研究志望の学生必見!!見やすい研究概要の4つの工夫

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就活と研究職
2023年02月15日
研究志望の学生必見!!見やすい研究概要の4つの工夫 ◉

もくじ

  1. はじめに
  2. 研究概要を見やすくする4つの工夫
  3. まとめ

1. はじめに

こんにちは。今回は研究職志望の学生であれば必ず書かなければならない研究概要についてお話ししたいと思います。

そもそも研究概要とは、学生時代にどのような研究を行ったかを企業側が知るためのものであるだけでなく、研究内容の凄みを明示し、研究者としての自分の能力をアピールするためのものです。多忙な人事が読み流す限られた時間の中で研究内容を理解させ、自分のセールスポイントをアピールするためには、様々な工夫が求められます

研究概要だって見た目が大切

メラビアンの法則によれば、人の印象は見た目が9割を占めると言われます<参考:『『メラビアンの法則に学ぶ就活は見た目が9割』』)>。研究概要もそれと同様に、手に取った瞬間の第一印象は大切です。なぜならば、多忙な人事は学生一人一人の研究概要をじっくり読み込む時間がないからです。そこで今回は、第一印象で差をつける研究概要を作成することを目標に、パッと見で読みやすい研究概要のレイアウトや書体について解説します。今回取り上げる4つの工夫を通じて、内容以外にもひと手間かけた研究概要を作成できるようになっていただければと思います。

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2. 研究概要を見やすくする4つの工夫

2-1 ページ設定の工夫

ページ設定の工夫

余白はとりすぎると内容が薄い印象を与え、逆になさすぎると読みにくい印象を与えます。文字数と行数の場合も、間をとりすぎるのも、窮屈すぎるのも印象は良くありません。そこで今回私がおすすめするA4紙の設定はこちらです。

余白

上25mm, 下25mm, 右19mm, 左19mm

文字数と行数

46字、38行

理由は、余白を狭め、文字数と行数を増やすことで、なるべく多くのアピールをしたいためです(もちろん、窮屈な印象を与えない程度の余裕を持たせます)。初期設定のままA4縦書きで普通に書いた場合、図やグラフを2枚ほど入れると1ページ当たり600~700字程度の字数制限になります。一度書いてみればわかりますが、これでは短すぎます。研究は、年単位の時間と多大なる労力をかけて作り上げてきたものなので、もっと字数制限を増やし、なるべく多くのアピールをすべきです。上記の設定を施すことで、最低でも1000字くらいの情報を盛り込むことができますよ。

2-2  フォントの工夫

フォントの工夫

日本語の長文を書く時には明朝体、スライドやポスターを作る時にはゴシック体が一般的に推奨されています。長文の英数字にはTimes New RomanやGaramond, Centuryが推奨されています。短文にはArialやCalibriが推奨です。研究概要の場合は、長文と短文の中間的な側面があります。それは、多忙な人事の目を引き付けるステップと、じっくり読んでいただくステップが必要だからです。

そこで私は、研究概要を書く際の日本語には、ゴシック体の中でも特に、『HGPゴシックM』を、英数字には『Times New Roman』をお勧めします。他の書体の場合は、字が若干大きくなって書き込める文字数が減ることや、細すぎたり太すぎたりして見た目が悪くなるなどの問題があるため、お勧めしません。なお、フォントサイズは11ポイントがお勧めです。タイトルは12ポイントか14ポイントが見やすいと思います。

2-3  段落分けの工夫

段落分けの工夫

大学入試の小論文などでもそうですが、全体を3つか4つの段落に区切って書くことで、読み手に取って理解しやすいものになると同時に、全体を見渡してもすっきりとした印象を与えます。研究概要も、内容を段落分けして書くことで、見やすい・読みやすい・わかりやすい文章になります。

具体的には、

  1. 【研究背景】
  2. 【方法】
  3. 【結果・考察】

の3段構成をお勧めします。それぞれのボリュームは、5 : 1 : 10程度が良いと思います。理由は、専門外の人事や面接官にもわかりやすく研究内容を伝えるために、研究背景はやや多めにしたいという点と、主張したいことの核となる結果・考察は、丁寧でわかりやすい文章にし、更に、自分の主張を盛り込む内容にしなければならないという2点が挙げられます。

参考記事

研究概要を通じて人事が知りたい4つのポイントを踏まえ、作成時に注意すべきこと

2-4  強調したい時の工夫

 強調したい時の工夫

研究概要中で協調したい文は、文字の太さと色で目立たせることをお勧めします。具体的には、日本語部分は『HGPゴシックE』で、英数字は『Times New Romanの太字』の設定にし、太く濃く目立たせることを紹介します。中でも特に強調したいことは、更に色つけすることで区別します。これにより、太字ばかりで何を強調したいのかが分からないという事態を避けることができ、自分の主張を明確化することができます。ただし、使用する色は一色にすべきであると考えます(例えば赤や青)。複数の色では、統一感が失われ、どこを強調したいのかが読み手に伝わらないためです。

3. まとめ

今回は研究概要を見やすくする工夫について解説しました。そもそも研究概要に何を書けばいいのかわからないという方は、『研究概要を通じて人事が知りたい4つのポイント』の記事を参考にしていただくとイメージをつかみやすいかもしれません。

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