新聞を読まない圧倒的に効率の良い企業研究のやり方

カテゴリ:志望動機の書き方
ES研究所 2016年02月03日
効率の良い企業研究

もくじ

  1. はじめに
  2. IR(投資家情報)から得られない情報
  3. 大学図書館のデータベースで企業研究
  4. NET証券やYahoo!ファイナンスのニュースで企業研究
  5. まとめ

1. はじめに

このページでは、『IR(投資家情報)使った企業研究のやり方』の中で述べた

  • ■ 中長期経営計画
  • ■ セグメント分析

からは『その企業が他の企業とどこがどう違うのか』を分かるために十分に入手できない情報をどのように効率よく獲得していくかを説明するよ。

ここでは、

企業がスタンスや強みを発揮した事実はどのように効率よく収集すればよいか?

が伝わればOKだよ!

2. IR(投資家情報)から得られない情報

まず、『IR(投資家情報)使った企業研究のやり方』で説明したように、IR(投資家情報)はあくまで投資家向けに情報をまとめもので情報の質や密度、信ぴょう性は極めて高いと言える。

企業が今どんな状況で、

  • ■ どこへ向かっていくのか?
  • ■ 何でそうすることになったのか?

のおおまかな内容は把握できるよね。でも、

  • なぜ、それを独自のスタンスor強み/弱みと言えるのか?(根拠)
  • それらの事実からなにが言えるのか?(So what? / 意味)

という2つの質問に対する答えを、誰が聞いても納得するようなものにするためには、もっと具体的な事実に基づいて自分の考えを展開する必要がある。

もっと具体的な事実とは、

志望する企業がリスクをコストを引き受けて、何かに挑戦した過去の上記の取り組みに対して成果をあげた事例のこと。

「これらの事実に共通するスタンスや強みは何か」を探していくことで、事実に基づいて「志望企業の独自のスタンスや強み/弱み」を理解しに行くことが出来る。

じゃあ、これらの個社別の事例は、どのように収集すれば効率的なんだろうか?

3. 大学図書館のデータベースで企業研究

大学に入学してすぐ、大学ドメインのアドレス(xxxxx@waseda.jpの様なアドレス)を登録し、図書館にIDを登録したと思う。実は、このIDを使って大学が提携している

  • ■ 過去の新聞記事を検索できるサービス
  • ■ 過去の雑誌記事を検索できるサービス

にアクセスすることが出来るんだ。

各データベースで志望企業の企業名や業界名で検索すれば、志望企業過去の新聞や雑誌の記事が一覧で出てくる。あまりにも昔のことを事例としてもってきても、根拠としての妥当性を損ねてしまうので、直近10年ぐらいの記事から、「その企業の特徴的な違い」を分かるための情報を収集すると良い。

参考までに早稲田大学の大学図書館が提携している過去の新聞を検索するためのサービスだけでもこんなにある。

【早稲田大学が提携している新聞DB一覧】

  • 聞蔵IIビジュアル [朝日新聞社]
  • ヨミダス歴史館 [読売新聞社]
  • 日経テレコン21 [日本経済新聞社]
  • 毎索(毎日新聞オンライン) [毎日新聞社]
  • Library PressDisplay
  • Factiva.com [ProQuest]
  • ProQuest Newspapers [ProQuest]
  • lexis.com [LexisNexis]
  • 中国重要新聞データベース(CCND)
  • The Times Digital Archive
  • British Newspapers 1600-1900
  • JIJI-WEB 統合版 [時事通信社]

出典: 早稲田大学 図書館

中でも、日経新聞の過去記事を検索・閲覧できる『日経テレコン』は企業研究に重宝する。本来、日経テレコンは基本料金が8400円で、これに加えて、利用した分だけ使用料が加算される。これを大学生なら無料で使うことが出来るのだから、使わない手はないよね。自分の大学で日経テレコンを企業研究に使えるかどうかはコチラから確認して欲しい。※リンク先に掲載がない大学でも使えることがあるので大学図書館に確認を。

