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MARCH理系学部卒で商社に2社内定した私が後輩就活生に伝えたいこと

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就活を終えた先輩から後輩へ
2024年07月02日
MARCH理系卒で商社志望の私が後輩就活生に伝えたいこと

もくじ

  1. はじめに
  2. 就活前に考えていたこと
  3. 就活解禁後 −説明会−
  4. 就活解禁後 −ES・面接−
  5. 就活でやって良かったこと。やるべきだと後悔したこと
  6. 最後に

1. はじめに

こんにちは。今回は私が就職活動を通じて感じたこと、行ったことを伝えたいと思います。まずは私の簡単な自己紹介をします。 私のスペックは以下の通りです。

  • ・MARCH理系学部生
  • ・サークルでは幹事長を務め、部員をまとめる役割を担う
  • ・バイトは予備校チューターを3年間継続
  • ・TOEIC未受験
  • ・留学経験なし
  • ・インターンは1dayに1回参加のみ

私は最終的に専門商社2社、大手香料メーカー1社から内定を頂くことができました。私が経験した就活を振り返り、この体験談をこれから就活に臨む人たちの少しでも役に立てればと思います。

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2. 就活前に考えていたこと

就活に対して、具体的な対策は分からないけれど、内定は取れるだろうという根拠のない自信を持っていました。また業界についても、私は食べることが好きで、大学は食品について学べる学部学科を選びました。そのため、「学んできたことも活かせそうだし、食品業界を受けよう!」という安直な理由で業界を選びました。

食品業界のESはこちら

3. 就活解禁後 −説明会−

3月になり企業の説明会が始まり、希望していた食品企業の説明を受ける仕事内容について、自分の中でしっくり来ないものを感じました。

この原因を探るため、学内説明会を通じて他業界の企業見て、そこで働いている人の話を聞くことで、自分のやりたい仕事やなりたい姿はどんなことなのかを考え直しました。これを通じて、私は「成長し続け、新しいことにチャレンジし続けられる人間」でありたいと思いました。そこからこれを満たすことができる環境・スキル・経験とは何かを考え、これらを満たすことができる企業、業界を選ぶことにしました。

志望する業界について、理系の特に学部生の中には、自分が学んでいる分野に固執しすぎて、視野が狭まってしまっている人が周りに数多く見られました。本当に「自分がやりたいこと、ありたい姿」がその業界にある人はいいのですが、ただ「学んできたから、なんとなく好きだから」という理由だけで業界を絞ってしまうのは少し勿体ないようにも思えました。

4. 就活解禁後 −ES・面接−

◆ ES

私は最終的にESを約50社提出しました。数多くの企業にESを出し続けることのメリットとして、以下の2つがあると感じました。

  • (1) 数多くのESを出し続けることで面接の機会が増え、頻出の質問である自己PRや志望動機などに自信をもって答えることができるようになりました。
  • (2) 選考が思うように進まない時期でも、持ち駒を減らすことなく精神的にも安定して次の選考に臨むことができました。

◆ 面接

私はあがり症であったため、面接で話すときに緊張により、話し方がたどたどしくなり内容を上手く相手に伝えられない。最悪の場合、頭が真っ白になってしまい話すことが出てこなくなったことがあります。これを解消するために私は次の2点を行いました。

(1) 自己PRを1分間で話す練習です。
面接序盤では必ずと言っていいほど聞かれる自己PRの内容を1分間で話す練習を毎日行いました。これによって、緊張しても口を開けば話せるようにしました。
(2) 自己PRの想定問答集
自己PRの内容から、想定される質問を書き出し、その質問に対する答えをまとめました。あらかじめ想定される質問の回答を考えておくことにより、本番の面接で想定質問を練習通りに答えることにより自然と緊張も和らぎます。緊張のない普段の状態を保つことにより、想定外の質問にも落ち着いて回答することができ、面接の通過率を上げることに繋がったと思います。

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5. 就活でやって良かったこと。やるべきだと後悔したこと

◆ 就活でやって良かったこと

• 自己PRのテンプレート化

これは非常に役に立ちました。このテンプレートを200字から800字まで100字刻みで準備したことによって、短時間で多くのESを提出することができました。私はバイト、サークル、研究室の3つのネタを用意しました。

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• 企業で自分が働くことのイメージを描く

企業の説明会やHP、OB・OGなどの情報から、その企業で自分が働くイメージを具体化しました。

これにより、自分がその企業に入社したらどんなメリットがあるか、どんなことを行いたいかという質問に対しても答えることができるようになりました。また、これにより自然と働く上で気になることを逆質問の内容とし、より深い企業理解をすることができました。

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• 多人数での面接練習

自分の面接練習の回数を増やすことで、より話す内容を洗練させていきました。またそれだけでなく、面接が上手な人の面接を観察することにより、相手にわかりやすい伝え方や表現方法などを勉強する良い機会になりました。

《記事集》面接対策の仕方

◆ 就活でやるべきだと後悔したこと

• 早めの自己分析

面接等を通して最終的には自分がやりたいこと、ありたい姿というものが明確になりましたが、始めの頃の選考では上手く答えられないということが何回かあり、勿体無いことをしました。そのため、就活が解禁するまでに、友人や先輩、家族に自分は“どんな人間なのか”ということを聞くことで、自分だけでは分からない自分を認識することが重要だと感じました。また、ESや面接で質問されることから逆算して自己分析を行うのも一つの手段として有効です。

自己PRと学生時代頑張ったことについて面接で聞かれる14の質問

• 厳密なスケジュール管理

4月や5月は面接とESの締め切りが1日に4つや5つ重なることもしばしばありました。ESの締め切りは企業によって異なり、その日の23:59までが期限のものがほとんどなのですが、中には15:00までや12:00まで、朝の8:00までなんていうものもありました。(結局、朝8:00のESは提出することができませんでした….。)なのでESの締め切りは提出日だけでなく、時間までしっかりと管理するようにしましょう。

6. 最後に

最終的に自分の専攻分野とは全く異なった商社から内定をいただくことができました。はじめに記載した通り私は特に英語が得意であったわけではありません。そんな私でも商社から内定が取れたのですから、

  • 「英語ができないから…」
  • 「留学とかしたことないし…」
  • 「扱っている商材が自分の専攻とはかけ離れてるから受けるのをやめよう。」

などというネガティブな思い込みだけで、自分のやりたいことやありたい姿を目指せる環境へのチャレンジを自ら諦めないようにして欲しいと思います。

新卒の就職活動というのは、人生の中で一度しかありません。就職活動が終わってから、「あの時、もっと違う業界も受けていれば…。」「自分のやりたいことにもっと向き合って考えるべきだった…。」などという後悔をしないように精一杯自分と向き合って、本当にやりたいこと・ありたい姿を見つけられるように頑張ってください!

自分と向き合うことは、これまであまり経験したことがないことや正解が1つでないことなどを理由にとても困難なことだと思います。
しかし、就職活動を通じて、多くの社会人の方や就活生と出会い、話を聞き、真正面から自分の人生や仕事について考え、とても成長できた貴重な機会だと思いました。ですので、前向きに自分自身について考えてみて下さい。

就職活動は辛い時の方が長いです。そんな時には、友人、家族、恋人、先輩、後輩、バイト先の人々等と話をしたり、飲みや遊びに行ったりと息抜きを上手く織り交ぜるとモチベーションを保つことができますよ。ただし、遊びはほどほどに。

拙い文章でしたが、少しでも今後の就活の役に立てれば幸いです。末筆ながら、皆さんの就職活動のご健闘を心からお祈り申し上げます。