〇〇さえあれば大丈夫」といった極論は眉唾もの。

絶対にそれだけやっていれば内定をゲットできるのであれば、大半の学生が採用されていないと筋が通らなくなってしまいます。

企業の採用担当者は、人間性や相性、自社で活躍している人材のスキルとの相関など、様々な指標から内定者を判断しています。

そのため、先輩内定者は「留学経験があったから」と思っていても、本当は「活躍している人材の能力値に似ていたから」という理由で採用されている可能性だって大いにあるのです。

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話を盛っている可能性もある

「筆記試験対策なんてしなくても大丈夫!」「面接はありのままの自分をみせれば、対策なんて必要ないよ」といったように、先輩内定者が話を盛ってアドバイスしていることもあり得ます。

全く対策せずに内定を勝ち取れる実力者もいるかもしれませんが、そんな人は非常に稀でしょう。

先輩内定者も、後輩の前でかっこいいところを見せたいがために、陰で努力していたにも関わらず「努力なんて必要ない」とアドバイスを送っているかもしれません。

何もかも疑うのも失礼な話ではありますが、先輩内定者のアドバイスは参考程度にとどめておいて、対策が必要ないと言われてもしっかりと選考対策するようにしておきましょう。

有益なアドバイスをもらうためには、具体的な情報を聞いてみよう

先輩内定者から有益なアドバイスをもらうためには、感覚的な情報ではなく、具体的な情報を聞いてみるようにしてください。

例えば、具体的な選考対策の方法などは、一度就活を経験している人だからこそアドバイスできるものです。

履歴書やエントリーシート対策、SPIの勉強、面接対策など、どのように行い何に注意したかといった情報は、自分の就活にもそのまま活かすことができるでしょう。

また、どの就活サイトを活用したか、どういった企業にエントリーしたかといったことも、大いに参考になるはずです。

他にも、選考を受けた企業の社風について聞くのもいいでしょう。

自力で社風を知るためには、合同企業セミナーや個別企業説明会に足しげく通う必要があり、大変時間がかかるものです。

しかし、先輩内定者に選考時の企業の雰囲気や、会社説明会で印象がよかったところなどを聞くことができれば、企業探しや企業研究がやりやすくなります。

そして、企業ごとの選考内容についてヒアリングするのもおすすめします。

選考内容は中々知ることのできない情報で、インターネット上の情報だと不正確な可能性もあり不安を覚えることもあるかと思います。

しかし、実際に選考を経験した先輩の言うことであれば確実な情報で、色々な企業の選考内容について聞くことで、質問への回答を想定しやすくなるでしょう。

このように、企業に関する具体的な情報は、就活を経験した先輩内定者だからこそ知りえる情報で、正確性も間違いありません。

アドバイスをもらうときは、このようなポイントを意識して有益な情報を聞き出すようにしてくださいね。

まとめ

先輩内定者のアドバイスをすべて鵜呑みにするのは危険ですが、具体的な情報や正確な情報はあなたの就活にとってとても役立つものになるはずです。

推測や感覚的なアドバイスは参考程度にとどめて、就活の方法や企業の雰囲気といった情報について具体的に聞くようにしてみてください。

なお、先輩内定者は努力して内定を勝ち取った人なので、リスペクトの心を忘れずに失礼がないようにアドバイスを求めるようにしましょう。