理系就活生向け!技術面接対策のいろは

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就活と研究職
2023年02月15日
技術面接のいろは

もくじ

  1. はじめに
  2. 技術面接の目的
  3. 技術面接の実際
  4. 技術面接でよく聞かれる質問のポイント
  5. まとめ

1. はじめに

こんにちは。今回は研究職志望の就活生であれば必ず受けることになる『技術面接』について記事を書きたいと思います。

技術面接とは、大学で行う研究内容をスライドや紙媒体の資料を用いて面接官にプレゼンする形式の試験です。私自身の実体験や同期学生の話をまとめると、少なくとも半数以上の企業で技術面接を行っているものと思われます。しかしながら、技術面接に関するweb上の情報は、具体性に欠けるざっくりとしたものが一部あるのみで、必ずしも理系就活生の需要に応えられるものではないと感じました。そこで今回は、研究職を志望して約30の製薬会社の選考を受験した私自身の経験から、技術面説で実際に課された発表形式、聞かれた質問を具体的にお示しし、皆さんの技術面接対策にお役立てできればと思います。

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2. 技術面接の目的

技術面接はそもそも何のために行われるのでしょうか。それは、研究者として活躍するために必要なコミュニケーション能力が備わっているかを見るためです。研究の背景、目的、実験手法、結果そして考察を分かりやすくスライドやレポートにまとめられること、内容を口頭で説明できること、更には面接官の質問に対する受け応えができることをチェックされます。多くの場合、面接官の中には2~3人の研究職の方がいらっしゃいますが、必ずしも専門分野が同じとは限りません。専門外の方にもわかりやすく説明する工夫が求められます。

私の就活経験上、技術面接にはもう一つ重要な目的があると考えています。それは、『時間を守る』ということです。全ての技術面接の場では制限時間を設けられました。人事の方が露骨にストップウォッチを手にし、「あと1分です」などとタイムキーパーを務めることもありました。時間を守るという社会人の基本が備わっていることと、与えられた時間を有効に使って分かりやすい発表ができることを見られていると感じました。時間内に伝えたいことを伝えられるように、しっかり練習しておきましょう。

3. 技術面接の実際

次に、、「実際の技術面接がどのようなものか」を私の経験と同期就活生の体験談から説明します。

■ 紙媒体の資料を持参して説明する形式

紙媒体の資料を面接官の人数分(2~5人分)を持参して、5分程度で研究内容を説明することを求められる場合があります。視覚的にわかりやすい資料が好まれるため、スライド4枚をA4 1枚に印刷した資料か、A3用紙に印刷した研究ポスターを持参することをお勧めします。面接官に直接手渡しする資料のため、上質紙にカラー印刷し、誤字脱字や資料の汚れがないことを確認しましょう。また、できる限り資料は折れ曲げないようにしましょう。

■ パワーポイントのスライドによる発表形式

USBに保存して持参したパワーポイントスライドを用いて発表する形式があります。時間は5~15分が一般的です。分かりやすく説明するためにfigureやtableを多用し、ポインターを使って適切な指示をしながら説明できるように練習しておきましょう。発表者ツールを使うことで、各スライドに原稿を書きこむことができます。使いこなせるようにしておくと便利です。

また、ご自身がお使いのパソコンのメーカーと、企業が提供するプロジェクターの相性が悪い場合もあります。スライドが縦長になったり、画面よりも一回り小さく映し出される場合もあります。画面解像度を適切に調整できるようにしておきましょう。

■ A3用紙にパワーポイントのスライドを印刷する紙芝居形式

A3用紙数枚にスライド一枚を印刷して持参し、面接官に対して紙芝居のように研究概要を発表することを求められる場合もあります。私の場合は3人の面接官に対して説明する形式でした。2~3 m先にいる面接官にも見えるように、大きめのレターやfigure・tableを使用することをお勧めします。

■ 自由形式

時間だけを指定された発表形式を問わない技術面接のスタイルがあります。紙媒体の資料を持参して発表することもできますし、用意されたホワイトボードを使用して発表することもできます。あなたが得意な方法で臨まれることをお勧めしますが、ホワイトボードを使った方が説得力があると、個人的には思います。

4. 技術面接でよく聞かれる質問のポイント

技術面接 ポイント

技術面接では面接官の質問に対する受け答えの出来を見られることは先ほど申しました。研究内容は個人個人で異なりますが、面接官の質問のポイントはある程度絞られていると感じています。それは次の3点です。

■ 研究成果がどのように社会に貢献するかを自分なりに認識しているか

研究職として働く以上は、研究成果の社会貢献は責務です。それを自分の言葉で説明できることを求められます。私の場合は薬学部で新規薬物の有効性に関する研究を行っていましたが、

  • 「毒性はないの?」
  • 「研究が完結したら何が実現できるの?」
  • 「有用性を上げるためにはどうしたらいいと思う?」

などの形で聞かれました。あなたの研究成果はどのような役に立つのかを自分なりに説明できるようにしておきましょう。

● 研究の進歩性・新規性を説明できるか

これまでに誰もやらなかったこと、成し遂げられなかったことをやり遂げるのが研究です。研究の意義や重要性を認識していない学生が、研究職に就くことは難しいと思います。大学で行う研究の多くは基礎研究であり、大学の研究こそ進歩性と新規性にあふれていると思います。一度、客観的な視点に立ち、『自分の研究は何がこれまでと違うのか』ということを問うてみてください。新たな発見をしっかり相手に説明できるようにすることは技術面接を楽しくするコツだと思います。「これまでにあったものの問題点は何?」、「既存のものと比較してどうなの?」などとして聞かれます。

● 自分独自のアイデア、自分にしかできなかったことをアピールできるか

独自の発想で研究が大きく進展した経験があればしっかりアピールするべきです。なぜならば、研究者としてのあなたの能力を証明することができるからです。「あなた独自のアイデアはどこですか?」などと直接的に聞かれることもあります。「研究のブレークスルーになったのはどのポイントですか?」、「この研究のあなたの売りはどこですか?」などの質問も趣旨は変わりません。あなた自身の研究の自慢を説明しましょう。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか。研究職志望の理系学生であれば、必ず受けることになる技術面接について解説しました。

私の個人的な考えでは、技術面接は『楽しんだ者勝ち』だと思います。もちろん初めは緊張もしましたが、度々うなずきながらメモを取る面接官を見るうちに、自分の研究の凄み・面白み・将来性を理解してもらえて嬉しいと思えるようになりました。発表・質疑応答を自分のペースに持っていければ、その後の面接を有利に進めることにもつながります。是非この記事を参考にし、技術面接を楽しめるようになっていただけたら嬉しいです。

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