GDでタイムキーパーでもリーダーより高い評価を得る方法

カテゴリ:GD対策
ES研究所 2016年03月14日
グループディスカッションのタイムキーパーの役割

もくじ

  1. はじめに
  2. タイムキーパーという役割の重要性
  3. タイムキーパーの役割とは
  4. タイムキーパーのやるべき3つのこと
  5. まとめ

1.はじめに

このページでは、グループディスカッションでは地味だが、実は重要な役割である
『グループディスカッションでのタイムキーパーの役割』
について解説する。

ここでは

  • 『GDでのタイムキーパーの役割は何か?』
  • 『GDでのタイムキーパーの役割はどう果たせば良いか?』

を理解してくれればOKだ。

2.GDでのタイムキーパーの役割の重要性

グループディスカッションにおいてはリーダー>書記>タイムキーパーという役割に対しての暗黙の序列が生じ、タイムキーパーの役割は軽視されがちだ。しかし、『グループディスカッションにおけるリーダーの役割』で伝えたように、

『何の役割についたか』

ではなく

『ついた役割を通じてどう議論に貢献したか』

の観点から、グループディスカッションにおける評価はなされる。

従って、自らの強みを最も発揮できるのがタイムキーパーという役割であれば、その役割を積極的に獲得し、果たすことで議論に貢献すればいい。その場の流れで意図せずタイムキーパーの役割についてしまった時も、悲観する必要はない。粛々と下記に説明する役割をこなすことで議論に貢献し、自らの評価を勝ち得ていけば良いだけだ。

3.タイムキーパーの役割とは

タイムキーパーはひとえに、グループディスカッションの成功条件である

  • 1.有限な時間内に
  • 2.参加者全員が合意する
  • 3.説得力のある結論を導く

のうち、『1.有限な時間内に』という条件を満たすために、存在する

グループディスカッションにおいて最優先される絶対的指標は『時間』だ。時間だけはあらゆる努力をもってしても増減させることは出来ない。かつ、なぜなら、全ての仕事には期限が存在し、ビジネスにおいては『いかに高品質な仕事も、時間内に終わらなければ無価値』となる。

従って、グループディスカッションも

  • 『残っているなすべき議論何か?』
  • ではなく
  • 『残っている時間はどれぐらいか?』

という観点の下に遂行される。

この”絶対的な指標である時間をチームの議論にしっかりと落としこむこと”がタイムキーパーの果たすべき機能である。

4.タイムキーパーが果たすべき3つの行動

タイムキーパーが議論に時間を守らせるという役割を執行する上で、行うべきことは、

  • 1.時間分配の計画に積極的に提案する
  • 2.計画遵守のため時間と残タスクのアナウンス
  • 3.計画から逸脱した時の軌道修正

の3つである。

1. 時間分配の計画に積極的に提案する

『グループディスカッションの進め方』で述べたように、“有限な時間内に”という絶対的な制約があるため、議論の冒頭には必ず「時間配分の計画」が行われる。時間という絶対的な指標に関する責任者であるタイムキーパーは、この時間配分の計画に対して誰よりも積極的に提案を行い、チームのメンバーに周知させなければならない。

2. 計画遵守のため時間と残タスクのアナウンス

計画するだけなら小学生でも出来る。計画は計画通りに物事が遂行されてはじめて価値を持つ。そこで、タイムキーパーは一連の議論が当初定めた計画通りに運営されるように務めなければならない。

計画通りに議論が運営されるためには

  • ■ 今の工程の残されている時間はあと何分か?
  • ■ 今の工程の残されているタスクは何か?

をアナウンスする必要がある。具体的には、

『あと◯ 分で、■■と△△ に対して結論を導く必要があります。』

といったフレーズによって周知を行う。その事実を踏まえて、どうすべきかはその後リーダーを中心に、チームで合意に至れば良い。『残時間』という絶対的な指標に基づいて議論を行うために、残時間と残タスクを適宜、議論を反映させるのがタイムキーパーの仕事だ。

3. 計画から逸脱した時の軌道修正

それでも計画は必要だが、物事は絶対に計画通りにすすまない。計画から逸脱した際に、計画を再び機能させるためには『軌道修正』が必要となる。残時間と残タスクを考慮し、『残された時間が◯ ◯ 分だから』という観点から、議論の進め方に対してタイムキーパーは提案を行わなければならない。具体的には

■ 計画よりも早く進んでいる
→あまった時間を何の作業に費やすべきかを提案する。
■ 計画に対して進捗が遅れている
→残った議論すべきことのうち、何を議論し、何を議論しないかを提案する。ただし、時間のなさを理由に議論し尽くすべき論点を軽視すると本末転倒な議論となってしまうので注意

となる。

「あと時間が◯ ◯ 分あるので、今の『なぜ■■するのか?』という議論に加え、『△△ とは何か?』という点についても議論しませんか?」

といったフレーズで、タイムキーパーは残時間の観点から議論に対し軌道修正を提案することが求められる。

まとめ

いかがだったろうか。グループディスカッションにおけるタイムキーパーの役割についてまとめておく。

【GDにおけるタイムキーパーの役割】

“役割=絶対的な指標である時間をチームの議論にしっかりと落としこむこと”この役割を果たす
ためにタイムキーパーが行うべきことは、以下の3つ。

1.時間分配の計画に積極的に提案する
→適切な時間の使い方(計画)を考える
2.計画遵守のため時間と残タスクのアナウンス
→チームに計画を守らせる
3.計画から逸脱した時の軌道修正
→計画をもとに、議論の時間の使い方を再計画する

繰り返しになるが、評価基準は
『何の役割を引き受けるか』ではなく
『役割を通じて議論に貢献できるか』となる。
グループディスカッションのタイムキーパーの役割を十分に理解し、淡々と遂行することが必然的に高いグループディスカッションの通過率につながる。