《大学が日経テレコンと提携していない場合》

もし自分の通う大学が日経テレコンと提携していないときは、日経テレコンと提携している大学に通う友人にアカウントを貸してもらうのが一番早いと思う。万が一、日経テレコンと提携した大学に通う友達がいなくても、証券会社の口座を開設(無料かつノーリスク)することで、無料で使うことが出来るよ。証券業界を志望する学生は一度証券会社の支店にいって業界研究・企業研究の一環として口座を作ってみるのも勉強になるかもね。

日経テレコンが無料で使える証券会社】

大和証券
→利用申し込みのみでOK
楽天証券
→諸条件あり
丸三証券
→口座開設のみでOK

4. NET証券やYahoo!ファイナンスのニュースで企業研究

大学での新聞検索や日経テレコンは過去の膨大な情報から、志望企業に関連する必要な情報を合理的に抽出するのに使える。他に、もっとスピーディに情報を獲得する方法としてNET証券のニュースやYahoo!ファイナンスのニュースを活用する方法があるよ。無料で四季報を見ることも出来る。

証券会社で企業研究

出典: 『楽天証券』

証券口座を開設後、

  • 1. ログイン
  • 2. 国内株式
  • 3. ニュース
  • 4. ニュース検索
  • 5. 企業名or銘柄コード(株の番号)で検索

すれば、その企業にまつわるweb上のニュースや、専門家の分析を無料で読むことが出来る。投資家のための情報なので、専門用語や、経済指標などが途中で盛り込まれることはあるけど、志望する企業が最近どんなことをしていて、志望する企業に最近どんなことがあったのかを知ることが出来る。リスクはなくコストもかからないので、積極的に利用することをすすめるよ。

3-3. プレスリリースサイトを使って企業研究をする

プレスリリースサイトを使って情報収集をすることも出来る。

新聞やwebニュースを使った企業研究に加えて、プレスリリースサイトを通じて企業の情報を集めることも出来る。

プレスリリースとは

プレスリリースとは報道機関・マスコミといった媒体社向けに告知する広報的手法です。一般的には新商品リリースなど新しいことをはじめたことを媒体に伝えるために使用します。

webマーケティング論

プレスリリースは、企業がテレビや雑誌等の大衆向けのメディアに取り上げてもらい、新しい商品や取り組みの認知を獲得するのが目的だよ。従って、企業にとって不都合な情報はIRには掲載されても、PRされることは無い。だけど、企業があえてPRをするのは、「世の中の人に知ってもらいたい、自慢できること」だから、志望企業がどんな企業なのかを分かるためには、知っておくにこしたことはないよね。
代表的なプレスリリースサイトとしては『PR TIMES』等があるので、定期的に情報を取りに行こう。

プレスリリースで企業研究

出典: 『PR TIMES』のトップページ

4. まとめ

どうだったかな。ここでは、

  • 志望する企業が大切にしているスタンス
  • 志望する企業の強みと弱み

を分かるために必要な情報を、効率よく取りに行くために、

  1. IRを使う
  2. 新聞DBを使う
  3. 証券口座のニュースを使う
  4. プレスリリースを使う

具体的な方法について説明しました。

ただ、覚えていて欲しいのは、「私はこんなに御社のことを勉強してきました!」というアピールをしても内定には1ミリも近づかないということ。採用担当者が知りたいのは「目の前の就活生がいかに自社のことを知ってくれているか(知るために自己犠牲を払ってきたか)」ではなく、「目の前の就活生がどんなスタンスを持ち、他の就活生に対してどこがどれぐらい優秀なのか」ということ。

だから、あくまで、これらの事実を根拠として「こういう事実があるから、御社はこんな会社だと言える。自分はこんな人間で、御社はこんな会社だから、自分は御社の業績に貢献しながら成長できると考えて志望している。」という形で自分の考えを伝えないと意味が無いから、気をつけて欲しい。

ただ、自分の考えを誰が聞いても納得のいく内容に磨きこみ、伝えきるためには、やっぱりこうした効率のよい企業研究、事実収集は必要になるので、しっかり実践しよう。